見出し画像

【漫画鑑賞#1.1】ワールドトリガー第1巻

こんにちは。この漫画鑑賞では特定の漫画を読破し、受けた感銘や今後のワクワクを記述する方針で記事を作成しようと思っています。映画随筆シリーズとは異なり、大きく作品に踏み込んで文章を展開する予定でいるため、ネタバレには要注意です。

さて、今回は葦原大介先生の『ワールドトリガー』第1巻について、書いていきたいと思います。一旦最新巻に追いつくまでは、ワールドトリガーを追っていこうと思いますので、乞うご期待ください。
第一巻ということで重要なのが、設定と惹きつけですが、設定は結構わかりやすいながらも、今後にいろいろ展開できそうな興味深い内容であると思いました。シチュエーションとしては怪獣8号に類似して、日本の都市を襲うネイパーvsそれを守る人ボーダーという構図で、しかしネイパー側の世界から来た少年がボーダーであるオサムと行動を共にするという、これまた怪獣8号や進撃の巨人のような、界隈横断展開で面白くなりそうです。
また、トリトンという設定がナルトのチャクラや呪術廻戦の呪力だったりと、名作にたびたび登場する概念に類似していることからも、面白い能力バトルがみられるとも期待します。本巻では、空閑が自身のトリトン量を見せるけるかの如く、オサムが苦戦した相手にものの数発で倒すシーンがあり、このトリトンが大事な要素になることが分かりました。また空閑の戦い方も特徴的で、自身に必要な能力を文字起こしして、その能力が付随するタイプの戦闘をしていて、スマブラのシュルクを思い出しました。いろんな組み合わせもありそうですし、なにより戦闘の描写も結構派手なので今後どのような敵とどのように戦うのか、楽しみです。
次点で、この巻で強調されているのが登場人物たちのキャラの違いだと考えており、例えばオサムは正義感は強いが平和主義な側面がある一方で、空閑は言いたいことをはっきりと、そして時には強い圧力で言い放つきらいがあります。オサムは冷静に見えてだいぶジャンプ系主人公寄りの精神を有しているため、この二人の相互作用も今後のストーリーに一展開もたらしうると感じました。他にも、嵐山隊の個性的な面々もキャラが立っていて、どのような位置づけになってくるのか、興味が湧きました。
全体を通してわかりやすく、いきなり衝撃展開を持ってくる奇を衒った感じではなかったため、第一巻で大きく感情が揺さぶられることはなかったですが、諸々設定がきちんと用意されていて、どのように活かしていくのかという観点で第二巻に突入しようと思っています。

第一巻ということもあって、漠然としたコメントになってしまいました。2巻以降は、具体的にどこに痺れたか、どのような描写がうまかった、どういう点が楽しみか等を記述したいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?