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映画「仄暗い水の底から」を見た話

映画「仄暗い水の底から」を見た話

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TELASAでロンハーばかり見ていたら、本映画も見れる事が分かり早速再生。雨が降っていて出掛けられずそのまま夜になり見始めたんですが、雨や水と密接な映画だったので妙な臨場感が。原作を本で読んだ事があったんですが、それも遠い昔でうろ覚え。ただ強烈に怖かった記憶もなく、静かに怖い内容だった印象はありました。

2002年公開の古い映画ですのでもうネタバレも何もあったもんじゃないと思いますが、映画の内容としてそこに書かれているのは主に「母の愛」でした。それらを読んでも見つからない、私が感じた感想は「ホラーに加えてサイコメトリー映画じゃないの?」でした。しかしそうやって考察しているサイトは見つかりませんでした。

かーちゃんサイコメトラーじゃん!

赤いカバンが屋上で見つかる事と、水道から髪の毛が出てくる事で、貯水槽に何かあるのではと考えが結びつくのは分かります。行方不明になった少女の失踪日と貯水槽の点検日が同じだった事で、さらに貯水槽で何か起こっているのではと確信していく事も理解できます。ただ、実娘の幼稚園カバンの中から登場した捨てたはずの赤いカバンを手にした母は、そこから行方不明になった少女の映像を脳裏に感じ取ります。それって特殊能力ではないでしょうか。母の無償の愛があれば映像も感じ取れるの?そんなバカな。

かーちゃんにサイコメトリー能力芽生えてるじゃん?

行方不明になった少女と貯水槽の点検日が同じことに気づく人は他に居なかったのでしょうか。住んでいるマンションで起こったイベント的には大きい変化だと思うので警察が気付いても良さそうな気もしましたが、でも行方不明になった場所が分からなければ見過ごされちゃうのかな。ちょっとそこに強引さを感じました、警察もそこまで無能でないのでは!?と。

離婚調停という精神的負荷のかかった母が、実娘を守りたいと強く願った結果精神が研ぎ澄まされ、行方不明になった少女が見えるようになった。実娘が行方不明になった少女によってあの世へ招き入れられそうになっていると感じ、実娘を現実世界で守るために行方不明になった少女の母となることで成仏へ導いた。映画の内容としてはこんなところでしょうか。

ずーっと心が重たくなるシーンが多い映画ですが、実娘が成長し10年後のシーンが最後に描かれています。高校生の実娘が天国の母に会えたような気がした、というシーンで終わりますが娘の成長を見れて母も成仏できたのかなと思わせてくれました。ただうーん、そうですね、快晴!みたいな明るい映像は最後まで無い映画です。

リングらせんコンビ(鈴木光司&中田秀夫)の映画なので本映画を見ましたが、なんというか私たちに反省点を残してくれなくて残念でした。リングで言えば、第六感を持っている貞子親子をわざわざマスコミで取り上げておいて罵ったりした事が恨みのそもそもですのでそーゆうの良くないって反省点があったり。らせんでは死んでしまった息子を愛しているからという理由で蘇らせて本当にいいのか?倫理観どうなってんの?っていう課題を与えてもらったと思います。

では本映画は?それが探せませんでした。離婚も必要な選択だろうし。強いて言うなら子供に淋しい想いをさせないであげて!とかですかね。行方不明になった少女に関して言えば、少女から目を離したから貯水槽工事現場に足を踏み入れたわけですしね。うーんこの解釈でいいのかな?


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紙データをデジタル化する事がとてもすきです