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Vol.1 自由な発想とアイデアが、まちの可能性を引き出す②

やってみたいを見つける・創業を応援する
『まちの空想倶楽部』
3/12(土)のワークショップ内容のレポートです。

〜第1回まち歩きワークショップ船町•本通り編〜

〇知らなかった「まちの姿」が見えてくる

その盛り上がりのまま、メインのまち歩きへと移りました。
スタート地点は「ふなまちベイガーデン」。船町商店街のアーケード入り口にある、人工芝が敷かれた屋外広場です。

この場所の管理運営は、株式会社フューレックさん。福山市で娯楽施設などの運営をする地元企業で、事業推進室の藤本さんは、専門人材としてワークショップのメンターの役割も務めています。

藤本さん曰く、ここでイベントをしたり、普段からも自由に使えるようガーデンテーブルやチェアを置いたりしていたのが、コロナの影響もあり、現在は空き地状態になってしまっているとのことでした。

「ここも、ある意味遊休不動産です。みなさんから、アイデアをもらえたら」(藤本さん)
「まずは自由に考えてみましよう。例えば、芝生を活かしてドッグランとか。」(谷田さん)
そうすると、参加者からは早速、「壁に映画をうつしたらいいんじゃない?」「マルシェがやりたい」などの声が上がりました。

今回歩くコースは、このふなまちベイガーデンから、南下して左回りに船町エリアをぐるりと一周し、本通りを通って、後半のワークの会場である、コミュニティカフェ「umbrella」を目指します。

コースの途中、一行は「宮の小路公園」で再び集合しました。樹木に囲まれ、ブランコや滑り台などがある、少し広めの公園です。
「公園はアイデアを考えやすい場所だと思うので、少しチー厶でディスカッションしてみましょう」と谷田さん。

公園は誰もが使える公共のオープンスペースで、地域にとっても重要な場所。
一方で、行政の管理の元にあり手続きや公共性などの面で、文字通り「誰もが自由に」使うのは難しいのが実情です。

「もし公園を自由に使えたら」

規制のことはいったん考えず、宮の小路公園を題材に公園の可能性について各チー厶内で意見を出し合っていました。

その他にもコースの所々で、谷田さんから考えるヒントとなるコメントが入ってきます。
「ここの看板跡、何かに使えそう」「公園の柵が一部なくなって建物と繋がっている」「建物のデザインが印象的だよね」「ここ空き店舗だそうです」などなど。

こういった視点を教えてもらうことで、徐々に自由な発想でまちを見始める参加者たち。
一人一人目の付け所も違うので、参加者同士の会話の中で、「そんな見方をしたことなかった」「その発想面白いね」など、各々発見があり、アイデア出しも活発になっていきます。

具体的に起業を考えている参加者もおり、「ここ使えそうじゃない?」とアドバイスし合う姿も。「こうだったら」を想像しながら歩くことで、普段見慣れたまちの新たな一面がみえると、皆まち歩きを楽しんでいました。


次回は、vol.1-③
まち歩きで出たアイデアを、イラスト化し発表します。

主催:福山市
受託事業者:株式会社umika
協力:中心市街地ネットワーク
テキスト:箱田あき
フォト:足立翔太郎/Unsquare

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