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Vol.1 自由な発想とアイデアが、まちの可能性を引き出す①

やってみたいを見つける・創業を応援する
『まちの空想倶楽部』
3/12(土)のワークショップ内容のレポートです。

〜第1回まち歩きワークショップ船町•本通り編〜

新幹線のぞみの停車駅があり、尾道をはじめ、瀬戸内の島々や備後地域への玄関ロとなっている福山市。
一方で、駅周辺の空き店舗・空き地の増加と駐車場化といった課題も。そういった現状から、福山市では2018年より駅周辺エリアの価値向上を目的に「リノベーションまちづくり」が進められてきました。

そんな中、中心市街地の遊休不動産を活用し、継続的にまちづくりに関わる人材育成を目的とした「リノベーションまちづくり人材育成事業」の一環として、イベントが開催されました。

その名も「まちの空想倶楽部」。
福山で「何かやってみたい」「いつか起業したい」など「やってみたい」気持ちを育てることが目的です。

このイベントは
〇すでに起業やイベント企画運営の実績を持つ実践者からノウハウを学ぶ座学(全3回)
〇まちを歩き、「この場所がこんなだったら」という空想をイラスト化し、みんなで理想のまちについて話そうというワークショップ(全2回)
の2本立て。

この記事では、ワークショップの内容を第1回・2回目の2回に分けてレポートしていきます。

ワークショップには、両日とも約20人の参加がありました。都市計画を学ぶ学生や、起業したい・店舗を持ちたいと考える人、福山駅前まちづくりの行政担当者など、年齢や職業、バックグラウンドはさまざま。

目的は違えど、「まちに関わること」をキーワードに集まった参加者たちが、ワークショップを通して、対象エリアを題材に各人の頭の中にある”理想のまち”を共有できたことで、エリアの個性にそれぞれの「やりたい」が合わさったプロジェクトが誕生しました。


〇漠然とした自分の「やってみたい」を、もう少し考えてみる

とても天気の良い土曜日の昼。会場に集まった参加者たちは、3チー厶に別れテーブルへ。
ムーディーな会場の雰囲気も合わさって、やや緊張気味な空気の中「まちの空想倶楽部」の受託事業者・株式会社umikaの谷田さんの主旨説明からスタートしました。

このワークショップは、「やってみたい」という漠然とした気持ちを、もう少し掘り下げること、実際の建物や場所に落とし込んでみることで、その実現を少しずつ形にしていく過程を経験してもらうことを目的としています。

谷田さん日く「やってみたい」は「興味があること」「得意なこと」「好きなこと」の3つに分解でき、その中でも「得意なことが、まちに関わるきっかけとして大事な要素になる」とのこと。

参加者は、事前ワークとしてこの3 つをあらかじめ考えてきており、まずは、チー厶ごとに自己紹介と各自の「やってみたい」の共有をしました。
すると、趣味や好きなものが共通していたり、逆に「そうなんだ!」という発見をもらえたり。緊張気味だった空気は徐々に和んでいきました。

各チー厶には、メンターとして福山で事業をしている専門人材が2 人ずつ配置されていて、彼らのリードもあり、会場はすぐに賑やかな声に包まれました。

ちなみに、わたしが聞かせてもらったチー厶では、「今サウナが熱い!」という話題で盛り上がりましたよ。

次回は、vol.1-②
いよいよ、メインのまち歩きへと移ります。

主催:福山市
受託事業者:株式会社umika
協力:中心市街地ネットワーク
テキスト:箱田あき
フォト:足立翔太郎/Unsquare

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