純烈さんから始まる「スーパー銭湯」わりと深いかもしれない物語

「スーパー銭湯」アイドル純烈が大変なことになってますが、僕ら「スーパー銭湯」側にいる人間にとってはテレビやメディアで露出する度に違和感を感じているのです。

いやいや、あんたまたOFRみたいにパクるのやろ!って言われそうですが、そういう話ではなく、実は我々業界の歴史に関わる話なんです。

純烈さんは「スーパー銭湯アイドル」ではなく、「健康ランドアイドル」なんです。

そんなんどどでもええわ!

という方はここまでにしてください。世の中のほとんどの方にとって、いや我々業界にとってもそんなに大した話ではないかもしれない。

ただ私が感じる違和感にこそ、この業界の先輩達の闘いがあり、今があるわけなのです。

先ほど申し上げた「スーパー銭湯アイドル」ではなく、「健康ランドアイドル」だぞ!という話、テレビでは純烈さんがライヴを「スーパー銭湯の」ステージでおこなっていると報道されていますが、大概ステージがあるのは「健康ランド」なんです。

え?何が違うの?

ステージがあるかないかだけ?

歴史が違うのです。

簡単に物語をまとめますと、

銭湯があり、ただ湯上がりにゆっくりしたい。なんなら何か食べたい。ならば、施設大きくして、風呂充実・マッサージ・飲食・仮眠のスペース設けて、駐車場あり、入浴料でなく入館料2000円くらいにして、タオルとか無料にして、1日ゆっくりしてってください。演劇とか歌謡ショー見ながら食事したりお茶してってねー!

というのが「健康ランド」なんです。

「健康ランド」を見て、逆の発想から生まれたのが「スーパー銭湯」

いやいや、ちょっと充実した風呂場は魅力だけど、そんなに長い時間滞在しないし、2000円も払えないわ。

という方の為に風呂は充実したまま、駐車場は残し、仮眠施設と大広間とステージをバッサリと無くして、飲食も簡単なメニューだけの小さなスペースで、マッサージは残して、銭湯に近い価格で「入浴料」で始まったんですね。

でも、スーパー銭湯が進化するにつれ、入館料になり、飲食スペースも大きくなり、仮眠スペースもできたりして、「スーパー銭湯」か巨大化して「健康ランド」に戻ってきているのが現状なんです。

純烈さんがライヴをしていたのは、いわゆる健康ランド(店名もそうですが)で、スーパー銭湯ではないのです。

そもそも法律上は「その他 公衆浴場」という、どうも未だに業態として認知してくれないみたいです。

純烈さんきっかけで書かせてくれましたが、スーパー銭湯だって言葉が認知される前は、メディアに健康ランドと紹介されていましたが、今は「スーパー銭湯」という言葉が社会的に認知されている証なんです。

純烈さん頑張ってください!


#スーパー銭湯 #健康ランド #公衆浴場 #スーパー銭湯アイドル









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