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人生リブート指南(36)案ずるより「張る」が易かった、という意外な事実

超都心のマンションから非都会の一戸建てに引っ越したわけですからね、「人生初めての体験」はそりゃ色々とあるわけですよ。
そのひとつが「網戸の張り替え」でした。

ウチの網戸はほぼ全てが破れてデロデロな状態だったんで「いずれ張り替えねばな」と思ってはいたんですが、何しろ過去に一度もやったことがないので、重い腰がなかなか上がらなかったんです。
業者に依頼すると1枚につき数千円も請求されるようなんで、「さぞ専門的な技術が要る難しい作業なんだろう」という気がしていて、それも心的ハードルを高める一因でしたね。

ところが先日、コロナワクチンの第一回目を接種し、その翌日と翌々日を「副反応があった場合の休息日」として開けておいたんですが、翌日も翌々日も体調は全くなんでもない。
頭痛もしないし倦怠感とかも全然ないんです。
だから時間が余ってしまって退屈で仕方なくなった。
ということで予定を変えて、摂取翌々日を急遽「網戸張り替え日」にしたのでした。

近所のホームセンター100均で必要な道具(網、網押さえゴム、専用ローラー、専用カッター、大型クリップ)を買ってきて、いざ挑戦。
ボロボロの網と古いゴムを外し、新しい網をあててクリップで留めて、専用ローラーで新たしいゴムを押し込んでいく。あとははみ出した網を専用カッターで切ったら終わりです。
あまりの呆気なさに「なんだこれ」な気分でした。
まさに案ずるより「張る」が易し、という感じです。

私のような素人が張り替えをする際に重要な事は「プロ並みの出来栄えを求めない」ということですね。
ところどころ網がダボついてる部分もありますが、そんなことを気にしてはいけない。
要は「外からの虫の侵入を防ぐ」ことさえできればいいんですから、ちょっとぐらい見栄えが悪くたってノープロブレムですよ。
そこさえ気にしなければ網戸張りは簡単にできる。

家中の網戸を張り替えて、わが家は非常に快適な夏を迎えています。
何か困ったことがあるとすれば、「私が張り替え作業にハマってしまった事」でしょうか。
張り替えたくてウズウズしてるのに、張り替えるべき網戸がもうない・・・。
最近では散歩中に破れた網戸を見かけると「あぁ、あれを張り替えたい・・・俺に張り替えさせてくれぇぇ・・・」と呻いているのでした。

画題「網戸張りにも禁断症状があったなんて!」

網戸


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