『HEPユーザーの声』帰宅時は玄関でHEPを眺める清原さんの場合 #ヘップサンダル
むねです。奈良で1952年創業の川東履物商店を切り盛りしています。
さっと気軽に履いてほしい、HEPというサンダルを手掛けています。
第3回目の『HEPユーザーの声』の企画。今回は滋賀県で唯一、伝統的な綴織(つづれおり)を継承する清原織物の清原さんです。
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第2回目のインタビュー記事はこちら
清原さんは、展示会(大日本市)でHEPがデビューした際に、お向かいのブースで同じく初出展されていていました。
sufutoという「祝いの品々」を紡ぐブランドを現在展開されています。
それではインタービューです。どうぞ!
*インタビューは、zoomでまったりと行いました
■ちょっとスーパーに出かけるときにHEP
むね:ありがとうございます!
早々にご注文頂いていて、ようやくお届けすることができました!
清原さん:いえいえ、こちらこそありがとうございます!
むね:手元に届いたHEPのサンダルは、どういった場所へ履いていくことが多いですか?
清原さん:家ですね。自宅!
むね:玄関用ですね。
清原さん:そうです!
コンビニ行くときとか。ちょっとスーパーに出かけるときなんかにも履いてます。
あんまり遠出するときには履かないんですけどね。笑
やっぱり近場で出かけるときには履いています。
むね:ありがとうございます!
■以前は玄関にスポサン!だけれども…
むね:これまでは、そういった場面では「コレを履いてた!」というのはあるんですか?
清原さん:今まではアレです。adidasさんのアディレッタ履いてましたね。
むね:お馴染みのスポサンってやつですね!
清原さん:そうです、そうです!
あの3本ラインの。
清原さん:ぼく、ホッケーを高校から大学とやっていたんですけど。。
その当時からずーっとアレを履いていて!
むね:なるほど!
学生時代から愛着のあるサンダルをこよなく。。
清原さん:そうなんですよ!
というのも、なかったんです。
どこか(自分にとって)しっくり来るものに出会わなかったんですよね。
で、安いのは、いかにもダサいのしかわからないし。
むね:なんだか、オジサン臭い感じのサンダルというか。。?笑
清原さん:そうそう。笑
そうは言っても高いのは、よそ行きだったら良いんですけど。。
(自宅まわりには)ちょっと気が引けていたというか。
それでしょうがなく、スポサンをずーっと履いてきた、、という感じで。
そうやって、消極的な選び方をしてきたかもしれませんね。
むね:学生時代からずーっと、同じそのサンダルを履き続けていたということですか!?
清原さん:いえいえ、何度か同じ(アディレッタの)スポサンを買い足していたんす。
他のわからないブランドのサンダルを履くよりも、、ということで。。。
むね:信頼と実績のスポサン!
清原さん:そうですね。これなら間違いないと思って買っていました。
で、そこへきてHEPに出会いまして。笑
ぼくの探していた選択肢にジャストフィットしました。
むね:そうだったんですね。
ありがとうございます!!
■置くだけで玄関がレベルアップ!?
むね:玄関に並んだ写真も拝見しました。ありがとうございます!
清原さん:まじであれ、佇まいが良いと思います。本当に。
うちは日本家屋で、玄関も和風なんですけど。。
思った以上に、HEPがこの玄関の雰囲気に合うな〜と思って。
この辺りのデザインの良さは、関心しましたね。
むね:めちゃめちゃ嬉しいです!!
■26〜26.5cmでの足入れ
むね:足入れはいかがですか?
清原さん:ぼくはスニーカーは26〜26.5cmを買うんですけど。。
むね:LLサイズを選んでくださいましたね。
清原さん:はい。履き心地はめっちゃいいなーと思います!
ただ、強いて言うならかかとがちょっと出ちゃいますね、ぼくの足だと。
むね:ソールの足長がやや短いのが、昔のヘップサンダルになぞらえた特徴なんですよね。
清原さん:はい。ただ多少履いていると、馴染んでくるのかなあ〜とも感じています。
■裸足で履いたときめっちゃ気持ち良かった!
むね:最初の足入れよりは、少しずつ馴染んでくるというのはありますね。
気持ち良いので、裸足で履くのが個人的にはおすすめです。
清原さん:あ、そうそう!裸足で履いたときめっちゃ気持ち良かった!
むね:フィット感も相まっていいですよね。
清原さん:そうなんですよ。なんか、あの足裏を掴んでくる感じというか。。笑
ソールの部分は、やっぱりこだわっているんですか?
むね:あれはこだわりましたね。ソールの部分。
むね:足当たりの良さとか、仰っていただいたあの掴む感じというのは、もちっとする中敷き素材を選びました。
中敷きには、7mm厚の低反発のクッションを封しています。なので、かなりぷっくらした独特の足当たりになるんです。
ですので人によっては、最初の足入れ感はフィット感が強く感じられる方もいまして。もっと改良を続けていきたいと思っています。
協力工場さんが、昔から得意としてる製法なんですよね。
清原さん:へえーーー!!
むね:そういった製法を活かして、今回のHEPも作っていただいていますね。
清原さん:ふーん、なるほど!
■デザインソースは過去のアーカイブに
清原さん:HEPの商品デザインは、どうやって考えたんですか?
むね:デザイナーで入ってもらったSUNAの長砂さんと、何度も話していたことがありまして。
『0→1』で全く新しいサンダルをデザインすることは、ぼくたちがやることでない」と。
それだとトレンドを追いかけるファッションブランドになってしまう。
そうではなくて、多くの人がどこかで見たことのある、、日本人の記憶の片隅にある様な。。。
あの懐かしいフォルムって何かあるよね!
そんな話をしていました。
清原さん:なるほど!
そういったヘップサンダルが、うち(川東履物商店)の倉庫にはたくさん眠っているんですよ。
過去に手掛けた数多くのサンプルとして。
で、それを一度、床に広げてみたんですよね。
そしたらすごい量でした。笑
そこからディレクターのぼくや、デザイナーさんとで「これって今あっても素敵だよね!」とか、「この要素はおもしろい!」とか。
色々と分解したり、要素を抽出する作業を行いました。
そして、ヘップサンダルのどういった部分を継承すれば、いまの人はおもしろがってくれるのかとか。
それこそ清原さんのような、ご自宅の玄関に合うヘップサンダルって何なんだと。
色々と議論を重ねて、今回のテーマとなっている”BLACK PLAIN”というテーマも出てきまいた。
ですので、「デザイナーズブランド」として捉えられることは避けました。
あくまで日本の古き良き時代に浸透した生活道具として。
これからも玄関に並べたい履物として、立ち位置を据えました。
清原さん:なるほどー!
なんだか逆インタビューみたいになっちゃってすみません!笑
むね:とんでもないです。笑
■清原さんの暮らしの変化
清原さんのご自宅の玄関にHEPが並んだことで、暮らしが少しでもいい感じになっていると幸いです!
清原さん:そうですね!
当然のことながら、やっぱり玄関が、お客さん一番出入りするわけじゃないですか。。
アディレッタが並んでるのと、HEPが並んでるのとでは雰囲気がまるで違います。
むね:たしかに全然違う商品(のデザイン)ですもんね。
清原さん:そうそう。
夜、仕事から帰ってきたとき、なんとなくHEPを玄関で眺めちゃう。笑
むね:ええー!!うれしい!笑
それはスポサンだと送ってなかった視線ですね。笑
清原さん:そう。笑
それで実は、うちの工場にもあるんですよ。
あの編込み風のデザインの古いヘップサンダル!
茶色いやつ!!笑
むね:ええーーー!!
けど見かけます今でも。
従来のヘップサンダル!
清原さん:それでも比べるとやっぱり違う!
ちょっとしたデザインの変化で、あんなに良くなるんだな〜と。
その変化のさじ加減や、バランスが良いというか。
むね:なるほど。
新しいHEPサンダルが、ご自宅玄関にある一方で、ぼくたちが参考にしたような従来のヘップサンダルは職場にあるって、おもしろいですね!!
END
■清原織物について
以上となります!
途中、清原さんから逆インタビューを頂く嬉しいくだりもありました。
清原さん、ありがとうございました!
そんな清原織物さんが展開する、新しいブランド sufuto。
綴織(つづれおり)を家業としてきた清原織物が展開する「祝いの品々」を紡ぐブランドです。
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この記事がめちゃめちゃいいです。
オンラインショップもあるみたいなので、「祝の品」をお探しの方はぜひ覗いてみてください。
ぼくはこの「命名指輪」、おすすめです。
それでは、また!
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