200219_第5回__春_死なん_

【第5回】紗倉まな『春、死なん』 講談社_2020年2月25日発売

NetGalleyラジオ番組「ネットギャリーで発売前の本を読む」
00:00 | 00:00
【第5回】
放送日:2020年3月3日(火)7:20~

★講談社
『春、死なん』
紗倉 まな
刊行日 2020/02/25

NetGalley作品詳細ページはこちら
https://www.netgalley.jp/catalog/book/183269


《内容紹介》
老い、父と母、母と娘、男と女、「私」と誰か。
どれもありふれた光景のはずなのに、どうして、こんなにも新鮮なんだろう。
――高橋源一郎

蔑みながら羨む。母という女を娘は否が応でも生きる指針にしてしまう。
怖くて見られない心の奥を素手で摑まれた。
――中江有里

現役人気AV女優が描く「老人の性」と「母の性」、濃密な文章で綴られた衝撃作!

「春、死なん」
妻を亡くして6年の70歳の富雄。理想的なはずの二世帯住宅での暮らしは孤独で、何かを埋めるようにひとり自室で自慰行為を繰り返す日々。そんな折、学生時代に一度だけ関係を持った女性と再会し……。

「ははばなれ」
母と夫と共に、早くに亡くなった父の墓参りに向かったコヨミ。専業主婦で子供もまだなく、何事にも一歩踏み出せない。久しぶりに実家に立ち寄ると、そこには母の恋人だという不審な男が……。

人は恋い、性に焦がれる――いくら年を重ねても。揺れ惑う心と体を赤裸々に、愛をこめて描く鮮烈な小説集。

【著者プロフィール】
紗倉まな(さくら・まな)
1993年3月23日、千葉県生まれ。工業高等専門学校在学中の2012年にSODクリエイトの専属女優としてAVデビュー。15年にはスカパー! アダルト放送大賞で史上初の三冠を達成する。著書に瀬々敬久監督により映画化された初小説『最低。』、『凹凸』、エッセイ集『高専生だった私が出会った世界でたった一つの天職』『働くおっぱい』、スタイルブック『MANA』がある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?