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【第186回】白石一文『代替伴侶』筑摩書房
放送日:2024年11月26日(火)7:20~ ※著者の白石一文さんのコメントを収録! ★『代替伴侶』 白石一文 刊行日 2024/10/10 筑摩書房 ▽NetGalley作品詳細ページはこちら https://www.netgalley.jp/catalog/book/477002 《内容紹介》 白石一文、書き下ろし長編小説 「愛の本質」を問い続ける名手が贈る、衝撃の物語。 もしかしたら目の前の妻が、夫が、明日死んでしまうかもしれない。 朝『行ってきます』と言い『いってらっしゃい』と言った人ともう二度と会えなくなるかもしれないんだ。 人口が爆発的に増え、「代替伴侶法」が施行された近未来。伴侶を失い精神的に打撃を被った人間に対し、最大10年間という期限つきで、かつての伴侶と同じ記憶や内面を持った「代替伴侶」が貸与されることとなった。それは「あり得た夫婦のかたち」を提示すると同時に、愛の持つ本質的な痛みを炙り出すことともなったのだった――。
【第185回】中崎倫子『大学図書館司書が教えるAI時代の調べ方の教科書』BOW BOOKS
放送日:2024年11月19日(火)7:20~ ※BOW BOOKS 担当編集さんのコメントを収録! ★『大学図書館司書が教えるAI時代の調べ方の教科書』 中崎倫子 刊行日 2024/08/10 BOW BOOKS ▽NetGalley作品詳細ページはこちら https://www.netgalley.jp/catalog/book/459942 《内容紹介》 どこをどうやって探したらいいか、わからない。 集めた情報が正しいかどうか、わからない。 集めた情報をどうやってまとめたらいいか、わからない。 そもそも何を探したらいいのか、わからない。 生成AIに訊くどころじゃない。 レファレンス・ガイダンスのプロが、手取り足取り、お教えします! 情報収集や調べ物をしていて、探している情報や資料がなかなか見つからない経験は誰にでもある のではないでしょうか。 著者は現在、大学図書館で約4年にわたり、レファレンス・ガイダンスを担当しています。教員や 学生からの多岐にわたる資料や情報収集に関する相談に応じ、実践的な講義も行ってきましたが、 その中でももっとも一般的な問い合わせが、「インターネット検索をしても必要な情報が見つから ない」「どうやって資料を探せばよいかわからない」というものです。 インターネットやAIがあるおかげで、情報収集が昔よりずっと簡単になったことは確かです。と ころが、情報を入手することは簡単になったものの、莫大な量の情報から、自分が必要とし、かつ 、質の高い情報を得ることは、いっそう困難になってしまいました。 インターネットやAIは、情報を得ることの助けにはなりますが、「どんな情報を集めるのか?」「 どの情報源から情報を集めるのか?」「集めた情報は質の高い情報か?」「集めた情報を使って、 どうアウトプットするのか?」など、人間の側で判断しなければならないことはたくさんあります 。インターネットやAIを使いこなせるようになるのと同時に、情報収集の基本的な技法や情報リテ ラシーを身につけることが求められているのです。 つまり、多くの情報が生産され、情報収集を行う手段が進化したとしても、そもそも私たち人間の 方に、情報収集の基礎スキルや情報リテラシーがなければ、宝の持ち腐れとなります。生成AIが 出てきた今だからこそ、基本に戻ることを考えるときなのかもしれません。 本書では、情報収集の基礎スキルや情報リテラシーについて、筆者が実際に大学図書館で話してい ることをお伝えします。情報収集の計画を立てることから始め、資料の種類と収集の方法、図書館 の使い方など、情報収集と情報リテラシーに関する基礎的なスキルを網羅的に学んでいただくこと ができます。
【第184回】寺地はるな『雫』NHK出版
放送日:2024年11月12日(火)7:20~ ※著者の寺地はるなさんのコメントを収録! ★『雫』 寺地はるな 刊行日 2024/11/06 NHK出版 ▽NetGalley作品詳細ページはこちら https://www.netgalley.jp/catalog/book/460568 《内容紹介》 「今日が、雨でよかった」――時を超え、かたちを変えて巡る、“つながり”と再生の物語。 ビルの取り壊しに伴うリフォームジュエリー会社の廃業を起点に時間をさかのぼりながら、物から物へ、人から人へと、30年の月日のなかで巡る想いと“つながり”、そして新たなはじまりを描く、寺地はるな(2023年本屋大賞9位)の真骨頂が光る、感動長篇。 出会い、卒業、就職、結婚、親子、別れ……。中学の卒業制作づくりで出会った4人がそれぞれ直面する数々の選択と、その先にある転機、人生のままならなさ。不器用に、でもひたむきに向き合う彼らの姿を通して、日常のささいな不安や違和感を丁寧にすくい取って人の弱さにそっと寄り添いながら、いまを生きるあなたにエールを贈る大人の青春小説。
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【第183回】上田淳子『レシピ以前の料理の心得』青幻舎
放送日:2024年11月5日(火)7:20~ ※著者の上田淳子さんのコメントを収録! ★『レシピ以前の料理の心得』 上田淳子 刊行日 2024/10/10 青幻舎 ▽NetGalley作品詳細ページはこちら https://www.netgalley.jp/catalog/book/461822 《内容紹介》 人気料理研究家・上田淳子最新作! 著者初となる「読む料理本」 定番料理をもっと上手に作るためのコツとレシピ全50品! 調味料を入れるタイミング。食材の切り方の理由。通常のレシピで伝えきれない理屈を理解することで日々の料理の味がグッと見違え、レシピに頼らずとも料理上手に。 〈 コンテンツ例 〉 ● 蒸し鶏は「塩糖水」でやわらかジューシー ● ショウガ焼き、決めてはおろし玉ねぎ ● ビーフステーキは、肉の厚みを定規で測る ● だし巻きのだしの量の最適解 ● 肉じゃがは、だしを使わないほうがうまくいく ● クリスピーな鶏のから揚げ ● フランス人が愛する春のホワイトアスパラ ●本場のラタトゥイユ etc.
【第182回】宮島未奈『婚活マエストロ』文藝春秋
放送日:2024年10月29日(火)7:20~ ※文藝春秋 担当編集さんのコメントを収録! ★『婚活マエストロ』 宮島未奈 刊行日 2024/10/23 文藝春秋 ▽NetGalley作品詳細ページはこちら https://www.netgalley.jp/catalog/book/462912 《内容紹介》 40歳の三文ライター・猪名川健人は、婚活事業を営む「ドリーム・ハピネス・プランニング」の紹介記事を書く仕事を引き受ける。安っぽいホームページ、雑居ビルの中の小さな事務所……どう考えても怪しい。 手作り感あふれる地味なパーティーに現れたのは、やけに姿勢のいいスーツ姿の女性・鏡原奈緒子。場違いなほどの美女だが、彼女は「私は本気で結婚を考えている人以外は来てほしくありません」と宣言する。そして生真面目にマイクを握った――そう、彼女は婚活業界では名を知らぬ者はいない〈婚活マエストロ〉だった。 その見事な進行で、参加者は完全にマエストロ・鏡原の掌の上。彼女は何者なのか、なぜこんな会社で働いているのか、〈マエストロ〉ってなに……謎は深まるばかりだが、猪名川は同社のイベントを手伝うことに。65歳以上のシニア向け婚活パーティーから、琵琶湖に向かう婚活バスツアー(クルーズ船「ミシガン」に乗車)まで。これまで結婚に興味のなかった猪名川も、次第に「真面目に婚活するのも悪くないかもしれない」と思い始める。 ものは試しと他社が運営する婚活パーティーを訪れてみると、そこには参加者として席に座る鏡原の姿があった――。
【第180回】Gakken『中学校で学んだフレーズを自然な言い回しに変える 言いかえ英語100』マヤ・バーダマン著/ジェームス・M・バーダマン監修
放送日:2024年10月15日(火)7:20~ ※著者のマヤ・バーダマンさんのコメントを収録! ★『中学校で学んだフレーズを自然な言い回しに変える 言いかえ英語100』 マヤ・バーダマン著/ジェームス・M・バーダマン監修 刊行日 2024/09/12 Gakken ▽NetGalley作品詳細ページはこちら https://www.netgalley.jp/catalog/book/458225 《内容紹介》 中学英語を少し変えるだけで気の利いたフレーズになる! 「日本の学校で学ぶ英語をネイティブスピーカーは使わない」という声を耳にすることがあります。日本の英語学習者の皆さんの中には、いくら学校で勉強したとしても英語が上達しない、と悲観的になる方や、学校で教わってきた英語を捨てて、ネイティブが使う「生きた英語」を身につけたいと考える方が多いようです。 この本は、そのような考え方を根本的に変えることを目的としています。 日本の英語の教科書に載っている英文は、ちゃんとネイティブスピーカーにも通じます。「ネイティブは使わない」という言説に惑わされることなく、日本の中学校で学んだ英語の基本的なパターンから、いっしょに学んでみませんか? この本は、日本の中学校で学ぶフレーズをもとに、計100個のフレーズの「言いかえ」を提案しています。学校で習った英文がこの本の「出発点」。このまま使っても間違いではありません。 ただし、ほんの少し変えるだけで、より自然な言い回しにすることができます。この本を手に取ってくださった皆さんには、学校で習った英文を学び直しながら、英語表現の幅を広げ、一段階上の表現力を手に入れていただきたいです。 中学校で学んだ英語を捨てるのではなく、むしろそれをベースにして、「より適切で」「より自然な」英語を使いこなせるようになりましょう。
【第178回】作:コビ・ヤマダ 画:ガブリエラ・バロウチ 訳:前田まゆみ『かがやく いのちの たび』パイインターナショナル
放送日:2024年10月1日(火)7:20~ ※翻訳者の前田まゆみさんのコメントを収録! ★『かがやく いのちの たび』 作:コビ・ヤマダ 画:ガブリエラ・バロウチ 訳:前田まゆみ 刊行日 2024/09/20 パイインターナショナル ▽NetGalley作品詳細ページはこちら https://www.netgalley.jp/catalog/book/443013 《内容紹介》 日々を大切にして、勇気を出して、なりたい自分になろう。 もし、人生が想像以上に奇跡的なものだったら? 自分の目でたしかめてみませんか? 生きていると思いどおりにいかず、ときには引き返したくなることがあるかもしれません。けれど、すこしずつ進むうちに仲間と出会い、新しい自分や大きな可能性を見つけることができます。美しい絵と言葉でつむがれた、生きることの素晴らしさを探す物語。贈り物にもぴったりの一冊です。
【第177回】カモシダせぶん『探偵はパシられる』PHP研究所
放送日:2024年9月24日(火)7:20~ ※著者のカモシダせぶんさんのコメントを収録! ★『探偵はパシられる』 カモシダせぶん 刊行日 2024/09/19 PHP研究所 ▽NetGalley作品詳細ページはこちら https://www.netgalley.jp/catalog/book/443079 《内容紹介》 現役書店員芸人であり、「アメトーーク!」で読書芸人として話題のカモシダせぶん氏、まさかの小説デビュー作! 「はい、パシリやらせていただいてます」 名探偵は高校の番長のパシリ……? 史上最弱の探偵、現る! N校の番長・丸木のパシリである岡部太朗。太朗は、丸木に言いつけられた「お使い先」で数々の事件に巻き込まれてしまい……。 ・神奈川県立N高校に転校してきた原田広志。転校早々舐められないように、カツアゲをすることにした原田は、一年生の岡部太朗という生徒から金を巻き上げることに成功する。岡部によると、N高は丸木という番長が取り仕切っているようで……(「ファーストカツアゲ」) ・仕事の前に高田ベーカリーのあんパンを買うことを日課にしている木梨。しかしその日は運悪く、あんパンが残り一つしかなく、店に居合わせた高校生と取り合いになってしまう。岡部と名乗るその高校生は、どうやら番長にパシリにされているらしく、絶対にあんパンを買って帰ると譲らず……(「最後のあんパン」) ――など、全9編を収録。
【第175回】瀬尾まいこ・作/くりはらたかし・絵『100ねんごもまたあした』岩崎書店
放送日:2024年9月10日(火)7:20~ ※著者の瀬尾まいこさんのコメントを収録! ★『100ねんごもまたあした』 瀬尾まいこ・作/くりはらたかし・絵 刊行日 2024/09/13 岩崎書店 ▽NetGalley作品詳細ページはこちら https://www.netgalley.jp/catalog/book/428327 《内容紹介》 うおー100年後って天国じゃん!? 授業で100年後の世界を描くことになった。 ロボットの活躍、タイムマシン、空をとべるクツとか… みんなで思い思いの未来を描いていると、とつぜん知らない子がこんな事をいったんだ。 「未来をなんだと思ってるんだよ」 じゃあ、100年後の未来はどうなっているんだろう? 『幸福な食卓』、『そして、バトンは渡された』の瀬尾まいこが手掛ける、初の絵本!
【第174回】小原瑞樹『ハートレス・ケア』opsol book
放送日:2024年9月3日(火)7:20~ ※著者の小原瑞樹さんのコメントを収録! ★『ハートレス・ケア』 小原瑞樹 刊行日 2024/09/03 opsol book ▽NetGalley作品詳細ページはこちら https://www.netgalley.jp/catalog/book/347774 《内容紹介》 【第1回ハナショウブ小説賞 長編部門大賞受賞作品!】 〈あらすじ〉 新卒でやむを得ず介護職に就いたものの、転職を考えながら日々を過ごす主人公・大石正人。 人気の職業に就いた友人とは全く話が合わなくなった。ヘルパー歴十年以上の先輩たちのように長くこの仕事を続けられる気がしないし、真面目に仕事と向き合う同期のようになれるとも思えない。正人と同様に仕方なく介護職を選んだ年下の先輩は、「こんな底辺の仕事続ける意味ない」とまで言う始末。介護職の社会的地位の低さを正面から突きつけられ、正人は改めて自分が『負け組』である事実を思い知らされるのだった。 後ろ向きな気持ちのまま新しい業務を覚えていくなかで、「この人はどうして介護の仕事をしているのか」という疑問をきっかけに、職員や入居者との関係が少しずつ深まっていく。 完全に吹っ切れたわけではないものの、自分の気持ちの変化を感じ始めた正人。そんな矢先、友人から放たれた言葉に、前を向き始めた心がまたしても揺さぶられ……。 悩み抜いた先で、正人が選んだ答えとは? 元介護士の著者が描く、新米介護士の葛藤と成長の物語。