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音楽レーベルについて

アンテナのインディーレーベルについての記事を読み返した。
この記事はアンテナと京都五条にあるコワーキングスペースMTRL KYOTOの共催企画である『Indie Label Showcase』というイベントをまとめた連載。第一回の同記事ではレーベルの「立ち上げ・運営・仕事」について、実際にレーベルを経営する人々の話を紹介している。

今日のnoteではアンテナ記事のまとめと海外レーベルの紹介の2つに分け、レーベルという業界の紹介と注目すべき海外レーベルについてまとめていきたいと思う。

ポイントをまとめるとレーベルを立ち上げたいと思い立ったのならそこに向き・不向きはない。運営に正解も不正解もないとのこと。個々の「好き」を突き詰めてする仕事だという。

NABOWA、jizue、tio、Polarisなどのバンドが所属する京都のインディーレーベル、budmusicの番下慎一郎さんは売れる、売れないではなく自分が好きかどうかを優先しているという。
大事なことは、自分が信じ「好き」なアーティストがいかに活動しやすい環境をつくるかだという。

もちろん綺麗事では終わらない過酷な業界だと思うのだが「人間的」で温かみのある仕事の姿勢をみて、集まってくる人たちは少なくはないだろう。実際にbudmusic擁するアーティストの方々は第一線で活躍している。


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レーベルがどんな活動をしているかも、もちろん気になるのだが世界にはどんなレーベルがあるのか?今回はインディーレーベルに焦点をあて調べてみようと思う。余談ではあるがメジャーレーベルを調べたとき、並ぶアーティストの豪華さに思わず「二郎ラーメンやん...」とつぶやいた。

よく英語記事などで目にする「伝説の、名門の」または「新気鋭の、今勢いがある」レーベルを探ってみよう。ここからさらに探っていくと新たなアーティストの発見が私も、この記事を読んだあなたにもあることだろう。

まず今回のnoteではレーベルの数を絞って紹介しようと思う。紹介したバンドは現在所属していないアーティストが含まれるかもしれないのでご了承を...

・Transgressive 

2004年、イギリスにおいて設立。最初のリリースはThe Subwaysの7インチLPだったという。

所属アーティスト
ALVVAYS
Foals
Two Door Cinema Club
Hippo Campus

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・Dirty Hit

2009年設立。The 1975が最初にレーベルから出たヒットバンドである。
UKインディの震源地となっている。

The 1975
Wolf Alice
The Japanese House
Pale Waves

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・SUB POP

言わずとしれた90年代のグランジ・ブームの立役者のレーベル。
1986年、シアトルにて設立された。現在はフォーク、サイケデリックなどのアーティストが多いそう。

所属アーティスト
BEACH HOUSE
METZ
MUDHONEY

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・Warp Records

1989年に設立されたイギリスのレーベル。エレクトロニック、クラブ・ミュージックの総本山的存在であるがBattlesも所属するように、ロック色も強い。

所属アーティスト
Aphex Twin
Battles
Flying Lotus
Squarepusher

・4AD

1980年イギリスにて設立。80年代後半、Pixiesと契約を交わし、1990年代にはThe Breedersなどが成功を収めた。

Atlas Sound
Big Thief
Daughter
The Lemon Twigs
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ひととおりまとめてみたが、巨大な会社がレーベルとライセンス契約を結んだりパートナーシップを結んでいる場合があり、例を出すと日本のホステス・エンタテインメントだろう。上にあげた4AD、Dirty Hitも含まれる。お恥ずかしいことにレディオヘッド、アークティック・モンキーズなどを擁するホステス・エンタテインメント。日本の企業だとは知らなかった。レーベルの話はなかなかにややこしく、そして興味深い。

好きなレーベルのアーティストを聴くだけで一日が終わる。昔、大学時代に友人と行ったことがあるが、好きなアーティストのレーベルを調べる→そのレーベルを調べる→そこのアーティストの音源を聴くという永久機関が完成するではないか。

ホステス・エンタテインメントを調べている時にロッキン・オンの2011年の記事に面白い話題があったので共有。
2011年豪華アーティストによるコンピレーションCDを制作していた。

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今日はレーベルについてまとめてみた。細心の注意をはらってまとめたが間違いなどあれば指摘していただけると幸い。

CDが売れない時代において各レーベルはそれぞれの特性を活かしつつ、なにか新しいことが出来ないか、まだ未発掘のアーティストがいないかと模索していることだろう。各レーベルを調べてて感じたがとにかくどのレーベルもホームページが素晴らしかった。


個人的に紹介していないがドミノ・レコーズ(Domino Recording Company)のページが好きだった。メニューがカラフル。




次回は音楽ジャンルについて焦点を絞ってまとめてみようと思う。

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