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松ヶ瀬プロ幻の緑一色【Мリーグ】

 Mリーグ初の緑一色(リューイーソー)は幻に終わりました。

 2024年1月22日(月)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第138戦です。

 EX風林火山・松ヶ瀬隆弥プロが東3局1本場に3索・發のシャンポン待ちで聴牌にこぎ着けたものの、他家にあがられました。

 今季の個人ポイントで最下位(36位)に沈む松ヶ瀬プロ。起死回生の一撃とはなりませんでした。

 第138戦はKADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾プロ、KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典プロ、TEAM雷電・瀬戸熊直樹プロ、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥プロの並び順。

 東3局1本場を迎え、持ち点は東家・瀬戸熊44900、南家・松ヶ瀬20900、
北家・滝沢18900、西家・堀15300です。

 2着目の松ヶ瀬プロの配牌。2索、3索、6索、8索がいずれもトイツ。緑一色のタネができています。

 松ヶ瀬プロは2巡目に西、3巡目に7索、4巡目に6索を続けて引き入れました。

 ラス目の堀プロが4巡目にドラの4筒を重ね聴牌。チートイツ・ドラ2・赤ドラ1の満貫確定の手です。出あがりを狙って2索を切り、白単騎待ちで黙聴に構えました。

 松ヶ瀬プロは5巡目にこの2索をポン。索子の一色手に向かいました。

 チンイツはもちろん、緑一色を狙っています。

 7巡目に中をツモりました。欲しいのは發です。

 松ヶ瀬プロは8巡目に8索を暗刻にしてイーシャンテンです。

 堀プロは8巡目に9筒と白を入れ替え、9筒単騎待ちに変えました。黙聴を続行です。

 松ヶ瀬プロは9巡目に待望の發をツモりました。

 發は場に1枚切られているだけです。緑一色が現実味を帯びてきました。

 堀プロは10巡目に發をツモ切りました。山には残り1枚です。

 松ヶ瀬プロは13巡目にラス牌の發を引き入れ、3索・發のシャンポン待ちで緑一色を聴牌しました。

 發は場に2枚出ていてありません。3索は滝沢プロがメンツで1枚使っていて、山に1枚だけ残っていました。

 3着目の滝沢プロが14巡目にカンチャンの六萬をツモり、4筒・7筒待ちでリーチしました。

 滝沢プロはあがり牌より先に3索をつかんだら、松ヶ瀬プロの緑一色に放銃です。

 Mリーグ初の緑一色が見られるのではないかとドキドキしました。

 その時間はあっという間に終わりました。

 リーチ直後、鳴き仕掛けでタンヤオに向かっていたトップ目の瀬戸熊プロが15巡目に9筒をツモ切り放銃。堀プロはチートイツ・ドラ2・赤ドラ1の8000点(+1300)です。

 松ヶ瀬プロはあと一歩のところで、役満の中でもレアな緑一色に手が届きませんでした。

 この試合でも厳しいラスに終わり、個人ポイント最下位から抜け出せなかった松ヶ瀬プロ。がセさんの巻き返しを期待したいです。

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