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楢原プロの豪快な四暗刻一発ツモ【麻雀日本シリーズ】

 各麻雀団体のタイトルホルダーら16選手が頂点を競う「麻雀日本シリーズ2023」。いよいよ佳境を迎えています。

 RMU・楢原和人プロと日本プロ麻雀連盟・白鳥翔プロ(渋谷ABEMAS)が決勝進出し、残り2枠です。

 予選を1位で通過したのは楢原プロ。決め手となったのが予選最終戦となる28回戦の四暗刻です。

 楢原プロは親で開局早々、四暗刻を一発ツモ。「怪物」の異名にふさわしい豪快な一撃でした。

 その一局を振り返ります。

 RMU・楢原和人プロ(令昭位)、最高位戦日本プロ麻雀協会・竹内元太プロ(最高位)、日本プロ麻雀協会・仲林圭プロ(發王位、U-NEXT Pirates) 、日本プロ麻雀連盟・HIRO柴田プロ(鳳凰位)の並び順。

 この試合終了後、予選1位はプレーオフ免除で決勝進出できます。

 楢原プロのここまでの総合ポイントは78.8で2位。1位の白鳥プロと16.8ポイント差。楢原プロは総合ポイントで白鳥プロを逆転し、1位通過を決めたいところです。

 親の楢原プロの配牌。暗刻が1つ、役牌の發などトイツが2つあるチャンス手です。

 楢原プロは3巡目に9索を暗刻、4巡目に7索を重ね、ツモり四暗刻のイーシャンテンです。

 解説を務めていた予選暫定1位の白鳥プロは「これやめてくれないかな」と、目前で総合ポイント逆転の決定打が出るのを危惧し、ハラハラドキドキしていました。

 楢原プロは7巡目に3枚目の發を引き入れ、ツモり四暗刻を聴牌。四萬・7索のシャンポン待ちでリーチしました。 

 四萬・7索は山に4枚全て残っていました。

 楢原プロは8巡目に一発で7索をツモ。四暗刻の16000オールです。

 ちなみに裏ドラは2筒で3枚乗っていました。出あがりでもリーチ・トイトイ・三暗刻・發・裏ドラ3の倍満。怪物の名にふさわしい迫力の手です。

 四暗刻をあがり、この試合のトップを獲得した楢原プロは予選1位で決勝進出。悔しい「逆転劇」を目の当たりにした白鳥プロもプレーオフで通過を決めました。 

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