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コバゴー技ありの放銃回避から値千金の2000点【Мリーグ】

 コバゴーが技ありの放銃回避から値千金の2000点をあがり、勝利につなげました。

 U-NEXT Pirates・小林剛プロが2024年1月19日(金)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第135戦でトップを獲得しました。

 BEAST Japanext・鈴木大介プロ、渋谷ABEMAS・松本吉弘プロ、U-NEXT Pirates・小林剛プロ、TEAM雷電・萩原聖人プロの並び順。

 東2局を迎え、持ち点は南家・小林27000、東家・松本24500、西家・萩原24500、北家・大介24000。

 微差でトップ目の小林プロは7巡目に3索を暗刻にして、好形のイーシャンテンになりました。

 小林プロが8巡目に2筒をツモった手牌です。

 1筒を外してタンヤオへの移行を図る選択もあります。

 小林プロは2筒をツモ切りました。

 萬子が安い場だったのでピンフの役を付け、三萬・六萬待ちでリーチを狙いました。

 ダブ東を鳴いていた親の松本プロが10巡目に四萬をツモり、白を切って2筒・5筒待ちでいち早く聴牌しました。

 その直後、萩原プロが10巡目に南を重ね、チートイツのドラの九萬単騎待ちでリーチしました。

 萩原プロはリーチ・チートイツ・ドラ2の満貫確定の手。ツモれば3000、6000です。

 松本プロと小林プロは11巡目にそれぞれ萩原プロに一発で無筋の9筒、一萬を切りました。オリに回る様子はありません。

 小林プロが13巡目にツモったのが「お帰り」の2筒です。

 2筒を切れば松本プロへの放銃です。

 小林プロは2筒を残し、萩原プロの現物の1筒を外しました。

 小林プロは松本プロから10巡目に安全牌の白が切られたとき、聴牌を察知していたのだと思います。

 2筒は松本プロに厳しいと判断。好形に固執せず、萩原プロのリーチをかわせるようにタンヤオに向かいました。さすがの放銃回避です。

 小林プロは14巡目に六萬をチー。無筋の3筒を切って4筒・7筒待ちで聴牌しました。

 2筒は残して3筒は押す攻守のメリハリがコバゴーの真骨頂です。

 松本プロが15巡目に7筒をツモって4筒を切り、2筒・5筒・8筒待ちに変えて放銃。小林プロはタンヤオ・赤ドラ1の2000点(+1000)です。

 萩原プロの勝負手と松本プロの連荘を阻止。放銃回避からの値千金のあがりとなりました。

 続く、東3局に親の小林プロはリーチしていた松本プロから親満を直撃しました。ホンイツ・白・ドラ1の12000点(+1000)です。

 小林プロはその後、大介プロに追い上げられ、南4局を迎えて300点差で逆転されたものの、最後は得意の鳴き仕掛けで中のみの1000点をあがりトップを取りました。

 第135戦の結果は小林32000、大介31300、萩原25200、松本11500。

 700点差の再逆転。東2局に放銃を回避し、2000点をあがって親番を持ってきた一局は大きかったと思います。

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