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麻雀のリモート解説は難しい?

 第19回女流モンド杯予選第5戦で「会話に加われずにかわいそう」と思うことがありました。ゲスト解説として出演した川原舞子プロからほとんど対局者の打牌に関する発言を聞けなかったことです。

 今年絶好調でチャレンジマッチを勝ち上がった注目の女流プロからどんな話が聞けるのか楽しみにしていたので、ちょっぴり残念でした。

 これには、新型コロナウイルスの感染症対策で行っているリモート解説の影響があると思います。

 番組では、実況の土屋和彦さんとメイン解説の望月雅継プロが仕切り板を挟んで隣に座り、川原プロは離れたところからリモート出演していました。

 川原プロは隣席でないため、土屋さんと望月プロの話に入るタイミングをなかなか見い出せなかったのか、ほとんど発言がありません。望月プロが気を使って、川原プロに何度か話をわざわざ振っていました。

 土屋さんから川原プロに発言を促す場面もありましたが、それほど多くなく、もっと話を引き出せば良いのにと思いました。

 しかし、土屋さんはもともと隣にいる解説とともに「わいわい、がやがや」と楽しく会話し、対局を盛り上げていくタイプです。解説が隣にいないとうまく一体感を保てないのではと推察します。

 麻雀のリモート解説は本当に難しいようです。モンド王座決定戦では、解説慣れしている清水香織プロでさえもリモート出演で、うまく会話に加われない場面が何度かありました。

 他の麻雀番組では、実況と解説2人の計3人が感染症対策を実施しながら隣り合わせで出演しているものも複数あります。安全・安心が最優先を承知の上で、女流モンド杯でも3人態勢を検討してほしいです。

 それにしてもリモートによるゲスト解説で、隣にいるかのように気後れせず、積極的に話をしていた東城りおプロの度胸の良さには脱帽です。


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