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浅見プロ果敢なドラ単騎待ちの追っかけリーチから猛攻【Мリーグ】

 果敢なドラ単騎待ちの追っかけリーチのツモあがりで勢いに乗り、猛攻で逆転勝利です。

 赤坂ドリブンズ・浅見真紀プロが2024年2月6日(火)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第155戦でトップを獲得しました。

 浅見プロは2着目で迎えた東3局。X風林火山・松ヶ瀬隆弥プロの先制リーチに対し、次々と危険牌を勝負。ドラ単騎待ちで追っかけリーチし、見事にツモあがりました。

 この一撃で波に乗った浅見プロはその後、攻めが冴え、トップ目に立っていた渋谷ABEMAS・多井隆晴プロをまくって勝利です。

 EX風林火山・松ヶ瀬隆弥プロ、赤坂ドリブンズ・浅見真紀プロ、セガサミーフェニックス・魚谷侑未プロ、渋谷ABEMAS・多井隆晴プロの並び順。

 東3局を迎え、持ち点は南家・多井36300、北家・浅見23900、西家・松ヶ瀬20900、東家・魚谷18900です。

 場風の東を暗刻で持つ2着目の浅見プロは6巡目に6筒を重ね、イーシャンテンです。

 3着目の松ヶ瀬プロが7巡目にカンチャンの4索待ちでリーチしました。

 松ヶ瀬プロはリーチ・イーペーコー・赤ドラ1の手です。

 松ヶ瀬プロは5巡目に聴牌し、ツモ切りを続けた後にリーチ。手変わりを待っていたので、他家からは愚形にも見えます。

 2着目の浅見プロは7巡目にドラの8索をツモり、現物の1索を外しました。イーシャンテンを維持です。

 浅見プロは8巡目に7筒をツモり、通っていない6筒を外し、9巡目に5筒、10巡目に2索の危険牌を続けてツモ切りして押しました。

 12巡目に三萬を引き入れ、ドラの8索単騎待ちで追っかけリーチです。

 麻雀プロデビュー直後の「守備を忘れた特攻シンデレラ」の異名を思い出しました。まきどんの果敢で強気な打ち回しです。

 ラス目で親の魚谷プロも参戦。13巡目に9索をツモって聴牌。一萬・四萬・2筒待ちでリーチしました。

 三つどもえのリーチ合戦は浅見プロに軍配が上がりました。

 魚谷プロが16巡目に8索をつかみ放銃。浅見プロはリーチ・東・ドラ2・赤ドラ1の8000点(+2000)です。 

 浅見プロの持ち点は33900点となり、トップ目の多井プロ2400点差まで迫りました。

 浅見プロは果敢なドラ単騎待ちリーチの一撃を決め、勢いに乗りました。

 浅見プロは東4局に鳴き仕掛けでリーチしていた多井プロから東・赤ドラ1の2000点(+1000)を直撃。多井プロに3600点差をつけ、トップ目に立ちました。

 さらに、南場の親で大きくリードを広げました。

 浅見プロは南2局1本場(供託1)に松ヶ瀬プロ、多井プロとのめくり合いに勝ち、多井プロから直撃。リーチ・赤ドラ1・裏ドラ1の7700点(+2300)をあがりました。

 さらに、南2局2本場は鳴き仕掛けでタンヤオ・三色・ドラ1・赤ドラ2の4000オール(+600)です。

 浅見プロは親番の連続あがりで持ち点は58500点となって抜け出し、その後もトップ目を守って勝利です。

 第155戦の結果は浅見55200、多井42300、松ヶ瀬10400、魚谷-7900。

 浅見プロを「特攻シンデレラ」と再び呼びたくなりました。力強い押しが見事でした。

 

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