タッキーがオーラスに針の穴に糸を通す大逆転の一撃【Мトーナメント】
まさに針の穴に糸を通す大逆転の一撃を決めました。
KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典プロが2023年7月10日(月)のМトーナメント2023の予選2ndステージE卓で総合2位に入りました。
大接戦で4人に勝ち上がりのチャンスがある第2試合のオーラス。滝沢プロは劇的なあがりを決め、ラス目から一気にトップ目に浮上。決勝トーナメントに進出です。
予選2ndステージE卓はKONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典プロ、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥プロ、KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳プロ、日本プロ麻雀連盟・HIRO柴田プロが対戦しました。
2戦の総合ポイント上位2人が勝ち上がります。
第1試合の結果は松ヶ瀬59.0、HIRO柴田4.9、岡田-15.8、滝沢-48.1。
第2試合は松ヶ瀬プロ、HIRO柴田プロ、滝沢プロ、岡田プロの並び順。
「全員集合」の大接戦となりました。
南4局を迎え、持ち点は南家・松ヶ瀬26400、西家・HIRO柴田25800、東家・岡田25300、西家・滝沢22500です。
第1試合にトップの松ヶ瀬プロは決勝トーナメント進出がほぼ確実の情勢です。
ラス親の岡田プロはノーテン・流局では敗退するので、連荘を目指すしかありません。
HIRO柴田プロはあがれば勝ち上がりです。
滝沢プロはツモあがりならば800、1600で決勝トーナメント進出です。出あがりならば松ヶ瀬プロから倍満、HIRO柴田プロから3900点、岡田プロから4500点が必要です。
鳳凰位のタイトルホルダーとして、決勝トーナメントに絶対進出したいHIRO柴田プロに絶好の配牌が入りました。
役牌の發がトイツですぐにも聴牌できそうです。
HIRO柴田プロは2巡目に6索を引き入れ、早くもイーシャンテンです。
HIRO柴田プロは4巡目に發をポン。カンチャンの5索待ちで聴牌です。
試合を終わらせることで利害一致の松ヶ瀬プロが、ここから次々と中張牌を切って差しこみにいきます。
ところが、あいにく5索を持っていなかったので、HIRO柴田プロはあがれません。
HIRO柴田プロは8巡目に2索をツモって6索を切り、カンチャンの3索待ちに変えました。
松ヶ瀬プロは9巡目にトイツの2索を1枚外し、さらに差しこみを狙い続けますがうまくいきません。
HIRO柴田プロは9巡目に1索を暗刻にしました。4索を切って2索・3索待ちに変えました。
松ヶ瀬プロがもう1枚の2索を次巡に切れば、HIRO柴田プロのあがりです。松ヶ瀬プロとHIRO柴田プロが勝ち上がります。
しかし、松ヶ瀬プロは10巡目に6筒を切りました。2索は前巡に通っていたので、無筋の牌を優先して差しこみを狙いましたが、今度もうまくいきません。
HIRO柴田プロと松ヶ瀬プロの「タッグ」はかみ合いません。
その間隙を縫って、ラス目の滝沢プロが12巡目に4筒・7索のシャンポン待ちで聴牌しました。
滝沢プロはツモればリーチ・タンヤオ・ツモの1000、2000で逆転条件を満たします。この手に勝負を懸けてリーチに踏みこみました。
その直後、岡田プロが13巡目につかんだのは4筒です。
岡田プロは聴牌しなければいけません。4筒を一発でツモ切りました。
岡田プロはこの1筒で放銃。滝沢プロはリーチ・タンヤオ・一発の5200点です。大逆転で決勝トーナメント進出を決めました。
第2試合の結果は滝沢27700、松ヶ瀬26400、HIRO柴田25800、岡田20100です。
激戦の予選2ndステージE卓の最終結果は松ヶ瀬65.4、滝沢-0.4、HIRO柴田-9.3、岡田-55.7です。
松ヶ瀬プロと滝沢プロが決勝トーナメントに進出しました。
ぎりぎりの細かい逆転条件を満たし、劇的な勝ち上がりで麻雀ファンを魅了した滝沢プロ。決勝トーナメントでの活躍が楽しみです。
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