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おかぴー絶妙な7筒先切り【Мリーグ】

 おかぴーの絶妙な7筒先切りです。

 KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳プロが2024年2月27日(火)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第179戦でトップを獲得しました。

 岡田プロの勝因となったのは東3局の満貫。7筒の先切りで放銃を回避し、あがりに結びつけた打ち回しが見事でした。

 BEAST Japanext・中田花奈プロ、KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳プロ、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥プロ、KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典プロの並び順。

 東3局を迎え、持ち点は北家・岡田29900、東家・松ヶ瀬25000、西家・中田22700、南家・滝沢22400です。

 岡田プロが11巡目に4索をツモった手牌です。

 白をトイツで持ち、赤5索とドラの6索があるので、赤五萬を切ってめいっぱいに構える打ち手が多いのではないでしょうか。

 岡田プロの選択は7筒の先切りでした。

 5筒・8筒待ちになったときに出やすくするとともに、赤五萬にくっついたときに白のトイツ落としも視野に入れています。

 また、場に萬子が安かったので、赤五萬よりも危険牌になりそうな7筒を先に外しました。

 この選択がずばりでした。

 その直後、滝沢プロが12巡目に「789」の三色確定の九萬を引き入れ、ペンチャンの7筒待ちでリーチしました。

 おかぴーの7筒処理がタッチの差で間に合いました。

 岡田プロは12巡目に白を暗刻にして聴牌。現物の赤五萬を切って、狙い通りの5筒・8筒待ちで追っかけリーチです。

 もし、岡田プロが11巡目に赤五萬を切っていたら、12巡目に白を暗刻にした手牌はこのようになっていました。

 7筒切って5筒・8筒待ちに取れば、滝沢プロに一発でリーチ・三色の満貫を放銃です。

 現物の6筒を外せば、7筒・8索のシャンポン待ちに取れます。

 ただし、8索は場に1枚出ていて、滝沢プロも1枚持っているので山にありませんでした。

 山に残っていた2枚の7筒をめぐり、滝沢プロとのめくり合いになり、岡田プロがあがれなかったかもしれません。

 7筒を先切りしていなかったら、おそらく滝沢プロの捨て牌に6筒が2枚出ていたので、強気な岡田プロは7筒を押していたと思います。あがりやすい5筒・8筒待ちを選び、放銃していたかもしれません。

 岡田プロの7筒の先切りが見事でした。

 親でドラの6索をトイツで持っていた松ヶ瀬プロが14巡目に8筒を切って放銃。岡田プロはリーチ・白・ドラ1・赤ドラ1の8000点(+1000)です。

 岡田プロの持ち点は38900点となり、頭一つ抜け出しました。

 その後もトップを譲らず勝利です。

 第179戦の結果は岡田42900、松ヶ瀬28800、中田18700、滝沢9600。

 おかぴーの打ち回しが光る一局でした。

 

 


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