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伊達ちゃん初の個人開幕4連勝 攻守のバランス秀逸【Мリーグ】
KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗プロがMリーグ史上初の個人開幕4連勝を成し遂げました。
2023年10月26日(木)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第46戦です。
伊達プロは東1局に3000、6000で好スタート。東3局1本場にもリードを大きく広げる跳満を決め、危なげなくトップを獲得。持ち前の攻守にバランスの取れた打ち筋が秀逸でした。
第46戦はEX風林火山・二階堂瑠美プロ、セガサミーフェニックス・醍醐大プロ、BEAST Japanext・鈴木大介プロ、KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗プロの並び順です。
北家・伊達プロが4巡目にカンチャンの6筒を引き入れた手牌です。
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赤ドラが2枚あり、早いあがりを見込めそうなチャンス手。伊達プロは3索を1枚外しました。
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「567」の三色の芽を残すため五萬は切らず、危険牌となりそうな3索を先切りしてイーシャンテンに取りました。カンチャンの2索待ちになったときに出やすくする布石にもなっています。
伊達ちゃんらしい攻守にバランスの取れた一打です。
伊達プロは5巡目、6巡目と続けて3筒をツモ切りました。3筒を残して五萬を外していたら暗刻になり、カンチャンの2索待ちで聴牌していましたが仕方ありません。
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それでも、3筒の連続ツモ切りでカンチャンの2筒待ちになったときには出やすくなっています。
伊達プロは7巡目に五萬にくっつく四萬をツモり、3索を切りました。
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浮いていた五萬を引っ張って残したことが奏功です。
伊達プロは12巡目に絶好のカンチャンの2筒を引き入れて聴牌。三萬・六萬待ちでリーチしました。
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三萬・六萬は山に5枚ごっそり残っていました。
伊達プロは13巡目に一発で三萬をツモ。リーチ・ピンフ・一発・ツモ・赤ドラ2の3000、6000です。
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不要な牌を早めにそぎ落とし、流れるような打ち回しで跳満をツモ。今季絶好調の伊達プロはこの日も幸先良いスタートを切りました。
伊達プロは東3局1本場に大きく抜け出す2発目の跳満を決めました。
持ち点は南家・伊達36000、東家・大介25000、北家・醍醐21000、西家・瑠美18000です。
トップ目の伊達プロの配牌。場風の東が暗刻でドラも1枚あり、索子のホンイツを狙えるチャンス手です。
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伊達プロは1巡目に南をツモり、2巡目に1索を重ね、索子のホンイツに向かいました。
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さらに、3巡目にドラの6索を重ねました。
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4巡目に2索をツモり、イーシャンテンです。
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まさに、伊達ちゃんが「麻雀の神様」に愛されているように思えるツモの効き方です。
他家も手が進んでいました。ラス目の瑠美プロが5巡目に中をポン。カンチャンの5筒待ちでいち早く聴牌です。
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伊達プロは7巡目、2着目で親の大介プロが切ったドラの6索をポンしました。
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ホンイツ・東・ドラ3の跳満のイーシャンテンです。
伊達プロが8巡目に二萬をツモった手牌です。
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6索をポンしていたので、場に1枚切れの8索は使いにくくなっていました。ホンイツがつかなくても東・ドラ3で満貫確定しています。
伊達プロは索子のホンイツにこだわらず、瑠美プロの現物の8索を外しました。放銃を避けるとともに二萬へのくっつきによる満貫も狙っています。
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この攻守のバランスを取った選択はずばり的中しました。
3着目の醍醐プロが8巡目に赤五萬を切り、5索・8索待ちでリーチしました。
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もし、伊達プロが8索を残してあがりに向かっていたら、醍醐プロに放銃していました。ぎりぎりのところで難を逃れました。
伊達プロは10巡目に4索をツモりました。醍醐プロの筋の二萬を切り、3索・6索待ちで聴牌です。
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その直後、醍醐プロが10巡目に3索をつかみ放銃。伊達プロはホンイツ・東・ドラ3の12000点(+1300)です。
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伊達プロの持ち点は49300点となり、大きくリードしました。
伊達プロはオーラスに瑠美プロに跳満を放銃したものの、東1局からずっとトップを譲らず勝利しました。
第46戦の結果は伊達40600、瑠美30800、大介28700、醍醐-100です。
見事な打ち筋で前人未踏の個人開幕4連勝を決めた伊達プロ。特に、紙一重で放銃をかわしてあがった跳満が光りました。
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