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石井一馬プロ栄冠がっちりつかむ豪快な四暗刻【最高位戦Classic】

 栄冠をがっちりつかむ豪快な一撃です。

 最高位戦日本プロ麻雀協会・石井一馬プロが、第18期飯田正人杯最高位戦Classicで優勝しました。

 決め手となったのは、勝負どころとなった決勝の10回戦(最終戦)の東4局にあがった親の四暗刻です。

 バラバラの配牌から縦ツモの流れに乗り、最高打点に仕上げました。

 決勝は最高位戦日本プロ麻雀協会・石井一馬プロ、日本プロ麻雀協会・木原浩一プロ、最高位戦日本プロ麻雀協会・川岸恵介プロ、セガサミーフェニックス・浅井堂岐プロ、最高位戦日本プロ麻雀協会・玉村直也プロが対戦。

 5回戦終了時点で川岸プロが敗退。石井プロ、木原プロ、浅井プロ、玉村プロが優勝を争いました。

 最終戦は玉村プロ、浅井プロ、木原プロ、石井プロの並び順。

 勝負どころとなった東4局。持ち点は南家・玉村48000、西家・浅井29400、北家・木原24900、東家・石井17700です。

 ここまでの総合ポイントは浅井48.2、木原24.3、石井23.3、玉村-52.4。

 最終戦を迎え、総合ポイント1位だった石井プロはこの試合でラス目となり、3位に転落しています。

 ここで石井プロに劇的な一発が出ます。

 親の石井プロの配牌。東、南、西、北が1枚ずつあり、バラバラでこの手が役満に育つとは全く思いませんでした。

 予想とは裏腹に縦ツモがものすごく伸びます。

 3巡目に六萬、4巡目に5索、5巡目に2筒を続けて重ねました。

 トイツが4組となり、楽しみのある手になってきました。

 さらに、6巡目と7巡目に7筒を引き入れ、チートイツのイーシャンテンです。

 縦ツモの勢いは止まりません。9巡目に六萬を暗刻にして、ツモり四暗刻が視野に入ってきました。

 10巡目に玉村プロから5索が切られましたが、石井プロは微動だにせず、見逃します。

 すると、石井プロは11巡目に7筒も暗刻にしました。ツモり四暗刻のイーシャンテンです。

 そして、12巡目に2筒を引き入れました。1筒・5索のシャンポン待ちでツモり四暗刻の聴牌。石井プロは黙聴に構えました。

 1筒・5索は山に1枚ずつ残っていました。

 一方、木原プロが14巡目に自風の北をポン。六萬・九萬待ちで追いつきました。

 めくり合いを制したのは石井プロでした。17巡目に5索をツモ。優勝を手繰り寄せる四暗刻の16000オールです。

 この役満は大きく、石井プロは栄冠に輝きました。

 「史上最強プロ」の呼び声が高い故・飯田正人プロの名の冠がつくビッグタイトルを獲得した石井プロ。さらなる活躍が楽しみです。

 

 

 

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