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お嬢の雪辱すぐ果たす最強位様【Мリーグ】

 「お嬢」の雪辱を「最強位様」がすぐ果たしました。

 TEAM雷電・瀬戸熊直樹プロが2023年9月29日(金)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第16戦でトップを獲得。今季初勝利です。

 瀬戸熊プロは東1局に満貫をあがって先制。その後は熟練の安定感ある打ち回しでトップを1度も譲らず、見事に逃げきりました。

 この日の第15戦ではチームメイトの黒沢咲プロがラス。勝負手がことごとく実らず、厳しい一戦でした。

 瀬戸熊プロのトップは盟友の黒沢プロを鼓舞し、TEAM雷電にとっても価値の高い1勝です。

 渋谷ABEMAS・白鳥翔プロ、TEAM雷電・瀬戸熊直樹プロ、KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典プロ、U-NEXT Pirates・小林剛プロの並び順。 

 南家・瀬戸熊プロに東1局、いきなりチャンス手が入りました。

 9巡目にドラの2筒を引き入れ、6索・9索待ちでリーチです。

 その直後、イーシャンテンの北家・小林プロが9巡目に6索を重ねた手牌です。

 小林プロも赤ドラ2枚の勝負手。浮いている9索を切りました。

 小林プロはこの9索で放銃。瀬戸熊プロはリーチ・一発・ドラ1・赤ドラ1の8000点です。

 幸先良いあがりを決めた瀬戸熊プロ。第9戦のTEAM雷電・本田朋広プロの逆転トップに触発されたかのように、闘志をみなぎらせていました。

 満貫の先制で一歩リードした瀬戸熊プロ。流局を挟んで迎えた東2局1本場(供託1)で小林プロとのめくり合いを制しました。

 親の瀬戸熊プロは10巡目に六萬・9筒のシャンポン待ちでリーチ。

 西家・小林プロが11巡目に二萬をチー。場風でドラの東と自風の西のシャンポン待ちで追いつきました。

 小林プロは東であがれば満貫。東1局の失点を取り戻せます。

 小林プロが14巡目に六萬をつかみ放銃。瀬戸熊プロは裏ドラが1枚乗り、リーチ・裏ドラ1の3900点(+1300)です。

 瀬戸熊プロは小林プロのチャンス手をつぶし、効果的な加点です。

 勝負どころとなったのは東3局2本場(供託1)です。

 持ち点は北家・瀬戸熊40000、東家・滝沢25300、西家・白鳥20300、南家・小林13400。

 トップ目の瀬戸熊プロが7巡目にいち早く聴牌。一気通貫確定のカンチャンの五萬待ちでリーチしました。

 3着目の白鳥プロが8巡目に一萬をツモり聴牌。7索を切って三萬・六萬待ちで追っかけリーチです。

 ラス目の小林プロが9巡目にこの7索をポン。4筒・7筒待ちで聴牌しました。

 三つどもえのめくり合いを制したのは瀬戸熊プロでした。

 白鳥プロが10巡目に五萬をつかみ放銃。瀬戸熊プロはリーチ・一気通貫の5200点(+2600)です。

 東4局を迎え、瀬戸熊プロの持ち点は47800点となり、2着目の滝沢プロに22500点差をつけて抜け出しました。

 瀬戸熊プロはその後、持ち前の巧みなゲーム回しでリードを守りきり、今季初トップです。

 第16戦の結果は瀬戸熊45500、滝沢24900、白鳥22800、小林6800。

 赤ドラがあり、高打点の飛び交うМリーグでは、東1局からずっとトップの座を守ってそのままゴールするのは難しいです。

 瀬戸熊プロの安定感が光る一戦でした。 

 最強位様とお嬢は「X」(旧Twitter)でコンビ芸人のコントのような面白いやり取りを連日発信し、麻雀ファンを楽しませています。

 「相方」の苦境を直ちに救う勝利に拍手を送りたいです。

 瀬戸熊プロにはこのトップで勢いに乗り、今季のМリーグでの活躍はもちろん、12月の「麻雀最強戦2023 ファイナル」に万全の態勢で臨み、3連覇を実現してほしいです。 


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