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手役アーティスト・森山プロ豪快な四暗刻で初優勝に前進【名人戦】

 「手役アーティスト」が豪快な四暗刻で初優勝に前進です。

 日本プロ麻雀連盟会長の森山茂和プロがモンド麻雀プロリーグ第17回名人戦の決勝第1戦で四暗刻の一撃を決め、特大トップを獲得しました。

 森山プロは名人戦に16回目の出場。どうしても手の届かなかった名人のタイトルにぐっと近づきました。

 決勝は2試合の合計ポイントで優勝者が決まります。

 第1戦は最高位戦日本プロ麻雀協会・近藤誠一プロ、TEAM雷電・瀬戸熊直樹プロ、日本プロ麻雀連盟・荒正義プロ、日本プロ麻雀連盟・森山茂和プロの並び順。

 南3局1本場を迎え、持ち点は北家・瀬戸熊32400、東家・荒27200、西家・近藤21700、南家・森山18700です。

 連覇を目指す瀬戸熊プロがトップ目に立ち、森山プロはラス目です。

 森山プロに絶好の配牌が入りました。中が暗刻、1索、西、白はいずれもトイツで、手役アーティストの腕の見せどころです。

 森山プロは1巡目に四萬をツモ切った後、2巡目に2索、3巡目に南をツモり、萬子を全て外しました。

 森山プロは4巡目に白を暗刻にして5索を切りました。

 ホンローはもちろん、役満の字一色まで視野に入れ、浮いている東や南を残すところが、大物手を狙った華麗な打ち筋で魅せる手役アーティストの真骨頂です。

 5巡目に狙い通り南を重ね、イーシャンテンです。

 森山プロは6巡目に南を暗刻にしました。

 さすがに1索を外した字一色狙いはせず、東を切って1索・西のシャンポン待ちの聴牌に取りました。

 森山プロはメンゼンのホンイツ・トイトイ・三暗刻・ホンロー・南・白・中の三倍満の手。ツモれば四暗刻です。

 森山プロは黙聴に構えました。山に西だけ2枚残っていました。

 3着目の近藤プロが8巡目に2索ツモって聴牌。六萬・九萬待ちでリーチしました。

 その直後、森山プロは西をツモりました。四暗刻の8000、16000(+1300)です。

 決勝第1戦の勝負どころで強烈な一撃を決めた森山プロ。南4局のラス親を迎え、持ち点は52000点になり、ラス目からトップ目に浮上しました。

 勢いに乗った森山プロは連荘。南4局2本場に三色・ツモ・ドラ3・槓ドラ1の6000オール(+600)をあがるなど27200点を加点。79200点の特大トップを獲得しました。

 決勝第1戦の結果は①森山89.2②瀬戸熊-1.2③荒-35.6④近藤-52.4。

 最終戦(決勝第2戦)はMONDO TVで来週放送されます。

 このまま森山プロが逃げきって初の名人に輝くのか、瀬戸熊、荒、近藤の3プロによる大逆転劇が起きるのか注目です。

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