強豪・人気プロ指名のMリーグドラフト会議 赤坂ドリブンズはネット麻雀の覇者選出(2023年)
麻雀ファン注目の「Mリーグ2023-24」ドラフト会議が2022年6月30日(金)に開かれました。タイトル経験者の強豪や人気プロがおおむね予想通り指名されました。
赤坂ドリブンズがインターネット麻雀の「天鳳」で名をはせ、最高位戦日本プロ麻雀協会に今年2月に入会したばかりの渡辺太プロを指名したことは意外でした。
◎BEAST Japanextは注目度高い4人
来季からMリーグに参入する新チーム・BEAST Japanext(ビーストジャパネクスト)の指名は予想通り、注目度の高い4人でした。
いずれも日本プロ麻雀連盟所属の猿川真寿プロ、菅原千瑛プロ、鈴木大介プロ、中田花奈プロです。
短期戦にめっぽう強い猿川プロとBEAST Japanextのドラフト指名会議オーディションを優勝して選ばれた菅原プロは、いずれもチーム名の「ビースト」にふさわしい攻撃型麻雀が期待されます。
将棋と麻雀の「二刀流」で注目を集めている元最強位・大介プロと乃木坂46の元メンバー・中田プロがチームに加わりました。
麻雀ファンはもちろん、これまで麻雀のことを詳しく知らなかった人たちにもМリーグや新チームの魅力を発信していくのにふさわしい人材です。
BEAST Japanextのドラフト指名会議オーデイションのメンバー選考は巧みでした。
ドラフト会議の指名でも人気・強さの両方を兼ね備えた魅力的なチームを目指すBEAST Japanextの姿勢がうかがえます。
さすが、広報戦略に定評のあるジャパネット・グループがかかわっているチームです。
勢いに乗って4人の攻めが冴えれば、いきなり優勝を狙えるメンバーなので開幕が楽しみです。
◎セガサミーフェニックスは「後継者」
近藤誠一プロが勇退して監督に就任するセガサミーフェニックスは最高位戦日本プロ麻雀協会・醍醐大プロを予想通り指名しました。
ドラフト会議の指名を予想したnoteの記事でも書いた通り、誠一プロの「後継者」に最ものふさわしいのは醍醐プロです。
最高位などのタイトルを獲得した実力はもちろん、親しみやすい朗らかな人柄も素晴らしいです。
ぜひ、「お父ちゃん」のように茅森早香プロ、魚谷侑未プロ、東城りおプロの「三人娘」と力を合わせ、悲願の初優勝に向けて活躍してほしいです。
◎赤坂ドリブンズは「トリプル天鳳位」
赤坂ドリブンズはいずれも最高位戦日本プロ麻雀協会の浅見真紀プロと渡辺太プロを指名しました。
赤坂ドリブンズは村上淳プロ、丸山奏子プロと契約満了。新たに2人をドラフト会議で選出しました。
打ち手としてはもちろん、実況、団体のPR活動などマルチな才能を持つ浅見プロの指名はとても納得感があります。
予想していた女流プロ3人の中の1人に名前を挙げたのも、その実績と努力家であることが伝わっていたので、ぜひ、Мリーガーになってほしいプロのうちの一人だったからです。
Mリーグの舞台では、打ち手としての才能を見せてもらいたいです。
渡辺プロの指名は予想外でした。
渡辺プロは「トリプル天鳳位」「ダブル魂天」の称号を持ち、インターネット麻雀では、最強とされる打ち手です。
その強さ、巧さはよく知っていました。
ただし、最高位戦日本プロ麻雀協会には入会したばかり。最高位戦B1リーグでトップを走っているものの、タイトル戦などの実績はもちろんまだありません。
だから、赤坂ドリブンズは今回の指名では、竹内元太最高位らタイトル経験者を優先すると思っていました。
越山剛監督が事前のインタビューで「前からぜひ獲得したい」と話していたのは渡辺プロだったようです。
初代天鳳位でU-NEXT Piratesに4季所属していた朝倉康心プロがMリーグでは思ったような結果を出せず、契約満了となっています。
それだけに、天鳳などインターネット麻雀の愛好家から渡辺プロへの期待の声はきっと高まることでしょう。
渡辺プロにはファンの応援を支えにして、Мリーグでその力を存分に発揮してほしいです。
「麻雀最強戦2023 タイトルホルダー頂上決戦」で優勝するなど活躍が著しい日本プロ麻雀協会・浅井堂岐雀王や、BEAST Japanextのドラフト指名会議オーディションのファイナルで健闘した最高位戦日本プロ麻雀協会・新井啓文プロ、人気沸騰中のベテランの麻将連合・忍田幸夫将王らが指名されなかったのは残念でした。
また、いずれも日本プロ麻雀連盟に所属しているメンゼン・高打点の「裏セレブ打法」で知られる一瀬由梨プロと、「女流雀士 プロアマNo.1決定戦 てんパイクイーン シーズン8」で優勝している日本プロ麻雀連盟・安藤りなプロもいつか、Мリーグの舞台で見たいです。
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