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滝沢プロこれしかないオーラス高めの一撃で逆転【Мリーグ】
オーラスにこれしか逆転の道がない高めの一撃です。
KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典プロが2024年2月9日(金)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第160戦でトップを獲得しました。
滝沢プロは3着目で迎えた南4局1本場にピンフ・高め一気通貫の手でリーチ。トップ目の渋谷ABEMAS・白鳥翔プロから高めの1筒を打ち取り、逆転で接戦を制しました。
第160戦はKONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典プロ、KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾プロ、渋谷ABEMAS・白鳥翔プロ、赤坂ドリブンズ・鈴木たろうプロの並び順。
南4局1本場(供託2)で、持ち点は北家・白鳥32400、西家・堀28100、南家・滝沢22400、東家・たろう15100です。
供託2本と1本場なので、滝沢プロは満貫をあがればトップです。
2着目の堀プロは2000点をあがれば同点トップ。早い巡目から鳴き仕掛けしました。
1巡目に北をポン、3巡目に五萬をチー、5巡目に白をポンしてイーシャンテンです。
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堀プロはホンイツ・白であがれば逆転勝利です。
一方、トップ目の白鳥プロも1巡目に3筒をチー、6巡目に8索をポン。喰いタンで逃げきりを図ります。
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トップ目と2着目の鳴き合戦の中、いち早く聴牌したのは3着目の滝沢プロでした。
滝沢プロは9巡目に一萬をツモり、高め一気通貫の1筒・4筒・7筒待ちでリーチです。
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滝沢プロは高めの1筒であがれば、リーチ・ピンフ・一気通貫の8000点(+2300)で逆転トップ。
4筒か7筒であがって裏ドラが乗らなければ、リーチ・ピンフの2000点(+2300)で、堀プロから直撃しない限り3位のまま終了です。
滝沢プロは勝負を懸けて迷わずリーチしました。
堀プロは9巡目に一発でつかんだのが危険牌の6筒。滝沢プロが五萬を切っているので、筋の二萬を外しました。
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滝沢プロからリーチ棒が出たので、堀プロは白のみの1000点のあがりでも同点トップ、1300点以上ならば逆転。萬子のホンイツにこだわる必要はなくなりました。
白鳥プロが9巡目につかんだのが危険牌の7索。手牌には1枚も安全牌がありません。
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白鳥プロは長考の末、7索をツモ切り。放銃を逃れました。
ラス目で親のたろうプロは10巡目に四萬をツモりました。中筋の4索を押してイーシャンテンです。
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白鳥プロは10巡目に無筋の七萬をツモり、現物の4索を切りました。
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堀プロは11巡目に赤5筒をツモり、東を外しました。
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白・赤ドラ1であがれば逆転トップです。
白鳥プロは11巡目にまたも危険牌の3筒をツモり、七萬を切りました。
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滝沢プロのリーチに何とか耐えながら、白鳥プロはイーシャンテンにこぎ着けました。
堀プロが12巡目にツモったのが全く通っていない無筋の8筒です。
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堀プロはさすがに8筒を押せず、現物の七萬を外しました。
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堀プロは13巡目に五萬をツモりました。もし、12巡目に8筒を押していれば、5筒か6筒の単騎待ちで聴牌していました。
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堀プロは現物の五萬をツモ切りました。
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その直後、白鳥プロの手が一瞬止まりました。13巡目にこの五萬をチーすれば、三萬か7筒の単騎待ちで聴牌できます。
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五萬をチーして、単騎待ちで滝沢プロとめくり合いに持ちこむ選択もあったと思います。
しかし、白鳥プロはそれには勝算を持てず、チーを見送りました。
白鳥プロが15巡目につかんだのが1筒。安全牌は全くありません。
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白鳥プロはあがられてもタンヤオのつかない1筒をツモ切りました。
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これが最悪の裏目となって放銃。滝沢プロはリーチ・ピンフ・一気通貫の8000点(+2300)で逆転トップ。白鳥プロは3位に転落しました。
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もし、白鳥プロが7筒を外し、滝沢プロが安めを見送らずにあがっていれば裏ドラは乗らず、リーチ・ピンフの2000点(+2300)にとどまりました。
白鳥プロはトップ、滝沢プロは3位のままでした。
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放銃したら高そうな牌が安くなり、安そうな牌が高くなるのは麻雀の面白く、難しいところです。
第160戦の結果は滝沢32700、堀28100、白鳥24100、たろう15100。
ここぞというときに高めをあがるのはさすがタッキーです。
4人の強豪による難しい選択の続いたオーラスのぎりぎりの攻防に魅せられました。
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