「入社1年目の教科書」

50万部のベストセラーなので、とりあえず購入。何点か参考になった箇所もあるが、職種問わずに通じるかといえばそうとも言えず、特に技術職の人にはピンとこないだろうなぁという項目も多数あった。

8.「質問はメモを見せながら」
 質問をするにも準備が必要。わからないことがあったら条件反射で聞くのではなく、まずは自分で考える。わかる部分、わからない部分を把握し、自分なりの仮説を立てる。さらにその仮説を必ずメモに書きおこす。質問の際には、そのメモを見せながら聞く。上司もそのメモを見ながら建設的な助言を与えることができる。人は思考を書くことで伝えることができる。

コラム①「会社選びの3つの基準‐小さい組織で自分らしさを表現」
 魅力的に見える大規模な案件は、実際に自分が関与するのは一部分のみ。逆に地味に見えがちな小さな案件は、最初から最後まで自分の経験や勉強にに落とし込むことができる。早期独立を目指すなら、案件の判断基準は、経験値で決めるべき。

17.情報は原点に当たれ
 見方によって姿を変える情報についての具体的な収集手段について。参考箇所を芋ずる式で見つけて原点を探すというシンプルなものだが、なかなかそこまではできない。

24.世界史だけでなく、塩の歴史を勉強せよ
 教養を学ぶのではなく、必ず現場で使える実用性の高い学び方を意識するべき。エクセルlやパワポも教材を買って広範囲に渡るオタクになるのではなく、現場で使う範囲をマスターすべき。

28.ペースメーカーとして、資格試験を申しこむ
 資格の目的は資格取得そのものではない。本当の目的は、刺激を受けることと、ペースメーカーとしての効果を期待すること。資格の試験日を設けることで、期日を決めずに漫然と日々を過ごす愚から脱せる。
→特に時間がある若いうちは、常に資格試験の期日がある状態くらいがちょうどいい。

46.同期とつき合うな
 同期とのつながりは、支えや励みになることを前提として、あえて同期とつき合うことのデメリットが2つ。1つ目は、同期同士で比べてしまうこと。切磋琢磨してるならまだいいが、醜く意味のない比較で無駄な時間ができる。2つ目は、内向き化してしまうこと。上司の愚痴や仕事の不満で終わる飲み会や食事は、いい刺激にはならない。できるだけ社外の人とつき合うべき。
→技術職だから社外の人とつき合うのは難しいとは思うけど、同期に限らず社内の人と深くつき合うのは、避けたい。3年以内に退職する予定だから時間がもったいない。

47.悩みは関係ない人に相談
 悩みを自分一人で抱えていてもまず解決することはない。ただ、問題は、悩みを「誰」に相談に乗ってもらうか。上司や同期でもいいのだが、通り一辺倒な助言しかもらえないことや関係性があるがゆえに言いにくいこともあるだろう。思いきって相談は、自分とは利害関係や立場や考え方が異なる人にすべき。できれば様々な経験値を持つ大人に相談すれば、より冷静な建設的な助言がもらえる。

50.小さな出費は年額に換算してみる
 コンビニや自販機でしている小さな浪費は、思ったよりも家計にダメージがでかい。120円のジュースを買う時は、120円×20日×12か月=¥28,800。年間に28,800円払って平日に1本のジュースを飲める。こんなサブスクがあったら利用するだろうか。絶対にしない。小さな浪費をなめてはいけない。

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