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フワちゃんはやすこを「ダサい」と思ってた?だから何を言ってもよかった…?(1)

 ちょっと乗り遅れた感があるのだが、元twitter(現:X)上でのフワちゃんとやすこのやり取りについては久々にいろいろと考えた。一応、伝説のテレビ雑誌(※自称※伝説)TV.Brosで文章を書いたことが(民主党政権並みに一瞬だった…)あったので、自称芸能ライター風味風として、フワちゃんとやすこの問題について、考えたことをここに記したい。

 フワちゃんについて以前、長年通っていた、高円寺のドレッドのカリスマ美容師さん(高円寺のドレッドのカリスマ美容師に「シャンプーとカットをお願いします、髪を短めに切ってください」といつも頼んでいた)と話をしたことがある。美容師の彼は四国生まれ。年齢不詳だが現在(推定)50代で、とにかくフワちゃんが苦手だと言っていた。タメぐち、あのキャラクター、いろんな特徴が、もうとにかく苦手だと。フワちゃんがいかに苦手か、という美容師さんの話は、面白く、大変に盛り上がった。私にとってもフワちゃんは、気になる存在ではあった。非常にその当時の日本の(滅びつつある)テレビメディアとの相性が、合っている感じがしていた。とにかく目立っていた。

 今はその美容室に通っていないため、そのやり取りをしたのは、かなり前のことだったと思う。当時、フワちゃんは、テレビをつければ、毎日のように登場していた。その後、google pixelなどのCMにまで出るほどの活躍ぶりであった。

そもそも「フワちゃん」って…なんなんだろう?元々の名前からとっているとはいえ、「最初からちゃん付け」である。

芸能人や歌手から苗字が無くなりつつあるのは結構前からだったけど(今にして思うと苗字の無い芸能人は誰が最初なんだろう…ちはる?)それにしたって…。大物芸能人に対して敬語を使わないことがメディアで話題になったのは、かの、宇多田ヒカルが最初だった気がするが、フワちゃんもアメリカに住んでいたことがあるらしく、海外ルーツだったのか!と雑にwikipediaなどを検索して、驚いたりしていた。

 フワちゃんの人気は爆発的に広がり、youtuberが小学生のなりたい職業になるように、個性の打ち出し方のありようが「欧米的」「スマホ型」にシフトしていった流れの中に、彼女の人気もあるように思えた。芸能界では、命以上に重要そうな、上下関係をまったく気にしないとか、自撮り棒を使ってパワフルな活動を日々撮りまくる様子とか、謎過ぎるあの派手ないでたち。日本生まれ日本育ちの日本人との自意識との圧倒的な違いというか、明るさというか、前向きさ、そしてタフさ…とにかく…よくわからんが…今風だわね…と、思っていた。

そこに(フワちゃんの活躍よりは大分後だったと思うが)颯爽と登場したのが、やすこであった。

 まず、やすこへの驚きは、その見た目である。かまいたち山内にあまりにも似すぎている。そして、思春期にジャスコとダイエーでしか買い物をしたことのなかった地方育ちの私にとっても、驚きの、あの、なんの変哲もない短髪。さらには、昭和の芸能人のような「はいー!」という挨拶というか、掛け声。これもなんとも言えず凄いインパクトであった。

ガツガツと気の利いたことを言おうとしたり、必要性の薄い小さな小窓から、「爪痕を残すべく」表情を無理に作ろうとする人たちが無数に出てくる、テレビ番組のひな壇と呼ばれる枠組みのの中での圧倒的な違和感というか、これまでのフォーマットとのズレはすごいものがあった。さらに女性なのに、自衛隊出身!このプロフィールには本当にたまげた。

(2)に続きます…!

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