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ちっちゃい子でもわかる糖質制限ダイエット

前の記事で緩く糖質制限を続けてくださいといいましたが、今回は初心者がやってしまいがちなことを解説していきたいと思います。

一週間で4キロダイエット成功!

糖質制限したら一週間で4キロ体重が落ちたよ!
こんなことを言っている方はよくいますが、それは脂肪が落ちたのではないですよってことです。

よく糖質制限でまったく糖質を摂らないというダイエットをしたりする人がいますが、体の中にはグリコーゲンというエネルギーが蓄えられており主に肝臓と筋肉に蓄えられています。

筋肉中には人により差はありますが、約400グラムのグリコーゲン、肝臓には約100グラムのグリコーゲンが蓄えられています。
そしてグリコーゲンを蓄えるときに必要なのが水です。

1グラムのグリコーゲンを蓄えるときに3~5グラムの水も結びついて蓄えられます、なので500グラムのグリコーゲンを蓄えるときに1500~2500グラムの水が必要になります。

なので糖質を完全に摂らない食事をするとどんどん体の中のグリコーゲンがなくなっていって、人よりますが2キロ~4キロは炭水化物を摂らないだけで体重は落ちます。

ただこれは体脂肪がちゃんと落ちたというダイエットじゃなくて階級があるスポーツで計量をパスするときや結婚式とか記念の写真を撮ったり一時的に顔や体をシュッとさせたいとか、本当に一時的に体重を落としたいというだけのダイエットじゃなく減量というものですね。

落ちた体重はすぐ戻る

そして当たり前ですがただグリコーゲンがなくなって水が抜けていくだけなので、また炭水化物を摂り出すとまたグリコーゲンが蓄えられて水が体内に戻り体重は元通りに戻ります。

そして糖質制限の時に脂質も摂らないとエネルギーが作られないので糖新生といって筋肉を分解してエネルギーを作るので前より筋肉量などが落ちた状態になっているので前より代謝が落ちていたり筋肉が減ってる分前は太らなかった同じだけの糖質を摂ったときに筋肉が減っていてグリコーゲンとして蓄えられる量が少なくなっているのでグリコーゲンやエネルギーとして使われなかった糖質は体脂肪になります。

また体重が増えたから糖質を完全に摂らない食事をしたら一時的に体重はまた落ちますがさらに筋肉が落ちていくのでどんどん痩せにくく太りやすい体が出来上がっていきます!

さらに糖質を摂らないと体が危険だと思い体がエネルギーを消費しないように消エネな体になりいつも以上に痩せにくい状態になるのでまずダイエット自体に向いてないと言っていいです。

なのでダイエットというか日々の食事のカロリーは最低基礎代謝より少し多く摂りそのなかで食べるものを考えたり食事の回数を増やしたり食べるタイミングを考えたりして1年2年と無理なく続けてると変わっていくものです。

糖質は悪者にされがちですが、種類や量、摂取のタイミングなどを間違えなければとても体にとって重要なエネルギーになってくれる大切な栄養素なのでダイエット中も必要な時はしっかりと摂ってやるのが大事です。

今回は、無理な糖質制限は健康は勿論、ダイエットにも向きませんよってことを書きました。

ただ脂質をしっかり摂る糖質制限(ケトジェニック)は脂質がエネルギーになってくれるので取り入れても問題ないと思います。
ただ食べられるものがかなり限られますし、僕が初めて食事指導などをするときにはおすすめしないですね。

最後まで読んで頂いた方はありがとうございました(^-^)/
次は脂質について書いていきたいと思います!

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