【10月の取り組み】
こんにちは。10月の取り組みについてまとめました!
小学校1年生保護者勉強会(10月5日)
毎年、小学校1年生の保護者向けに行っている勉強会で話してほしいと依頼を受けて、保護者の方々と一緒に「かしこさ」について考えるワークを行いました。
日本語で言うと「かしこい」という1つの単語ですが、英語にすると「smart」「wise」「clever」・・・様々なニュアンスの違う単語があります。
「子どもたちにどんな『かしこさ』を身に着けてほしいですか?」という問いに、いろんな人と協力できる「かしこさ」・困難なことがあったときに柔軟に対応できる「かしこさ」など様々な意見が出ました。
実は「かしこさ」に正解はありません。生き物はそれぞれの環境で、生き抜くための「かしこさ」をもっています。
人間だけが特別、ではなく様々な生物のかしこさから学び、次世代を生き抜く力をつけてほしいというメッセージをお伝えしました。
対話的で深い学び、の体験版としてペアワークも取り入れながらやってみましたが、みなさん反応もよく楽しみながら時間が過ぎていきました。
小学生の特別講師!大学生とコラボした「イノシシ肉ライスバーガー」(10月17日)
鹿肉を食べた小学生の男の子が「次はイノシシ肉を食べてみたい!」と言ったのがきっかけとなったこのイベント。
彼の夢は、奇しくも「料理人」。
さとのば大学のプログラムで西粟倉に滞在している小曽根雅彰さんと一緒に「イノシシ肉をおいしく食べる」ためのメニューを考えました。そして、みんなとおいしく食べるための料理教室を考えました。
子どもたち8名が参加した料理教室。遠隔おしゃべり料理会telecookと合同開催なので、全国の台所に、同じ食材で一緒にライスハンバーガーをつくります。
当日は、罠猟師として活動している寺下和希さんにお越しいただき、猟についてもお話しいただきました。
みんなわいわいと楽しそうに、ライスバーガーを作成していました。
明石高専キャリアワークショップ(10月22日)
明石工業高等専門学校の4年生のクラスの担任の先生からご依頼を受けて、キャリアワークショップを行ってきました。
今回のワークショップの大きな目的は「キャリア教育」の呪いを解くこと。
・やりたいことを叶えなければ「ならない」
・好きなコトをみつけなければ「ならない」
・生活は上質でなくては「ならない」
理想を考えることは、目的を定め、モチベーションを生み、行動の意味付けをするうえで大変重要です。ですが、「ねばならない」だけが正解の人生は、しんどくなります。
そこで「理想」と「最低限の生活」のはざまを「人生」として考えるワークをしてもらいました。
自分が生きる上で「最低限必要なもの」と「考えられるうえで最上の生活」のあいだに「人生」があります。
頭の回転がはやく、ワークショップ慣れしていた個性豊かな学生さんたちで、私たちも楽しくキャリアワークショップを行うことができました。
やってみんCAFE(10月23日)
子どもたちの興味関心に沿って社会との接続ができる場として、子どもたちが自ら考え、準備を進めてきた「やってみんCAFE」。お店のコンセプトから始まりメニュー決め、価格決め、保健所の申請など様々な準備を7名のメンバーで進めてきました。そして迎えたカフェオープン日。
嬉しいことに子どもたちの予想をはるかに上回る盛況っぷり。
注文を聞いて、お会計をして、商品を作って、提供するこの流れをこなすのでていっぱいいっぱいでした。
振り返りでは「接客中走るのはよくなかった」「キッチンが人(スタッフ)でいっぱいで狭かった」などの反省が。
第2回目が決定している「やってみんCAFE」。今回の経験を活かして次回に繋げていけたらと思います。
小学校3年生元湯見学(10月28日)
小学校3年生の「ふるさと元気学習」(総合的な学習の時間)では、「あわくら温泉」について学習しています。
今回は西粟倉にある「あわくら温泉 元湯」に出かけ、そこで足湯体験をさせていただき、元湯の方へお仕事内容、地元の方へ温泉の歴史について質問しました。
足湯体験では「ぽかぽかする~」と口々に話す子どもたち。地元でも「初めて来た!」という子もいて、インタビューの時間も興味津々でした。
小学校6年生・中学校1年生
あわくらトイプロジェクト
西粟倉では、村の木を使ったおもちゃを子どもたちが考え、作る「あわくらトイプロジェクト」が昨年度からスタートしました。
このプロジェクトは、村の森林に親しみを持ち、おもちゃ作りを通して、自分ではない他の誰かが使うものへの責任と思いやりを育むことが目的です。
小学校6年生では、対象となる年代(今回は2歳児)はどんな遊びをしているのか、実際にその子たちと関わり、どんなおもちゃだったら遊んでもらえるかを考え形にしていきます。
中学1年生では、6年生の時に作ったおもちゃの絵を参考に、技術の時間を使って実際におもちゃにしていきます。
どちらの学年も西粟倉の木を使って子どもの遊具・家具を作られている「木の里工房木薫」のスタッフの方々から協力いただきました。アイデアを形にする工夫や、丁寧な仕事の仕方などプロの背中をたくさん子どもたちに見せていただきました。
Nest CAFE(10月29日)
毎月末の金曜日に開催している村民と「教育」について語りあうNest CAFEを開催しました。
嬉しいことに回を重ねるごとに訪れる人が多様に、人数も増えてきています。
今回も幼稚園生から社会人までふらっと来てくれました。10個用意した和菓子もあっという間に売り切れてしまいました。
今回の問いは「15の春までに身に着けて欲しい技術、知識、在り方を具体的に教えてください!」というもの。
西粟倉ならでは?の「家事能力」などもありましたが、「自分の夢を持つ」「人に助けてといえる」というものまで、さまざまありました。
中には、オンラインでつないでいただき「教育についての情報交換会」をしていらっしゃる人もいて、Nestもちょろっと参加させていただきました。教育について、気軽に話し合える場にどんどんとなっていけばいいと思っています。
ゲームデイ(10月2日、10月30日)
毎月恒例のアナログゲーム開放日、ゲームデイを開催しました。
30日の回は、ハロウィーン特集ということでおばけ系のゲームを行いました。そして、仮装もOK!
さらにリアル脱出ゲームの「呪われた学校からの脱出」を解く時間もつくりました。制限時間ぎりぎりに、なんとかノーマルエンドは迎えられました。小学2年生から中学3年生まで、みんなでわいわい、ときに競争し、ときに助け合いながら謎解きを楽しんでいました。
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