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KPOPおじさんによるヨジャグル楽曲大賞2022

写真の参考にとPinterestでKPOPのクリエイティブを集めていたところから気づいたらKPOPにどハマりしてしまった私。
古くはAFTERSCHOOLが好きだった時代はあるのですが、まさか今になってKPOPにハマるとは夢にも思いませんでした。
コロナによるエンタメの規制が少なくなってきた機運もあっていわゆるKPOP第4世代が一気に日本に入ってきたのもあり、まんまとその波に乗っかってしまいました。
ということで今年よく聞いたKPOP、特にヨジャグル(女性グループ)についてまとめてみたいと思います。
生来のオタク気質なんでハマったものは語りたいんです。かなり偏ってますけど個人の趣味なので許してください。

IVE「After LIKE」

今年最強の新人グループといえばやはりIVEになるのかなと。IZ*ONEの中心メンバーだったユジンさんとウォニョンさんが所属していることから注目度は抜群でしたが、楽曲も完全に独自路線を歩んでいてイロモノ感は一切ないのが凄すぎる。
一番背が低いガウル先輩でも165センチと高身長なのも特徴的。全体的にビジュも良すぎます。
日本デビューのイベントは見に行ったのですが、メンバーが出てきた時にそのスタイルと美貌に本当に会場中が息を呑んでました(残念ながら日本人メンバーのレイさんはコロナで来日できずでしたが)。韓国では若年層人気も高くて子供のなりたい職業の上位にウォニョンやIVEが入ってくるくらいの人気らしいですよ。
この「After LIKE」は夏っぽいクリエイティブが本当に良くて結構夏場の写真の参考にしました。紅白のパフォーマンスも楽しみですね。

LE SSERAFIM「FEARLESS」

あの宮脇咲良さんが所属していて紅白も内定しているLE SSERAFIM。グループ名は「IM FEARLESS」のアナグラムらしいです。神話好きとしては熾天使(セラフィム)を想像してしまいましたが、そういう意味も織り込み済みらしいです。
BTSでお馴染みの事務所HYBEから初の女性アイドルということで、とにかくデビュー時のクリエイティブがすごかったので注目していました。てかロゴカッコ良すぎません?
楽曲はビリー・アイリッシュをオマージュしているのかなって印象を持ちました。KPOPは流行りの楽曲の再構築が上手いですよね。
KCONで生で観たんですが、あの特徴的なイントロに加え、仰向けから始まる振り付けマジでかっこいいです。あと韓国で人気爆発しているという日本人メンバーのカズハさんのダンスというか所作が圧巻なのであれは生で見た方がいいです。

Newjeans「Hype Boy」

昔アイドルオタクの間で楽曲派なんて言葉がありましたが、間違いなく楽曲が良すぎるのがこのNewjeans。
HYBEから初の女性アイドルはLE SSERAFIMでしたが、まさかすぐにこんなとんでもないグループを投入してくるとは驚きが隠せませんでした。しかも全員十代。若い。
どの楽曲も最高なNewjeansですが、この「Hype Boy」は他にはないような楽曲で完全に独自路線を行っている感じが鮮烈な一曲。とにかく中毒性がすごい。うんやばい。

LE SSERAFIM「ANTIFRAGILE」

ルセラから2曲目。デビュー時のビリー・アイリッシュ路線は何処へやらのKPOPらしい曲。
正直僕は前回の路線の方が好きだったんですけど、この曲めっちゃ売れてるんで数字は正義、こっちが正解なのでしょう。
この変わり身の速さというか鱗滝さんもびっくりな判断の速さがさすがです。
楽曲派のNewjeans、トレンディなルセラって棲み分けになるのかな。あとルセラは全員腹筋バキバキで体育会系感がすごい。

aespa「Girls」

第4世代の新人系を紹介しきったので、そのあたりとはすでに一線を画しつつあるのがやっぱりaespaかなと。
コーチュラに出た時の盛り上がりもエグかったですよね。BLACKPINKの次は間違いなくこのグループだよなって思わされました。
この「Girls」は3分前後と短い曲が一般的なKPOPとは違い、4分以上あるんですよね。楽曲も重た目でガッツリ歌い上げる感じ、第4世代の新人たちにかかってこいって言ってる感じがしました。とにかくパワーって感じ。ウインターさんの高音と、ニンニンさんのボーカルが光ってます。

XG「MASCARA」

KPOP日本代表といえばXG。日本でも韓国で戦えるぞっていうのを示してくれた感があります。
5年間みっちり練習してついにデビューしたんですが、歌もパフォーマンスも圧巻です。逆にいえばここまでやらないと戦えないんだなって思ってビビってます。
「MASCARA」はマジで楽曲もかっこよかったので、この次の展開に期待しかありません。

ITZY「SNEAKERS」

なんだかんだでめっちゃ聞いたなこの曲。
Z世代に向けてスニーカーで駆け巡れってメッセージが込められてるとかそんな感じだったかな。
ティザーの段階では批判も多かったらしいですが、結局めっちゃ売れましたね。JYPらしくて僕はいいと思います。

TWICE「Talk that Talk」

JYP繋がりということで、7月に全員揃って再契約に至ったTWICEの再契約後初のアルバムのタイトル曲です。韓国のグループは契約期間が終わると再契約しなかったら終了なのが日本とだいぶ感覚が違いますよね。推せる時に推せっていうのが明確。
正直TWICEが「TT」とかで爆発的に売れてた時はそこまで興味をもって聞いませんでした。そんな訳で改めて今回ちゃんと聞いてみたのですが、楽曲も奇をてらってない王道な感じが趣深いです。メンバーも再契約を経てるので信頼感があるというかどしっと構えていて含蓄を感じるんですよね。もはや大御所の風格を感じました。

NAYEON「POP!」

TWICEつながりでリードボーカルのNAYEONさんのソロ曲。意外とこれがソロデビュー曲なんですよね。
一時期はTikTok開けばこの曲ってくらいバズってました。とにかく一回聞いたら忘れない中毒性がすんごい。

BLACKPINK「Pink Venom」

曲出さないでおなじみのBLACKPINKさんが今年はなんと2曲も出してくれました。ラ・カンパネラをサンプリングした「Shut Down」もいいんですけど、個人的には「Pink Venom」のが好みでした。
イントロのコムンゴ(韓国の伝統楽器)の印象的な音色から始まり、中盤のジェニー&リサのラップパートは「やっぱBLACKPINKかっこいいわー!」って震えました。ビジュも爆発してて最高。
そういえば「Venom」って昆虫や爬虫類の毒腺で作られる毒って意味なので、「私は毒花」って歌詞と矛盾してる気もするけど気にしないことにしました(生物学部出身)。だってかっこいいから。

KARA「WHEN I MOVE」

みんなの青春、あのKARA姉さんが帰ってきましたよ。
MVはハラさんの命日から始まり、6本のマイクで終わるあたり涙なしでは見れません。
AメロBメロはすごく今のKPOPっぽいエッジが効いててかっこいいんですが、サビに入ると王道のわかりやすいメロディーで安心します。わかってるなあ。
ニコルさん、ジヨンさんが脱退後に入ったのであまり馴染みがなかったヨンジさん初めてしっかり歌声拝聴したのですが、めちゃくちゃ歌うまくないですか?
あとはジヨンのビジュが爆発しててびっくりしたんですけど、まだ28歳なんですね。てことは「Mr.」の時15歳だったのか。恐ろしや。

MIYEON「Drive」

僕がKPOP沼に堕ちるきっかけになった曲です。この曲のビジュアルをPinterestで見つけたのが運の尽きでした。
何気なくMV見てみたら、めちゃくちゃ綺麗な人がめちゃくちゃ難しい曲を歌ってる!って衝撃を受けたのを覚えてます。
で、このミヨンさん、調べたら(G)I-DLEというグループのメインボーカルで、もしかしたらBLACKPINKに入ってたかもっていう人だと学びました。
「Drive」という楽曲は、運転するような振り付けも可愛いのですが、爽やかでエモくて夕暮れに聴きたくなる名曲だと思います。
サビの最後以外はほぼ韓国語で、韓国語って美しいんだなって知ることができた一曲です。多分今年一番聴いた。

(G)I-DLE「TOMBOY」

ということでミヨンさんきっかけで、すっかり(G)I-DLEにもハマってしまいました。
世の中の不条理と戦うような強いメッセージ性と過激さが人気の(G)I-DLEですが、この「TOMBOY」は主要音楽チャートオールキルするなど、現状の代表曲になったんじゃないでしょうか。
今のKPOPでは珍しいギターサウンドでゴリゴリのロック路線、めちゃくちゃカッコいいです。そしてサビでは放送禁止用語が入るので音楽番組や配信では「ピー」が入るというギミックが熱いです(CDでは放送禁止バージョン聞けます)。「ピー」を音楽的に使い、かつライブではみんなで放送禁止用語をチャントする楽しみ方に利用するとかまじで天才です。
(G)I-DLEはまだまだ日本では馴染みが薄いですが、韓国ではめっちゃくちゃ売れてます。ダークな(G)I-DLEの存在がキラキラな第4世代を引き立ててるところはあるんじゃないでしょうか。

(G)I-DLE「MY BAG」

すみません、(G)I-DLE好きすぎるんで他の楽曲も紹介しちゃいます。
「TOMBOY」に並んで衝撃を受けたのがこの曲「MY BAG」です。この「MY BAG」はいわゆるメンバーの自己紹介曲なんですが、最初にプロデューサーでありリーダーのソヨンさんがめちゃめちゃに腰を振りながら「私のカバンの中に5つのダイヤが入ってる。それを今から見せてあげる」って歌ってからの一人一人のメンバーが自分の特徴をラップでかましていくというパンチしかない構成で襲ってきます(冒頭のマイクを投げて持ち帰るムーブもかっこよすぎるので注目です)。ラップの歌詞もソヨンさんがメンバーが自信を持てるようにって書いたものらしいです。
自己紹介曲といえばももクロの「Z伝説」とかでんぱ組の「W.W.D」とか名曲ありますが、こんなブチかましてくる自己紹介曲あるんだって衝撃を受けました。
KPOPの祭典「MAMA AWARDS」で、ソヨンさんが受賞した特別賞をフリースタイルでdisってからの「MY BAG」かっこよすぎるんで全人類見たほうがいいです↓

(G)I-DLE「Nxde」

最新曲がこちら「Nxde」。uではなくxになってますがヌードって読みます。ヌードとは「ありのまま私」という意味であり猥褻なものを想像したのだとしたら「あなたは変態だ」と皮肉る歌詞とパフォーマンスで話題になりました。
(G)I-DLEは直訳すると(G)は「女性」、I-DLEは「子供たち」という意味があるため、「女」「子供」「ヌード」と検索すると児童ポルノではなくこの楽曲の情報が出るよう検索ジャックするという社会的な意義を持たせるあたりもプロデューサーのソヨンさんやばいです。セックスシンボルに祭り上げられたマリリン・モンローをモチーフにして、メンバー全員金髪にして臨む徹底ぶり。
楽曲はというと、サビはなんと「カルメンのハバネラ」を大胆にサンプリング。クラシックやオペラのサンプリングはブルピンやレドベルもやってますが、流行ってますね。

(G)I-DLE「Never Stop Me」

個人的に(G)I-DLEで好きな楽曲。これもKPOPでは数少ないギターロックな感じなのでJ-ROCK畑の人も入りやすいんじゃなないかなと。
とにかくファンタジーボイスと名高いミンニさんの冒頭の歌唱が最高なので聞いて欲しいです。
(G)I-DLEって聞いてもらうとわかるんですが、メンバーの声が全員めっちゃ特徴的なんですよね。これはソヨンさんの方針で、没個性になるからと一律のボイトレを辞めさせて、個別に特徴が生きるようなレッスンを続けてきたからだそうです。

最後に

2022 Melon Music Awardsの(G)I-DLEのパフォーマンス動画を置いておきます。
パフォーマンスもものすごいんですけど、めちゃくちゃステージにお金がかかってて本当にKPOPってヒトモノカネが集中してるんだなあって思い知らされました。紅白頑張ってくれ!
あ、この時の「TOMBOY」は思いっきり放送禁止用語で歌ってます(これを聞いた他のアイドルの反応まとめとかもYoutubeに上がってるんですが面白いです)。


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