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インフレは収まらないと思ったほうがいい

アメリカでインフレ。日本でもインフレ。理論上はインフレは収まるのだが、収まらない前提の戦略のほうがいいという話。

上がった物価は落ちない

物価上昇が止まらない。物価上昇もしているし、量も減ってきている。円安が落ち着いたり、輸入品がもとに戻ったり、エネルギー価格が落ち着いたりしたら、元の値段に戻るのか?私は元の値段に戻るとは思っていない。生産者が原材料とエネルギーが安くなったとしても、値段を安くして、目の前の利益を手放すことはできないと思っている。値段そのままであれば、利ざやがとれ、利益が多くなるからだ。それにお菓子などパッケージを買えたものも多い。もとの内容量の袋などに戻す場合、以前の生産ラインに戻す手間もあるだろう。このあたりの価格設定は、大手が実行して、中小が追随する形となるだろう。大手は人件費も賃上げするので、利益を減らすことは難しい。故に商品の価格もそのまま。全体もそのままかわらずということだ。

多くの人はジリ貧になる

賃上げが叫ばれているが、中小企業までは浸透しない。値上げは追従するくせに、賃上げは追従しないのだ。まぁ大企業の値上げコストを中小がかぶっているのかもしれないが。とにかく、ほとんどのサラリーマンは中小企業勤務なので、物価は下がらず、税と社会保険料の負担は増え、賃金はあがらないということになる。今を耐えればどうにかなると、心のどこかで願いたくはなるが、その希望は捨てたほうがいいだろう。ずーっとこのままジリ貧が続くことになる。いつか海外旅行にまた行きたいと思っている人も多いと思う。しかし、もう二度と行けない人も出てくると予想する。何もかも値上がり過ぎて、それに伴って賃上げが追いついていない。

それでも資産を残すには

それでも資産を残したいのであれば、支出か収入を劇的に変えるしかない。支出を減らすには、お金のかかることを諦めるしかない。結婚・子供・恋愛・趣味などなど。全部持って老後は年金という時代はもう二度とこない。残念ではあるが、諦めるしかない。方法は一応ある。お金のかからない異性と交際し、子供はすべて公立学校で済ませるという選択だ。これならば少子化も少しは解決するが、女性がそれを許さない。貧しい結婚するなら独身を選択するだろう。女性が経済力を求めるのが何よりの証拠だ。

収入を増やす手もある。とにかくがむしゃらに働くことだ。理想を言えば、本業で転職昇給がベストだがそうもいかない。なので、バイトでなんでも労働時間を増やすことだ。特に若いうちは無理がきく。かなり昔だが、睡眠時間を削って働いている女性(20年以上前で、当時20歳ぐらい)がいた。月に40万ぐらい稼いでいた。特別に何かをしていたわけでなく、夕方からWワークをしていただけだ。もちろん遊ぶ時間も殆どなかったと思う。これぐらい働けば、だいぶ貯まるだろう。

これからの2つの生き方

これからは2つの生き方になると思う。もちろんそのミックスもあるが。大別すると2つだ。

節約と投資をする

節約しつつ、NISAなどで積立投資をする。特に若い人にとりやすい選択だ。はっきり言って、楽しくないだろう。私のように水道水を飲むぐらいマゾじゃないと、楽しめない。時間をかけて少しづつ老後資金を貯めていくのだ。

お金のことは忘れて、健康に注意して長く働く

こっちのほうが幸せかもしれない。お金を増やすこととか、そもそも「お金」に関して考えないことだ。お金は地道に稼ぐものと認識をして、貯金を第一とする。貧しくとも健康で毎日笑顔ですごせれば幸せという心を持つ。そして1日でも長く働く。これは今の日本ではかなり難しい。とにかくマウント合戦がいたるところで繰り広げられている。食べ物、服、持ち物、休日の過ごし方。SNSはとくにひどい。

私の生き方

私の場合、上記2つ両方実践している。節約は苦じゃないし、投資もしている。最近ようやく、お金に関してあまり考えなくなってきた。コツはSNSをみないことと、マウント取りたい人や価値観が合わない人とは付き合わないことだ。毎日気楽に楽しく過ごしたいだけなのに、気分が落ち込む情報や嫌いな人と接する必要もない。たしかにお金があれば選択は増えるが、人生の喜びはそれだけで決まるものではない。

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