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就職氷河期世代は20代のときに何をしていたのか

またこの手のニュースだ。私も就職氷河期世代である。しかし、資産を築くことができたし、老後も大丈夫だろう。就職氷河期世代と一言で片付けられているが、人によってバラバラだ。特に20代の過ごし方でその後の人生が大きく変わったと思う。

新卒で入社できなくても正社員になれた

私も就職氷河期世代であり、大学卒業時に内定はもらえなかった。なんとかアルバイト雑誌に載っている求人に応募して、運良く正社員として働くことができた。IT系の会社である。新卒カードが使えなかったことはよくわかる。しかし、卒業したての学生であるならば、どこか正社員で雇ってくれるところはあったはずだ。そこで安易にアルバイトとか派遣社員に流れたのであれば、それがそもそもの間違いだ。将来のビジョンなくして、目先の金を稼げばいいという人生設計はいつか終わる。来月生活できる金がないという人もいるかもしれない。しかし、学生時代にアルバイトをしていたはずだ。貯金していないで、全部使っていたのであれば自業自得だ。ここでもやはり、計画性のなさがわかる。

20代をどう過ごしたか

アルバイトでも派遣でもいいが、貯金ができたはずだ。消費税も今ほど高くないし、社会保険料も今ほど高くない。手取りは十分にあったはずだ。さて、それらを貯金していたか?おそらくしていないだろう。月に1万でも貯金していたら、年に12万円。30年間で360万円である。つまり欲望のまま全部使っていたのだ。あと非正規をしつつ、常に正社員へ応募していたかという疑問。使ってしまって来月また給料が入ってくるという生活がずっと続くと能天気に考え、正社員へ応募しなかったはずだ。スマホもネットもほとんどなかった時代。飲み会・レジャー・ゲーム・ギャンブル。これらに時間を浪費して気がつけば30代だ。

30代でも非正規続行

ヤバいと思いつつ、あっという間に30代だ。そして30代でも何もしない。もともと将来のビジョンがないのだから、置かれている現状に危機感を感じない。危機感を感じないから、理想とのギャップも見えず、何が問題であるかもわからない。問題がわからないから、行動しない。そうこうしているうちに、リーマンショックだ。派遣村というのもあった。派遣切りというのはわかっていたはずだ。いい大人が知らないとは言わせない。見て見ぬ振りをしていただけだ。派遣村のニュースを見て、正社員の道を考えるも、もう遅い。

40代で詰みが確定

正社員へはなれないし、派遣ですらきつい仕事しかない。物価高に増税で正社員ですらきついのに、非正規は生きることも難しい。そして記事の、「死んだほうがマシ」なのだろう。人間も生物なのだから、劣った遺伝子は淘汰されて当然だ。金持ちの美男美女の遺伝子が残るべきだと思う。人類はそうやって、優れた遺伝子が残ってきたはずだ。現代は色々と便利になってきているし、日本は医療保険も手厚いから勘違いしているが、全員が遺伝子を残せるわけではない。あとは身体を壊すまで働いて、生きる人生だ。

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