資産所得を得られる人はこの2パターン
資産所得倍増を掲げて、NISAが2024年から変わる。しかし誰もがその恩恵を受けることができるわけではない。資産所得を得られる人は2つのパターンに分けられる。
給料から毎月投資に回せる人
収入が多いとか少ないとかの問題ではない。投資に回せるだけの収支になっているかが問題だ。もちろん人が生活していく上で、最低限の支出はかかるので、ある程度の収入は必要だ。しかしながら、収入が多いからと言って、使ってしまっては投資に回す金もないだろう。なぜか毎月赤字という人は、2023年中に生活のコストを下げ、投資できるだけの金を確保することをオススメする。現段階で、毎月黒字家計の人は、つみたてNISAを始めるといいだろう。
毎月の収支はカツカツだが、貯蓄から投資に回せる人
賃上げも期待できない、下手すればボーナスカット、そして物価高。頑張って節約してなんとかプラマイゼロにしている家庭も多いだろう。記事中のなかでは、収入が減ったから資産を取り崩した人もいるようだ。しかし、貯金があるということは、貯蓄から投資へ金を移動することで、資産を築くことができるかもしれない。日本人は貯金大好きだが、今年の円安で貯金の弱さが露呈した。ドルで持っていれば減るどころか、大きく資産を増やすことができた。今は耐え忍び、少しづつでも貯蓄からつみたてNISAに移動することで、老後資金を増やすことができるだろう。
上記2パターン以外の人
残念ながら資産所得倍増プランの対象外の人だ。政府はこれらの人の所得を上げるプランを用意しない。いきなり貯金が増えるわけがないのだから、支出を減らすか、収入を上げるしかない。シビアな現実だ。投資しなければ死ぬというわけでもないので、副業をしてまで投資資金を稼ぐ人は少ないだろう。副業の多くは、切羽詰まってやっているか、何か目標金額があってやっているのだと思う。つまり、上記2パターン以外の人は、投資せず、何もしないでこのまま老後を迎えることになるだろう。いや、厳密には、ネットやリアルで愚痴をいうだけはするだろう。あと一発逆転のギャンブルをするか。資本主義である以上、残念ながら勝ち負けはあるものだ。若ければなんとかなると思われがちだが、私はそうは思わない。低年収の職種についているかぎり、若くてもなにも好転せず、ただ年を取るだけだ。生活が精一杯で、投資する金がないのであれば、投資による複利もあったものではない。気づいていない人も多いと思うが、若くてもすでに詰んでいる人も多いように感じる。必要なのは投資の勉強ではなく、毎月黒字にすることだ。
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