サラリーマンと貯金は最悪の組み合わせ
1つの会社で定年まで勤めて貯金をすれば、老後安泰という時代は終わっている。投資という観点からみると、1つの会社に時間を投資して、日本円に投資しているということだ。両方ともリターンが得られない。
日本だけ30年間、年収が上がっていない
この図を見ても明らかだ。日本だけ、年収が上がらない。そもそも企業が成長していない問題があるが、内部留保は過去最高を記録したので、儲かっている企業は儲かっている。
企業が成長しても、社員に還元しない仕組みができあがっているのだ。こういう下地があるのに、やれ昇格だスキルアップだと言われてやる気を出せと言われても無理がある。結果が明らかなのに、時間という資源を必要以上に投資する意味がわからない。
いろいろな投資先
貯金(日本円)では資産が増えるどころか、守れもしないということが最近の円安でわかったと思う。貯金はもはやリスクであり、何も考えずに豊かになれるという考えが間違いということに気づくべきだ。そこで投資ということになる。私は、純金積立と米国株しかやっていないので、パフォーマンスを調べてみた。
純金積立
金価格は順調に右肩上がりだ。2011年~2019年は横ばいで、2020年から急に上昇し始めた。個人的には手堅い部類に入るが、逆に言うと上がりにくいと思う。手数料も高く、税金もかかるので、優先順位は低い。
株式投資
投資の本命だ。リスクもあるがリターンも望める。つみたてNISAによって、税制が有利になり、ノーロード&信託報酬が安いファンドのおかげで、コストがほとんどかからない。日本株と米国株を比較すると、日本株単体でみるとなかなかよさそうにみえる。しかし、米国株と比較してしまうと、日本株ボロ負けである。正直、日本に投資をしてもリスク・リターンが合わない。上がるときにきっちり上昇してこそ、リスク資産である。
サラリーマンで頑張るのは30歳まで
サラリーマンが投資効率が悪いといっても、株に投資する投資資金を稼がねばならない。それにはやはり、サラリーマンが第一の選択だろう。30歳ぐらいまでは給料の伸びしろがある(かもしれない)。業界のこともわからないと思うので、とりあえずサラリーマンを頑張るのだ。30歳になる頃には、大体のことがわかってきていると思う。投資資金もたまってくるはずなので、会社のために使う時間は最小限にして、株式投資にシフトだ。上記のグラフを見れば、何に投資すればよいかは一目瞭然だ。
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