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日銀の金融政策転換の感想とこれからの戦略

日銀のマイナス金利解除とかETF購入終了とかの感想とこれからの戦略。


円安基盤が強固に

私は資産のほとんどをドルで持っている。なので、円安大歓迎だ。ただ、日銀のマイナス金利解除を受けて、日米の金利差が縮まることによる円高を心配していた。

だが、蓋を開けてみれば市場の反応は冷ややかで、マイナス金利解除なんて大したことなかった。むしろマイナス金利解除してもこの程度であり、金融緩和継続なので、円高要因が小さくなったともとれる。

日本の金利はもうしばらくは上がりそうもないので、米国の金利に依存する形だ。その米国の金利もいずれは下がるだろう。そのときに円高になるのかもしれないが、ドルを売って円を買うという動きがどうも想像できない。

加えて、新NISAによるオルカンやS&P500などの海外資産への投資だ。日本人が円を売りドルを買って投資することになるから、円安要因になる。これは今後も継続する動きだ。

となると円高(だった)ピークはここ最近の話になり、あとは円安に動くだけとなる。

日銀のインチキETF買い終了

金融市場に大量の資金を供給する目的で行ってきたETF=上場投資信託とREIT=不動産投資信託の新規の購入も終了します。

NHK

日銀は、ETF買い入れを経済に資金を投入する手段として利用した唯一の主要中央銀行だ。13年に黒田東彦前総裁が就任する前に始まった資産購入は、黒田前総裁のリーダーシップの下で急速に拡大。ETF買い入れは当初、株価の下支えに役立ち、日経平均は13年に57%上昇したが、その効果は時間の経過とともに弱まった。

Bloomberg

個人的にはこっちのほうが印象に残った。やっと終了するのかーという感じだ。企業の実態を投資家が評価して株価が決まるというルールをやぶり、なんでもいいから買いというわけのわからないスタンス。

このおかげで私は日本株に嫌気がさして米国株に移った。米国株は素直だ。決算がよければ上がるし、悪ければ下がる。日銀のETF買いみたいに、悪い決算を下支えるというインチキはおこならい。

買入は70兆円にもなっているらしい。まったくわけがわからない。

これからの戦略

これからも安心して米国株に投資。円高要因は見当たらない。金利差以外でも為替は動くのだが、日本の金利上昇はたいしたことないと見透かされているので、円安になる下地はある。

仮に円高になったとしても、新NISA&オルカン・S&P500組がドルを買い支えてくれるだろうと期待している。今後も資産は上昇することを見込んでいるが、緩やかにかより早くかの選択になる。

一番やってはいけないのが、日本円貯金で昇給なしの企業に勤務すること。これだけはマジで詰み。

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