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Procreateでも左手デバイスって使いたいよね、というお話

世の中にはそれぞれのアプリに特化した左手デバイスが存在します。
使い勝手は専用だけにいいとは思いますが、大抵は高額だったりします。

私のようにたま〜にしか使わない人間にとってはかなり贅沢なものです。
ちなみにMacBookで動画編集ソフトのDaVinci Resolveを使う時にはBluetooth電卓を簡易的な左手デバイスとして使っていますが、趣味で使う分には必要十分だと思っています。

iPadで動画編集をすることは無いですが、デザインアプリのProcreateを使う時は左手デバイスが欲しいと思うことがあります。

しかしながらProcreateは動作に割り当てられるショートカットキーが決まっていてユーザー側で変更ができません
したがってブログラム可能なデバイスか、専用のデバイスを使う必要があります。

Procreate専用デバイスにはYesWordAOIKTYEというものがありますが、どちらも4,000円前後くらいです。

左手デバイスとしてはそれほど高額というわけではありませんが、一応Procreate専用なので他の用途だと使いにくいし、キーの位置も固定なので自分の好きなようにカスタマイズすることもできません。

8BitDo Micro

Procreateもいつまで使うか分からないので、汎用性のあるものがいいなぁ〜と思って調べていくと、8BitDo Microというプログラム可能なゲームコントローラーが、なかなかいい仕事をしてくれるという書き込みがあったので購入してみました。
3,000円強くらいです。

最初の印象はちっさっ!
据え置きで使うというよりは左手に常に持って使う感じです。

割り当てられるキーは全部で16個ありますが、片手で握るとほぼ親指だけの操作になるので、全てのキーを操作することは困難です。

Procreateには31個のショートカットが設定されているので、その中からよく使うものを厳選して、

・コマンドキー(⌘)(Win)
・ブラシサイズを5%増加(])+⌘キーで1%づつ
・ブラシサイズを5%減少([)+⌘キーで1%づつ
・ペンとツールの有効(B)
・消しゴムツールの有効(E)
・操作を取り消す(⌘Z)
・操作をやり直し(Shift+⌘Z)
・カラーパネルを開く(C)
・選択部分モード(S)
・変形モード(V)
・レイヤーモード(L)
・カラーバランス調整(⌘B)
・スポイト(M)
・アクションメニューを開く(⌘K)
と14個のキーを割り当てました。

アプリの設定画面

本当は「不透明度の変更」も欲しかったんですが、Procreateのショートカットに無いんです(涙)
「スポイト」は隠しコマンドのようです(笑)

で、使い心地はどうかというと、キーボードよりはかなり使いやすいです。
キーボードだとキーの位置をイチイチ確認する必要がありますが、このコントローラーだと割り当てているキーが少ないので、覚えると直感的に操作が可能となります。
まあ覚えるまではシールでも貼っておきます(笑)

「消しゴム」と「ブラシサイズの変更」ができるだけもペンだけの時と比べてペン先の移動距離が随分と変わってきますので、かなり作業が楽になりました。

安いキーボードを買ってきて、不要なキートップを外して使うという手もありますが、8BitDo Microは手のひらにすっぽり収まるのがいい感じだし、組み合わせキーもワンボタンで操作できるのがいいですね。

ちなみに、このデバイス安くて英語と中国語にしか対応していないのに、技適マークがきちんとありますので、日本でも安心して使えます。
有線でも使えますけど。

しかも、カスタマイズキーのプロファイルはいくつでも登録できます
というかiPadのアプリ側にプロファイルを登録しておいて、必要なものを選んでデバイスにひとつだけ記録するという感じです。
デバイス本体ではプロファイルを切り替えることはできません

またアプリはAndroidとiOS版しかなさそうです。(iPadでも使えます)
設定が終わればパソコンでも使えますけどね。

というわけで、8BitDo MicroはProcretateに限らず、何にでも使えそうなiPad用としては優秀な(コスパの良い)左手デバイスでした、というお話でした。



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