研修の思い出②

既にアツシは研修に飽きていた。

残念ながら、研修のチームは僕とアツシは
別々のチームになった。

まぁ、当然だと思うけども。

僕は比較的に大阪本社入社の新人と
仲良くなっていた。
ご飯なんかも一緒に行ったりした。

アツシは徹底している。
が、女の子に対しては関西人でも関係無し。

同じチームになったＢ子さんを口説きだした。

これも地元で何回も見ている光景で、
女性はイケメンに簡単に騙されるんだね。

イケメンとか興味ない！とか言ってた女の子が、
超イケメンのアツシに甘えられると、
簡単に思想が変わるのを見てきた。

まぁ、僕は地元でもそうだけども、
その場合に女性にアドバイスはしないし、
騙されているのを助けようとも思わない。

どっちもどっちだと思っている。

てかね、アツシの騙し方ってね、
かなり雑なんだよね。論理的じゃない。
でも、超イケメンだと信用されるんだよね。

イケメンって、宗教でも出来るんじゃないだろうか？
まぁ、ジャニーズとかそーゆうことか。

ある日、研修後にチームのメンバーと飯を食って、
２１時頃にホテルに戻った。

ロビーでエレベーターを待っていると、
上から降りてきたエレベーターからＢ子さんが降りてきた。

会釈しながら、すれ違ったが、
完全に手を出されちゃってるじゃんという状況だ。

たしか、アツシの話だと彼氏がいるという話だったが。