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neritakanaction
2018年3月19日 23:50
#ポエム #詩 #卒業 春を告げる白木蓮の花が皆を祝福するかのように真っ白な花弁を天に向ける 永遠に続くのかと思っていた友との何気ない日常 気がつけば別々の道へまだ知らない未来を互いに想像してちょっとだけ淋しくなる この駅でいったんお別れだね次会うときはどんな顔してるかなその日までどうか元気で
2018年3月18日 21:51
#ポエム #詩 #育児 上手になったなぁ感慨深くふたつの背中を見つめる ふと先週の練習風景に想いを馳せる肩肘の張ったふたつの操り人形たちは重たい鉄のヘルメットを被っているがごとく右へ左へせわしなくハンドルを揺らす ところがどうだろう今はふたり並んで笑顔で風を切っている君たちの補助輪はもはや取り返す必要のない忘れ物だ 父は応援するぞいつか人生の補助輪を自らの手で外
2018年3月15日 12:44
#ポエム #詩 いつも同じ場所で待っているいつ逢えるのかもはっきりとわからない 不意に身が軽くなるのを感じるあの人の身体綺麗に磨かれた真っ黒な革靴その狭間にわたしはそっと身を割りこませる ほんの一瞬かもしれないけど一枚の布越しに伝わるあなたのぬくもりと窮屈さゆえに全身を貫く安堵感 そして満足げに思い切り深呼吸をするの「でもやっぱクサっ!」
2018年3月1日 19:37
#詩 #ポエム #朝 建ち並ぶ公団住宅の上半分が赤みがかった金色に照らし出されている一羽のカラスが裏側の冷たい影に溶け込み何らかの自己主張を一帯に反響させている 青いポリバケツに止まるその使者に道行く女性がふと冷たい一瞥を投げているバケツの中は彼が求める何かが存在するのかそれとも空虚で満ちているだけなのか答えも出ないまま駅へ向かう流れに交わる一点に収束する各人のひとときの