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【海外】2007 マレーシアでの話 その5

今回は、現地での食事について書いていきたい。

マレーシアでの食事で記憶に残っていることは、とにかく「辛い」と言う事だった。

マレーシアに来てからしばらくした時に、仕事も落ち着いてきたから私の行きたがっているショッピングモールに連れて行ってくれると言う日があった。

ショッピングモールのレストランでゆっくりランチをしようと言う話になって、現地の人の心遣いがとても嬉しかった。

そして、ランチタイムに車に乗り合わせて、ショッピングモールへ向かう事になった。

一体どんなショッピングモールなのか、ここだと言われて到着したそこは

とても見慣れた看板のショッピングモール。

ピンクの看板に白い文字。

「JUSCO」

そう、マレーシアにきて初めて連れて行ってもらえたショッピングモールはジャスコだった。(現イオンモール)

そして、待望のレストランも、馴染みあるにこやかなおじさんの看板のお店

ケンタッキー・フライド・チキン

と言うレストランでランチをいただくことになった。

当然出てくるのはフライドチキンなわけですが、そこで小皿に大量にチリソースを入れ始める現地スタッフの皆さん。

「ネリサンがコレがツケル」とリーさんは親切に私の分のチリソースを用意してくれた。

どうやら、現地スタッフたちはみんなチリソースをつけてフライドチキンを食べるのが当たり前のようだった。

郷に入っては郷に従えと言うことで、チリソースをつけて食べる。

前にも言ったが、当時は鳥肉が苦手だったので、チリ風味が効いていてありがたいと感じたが、後から辛さがやってきた。

途中で唇が痛くなってきたし、フライドチキンなら平気かと思って、チリソースがなくなったことだしそのまま食べようとしたら「ネリサン」と追いソースを入れて頂いた。

リーさんのやさしさが唇に染みる。

結局最後までチリソースをつけてフライドチキンを食べました。

また別の日に、一人で晩御飯に行くのも慣れてきたころ、ガイドブックに記載されている料理の肉骨茶(パクテー)を食べに行こうと、ホテル近くにあったレストランへ向かった。

薬膳、漢方のような豚肉煮込みと言うことで辛くはないものだと思っていたのだが、注文してお出しされたパクテーには例にもれず、唐辛子入りの調味料が付属されていた。

これをパクテーの鍋に入れて食べると言うことらしかった。

普通に食べると、漢方な味が強かったので、調味料も少ないし大丈夫だろうと唐辛子を鍋に投入。

少し辛いものの、味が引き締まってとても美味しい。

と思ったのもつかの間、ものの数分でパクテー全体が激辛料理になってしまっていた。

唐辛子から辛みが物凄い速さで広がっているようだった。

ちょっと辛すぎると思いながらも、パクテーは半分以上残っているし、美味しくはあるので、辛い思いをしながらも完食した。

(パクテーについて、今しがた調べたが、辛い料理であると言う記載が無かったのでもしかしたらペナン州だけの話かもしれない)

他にも、最終日のことになるが、客先のお偉いさんたちとタイ料理のお店で打ち上げをおこなったのだが、そこで食べたトムヤムクンも日本のタイ料理やさんで食べるより激辛だった。

このような料理が印象に残っているので、マレーシアの食べ物は辛いと言うイメージが強く残っている。

勿論辛くない料理もあったのだが、それはまた別の話にしようと思う。

次は、少しホームシックになってしまった時の話を書いていきたい。

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