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うちの教室の生徒がすごすぎる件〜でも、音楽関係ない件〜

浜松市の音楽教室ミューレです。

音楽教室です。

お・ん・が・く・教室です。

このところの生徒の活躍をご紹介します。

うちの教室には、なぜか不登校の子がたくさんいます。素晴らしい人材揃いなのに、学校へ行けなくなってしまいます。

それで、ある不登校の中1男児に、「学校の不満を大人にぶつけてごらん」と、浜松100人カイギへの登壇を勧めました。すぐに「やりたい!」ということで、準備を進めました。

評判は上々。多くの大人たちから、「大丈夫、そのまま進んでください」とエールをもらいました。

スピーチがあんまり上手なので、「どうやってできるようになったのか」と質問を受けましたので、ご紹介しようと思います。

中学生がスピーチする方法

1.言いたいことを付箋に書く

とにかく言いたいことを思いついたものから付箋に書く

この時点で、「ほうほう、なるほど」とわたしが読んでも納得できるような内容になっていました。

2.グルーピングする

付箋を編集する手伝いをします。だいたい3つくらいに、グルーピングします。

ここでは、「学校の不満」「化学のこと」の二つに分けました。まずはこれがスピーチの骨子となります。

次に、「自己紹介パート」と「今チャレンジしていること」を加えるように伝えました。

この二つのパートは、中学生にはなかなか思いつきません。客観的に「聴衆」という意識を持った文章の組み立てはまだ難しいからです。なので、そこをフォローしました。

3.原稿を書く

「箇条書きにしたものを見ながら、フリーで話す方がいいか、ですますまで原稿を書いてしまった方がいいか」と聞いたら、「書いた方がいい」とのことだったので、文章に起こすことにしました。

上手に書けてしましたが、「この事実を知らない人」への説明が足りなかったので、そこをフォローしました。

ちょっとドラマチックな文章を書く子で、それは生かしました。

4.伝える/訴える

ここまでは、「自分の言いたいことの羅列」です。

なので、「これを言うことによって、何を伝えたいのか。何をわかってほしいのか」ということについて、話し合ってみました。

「相手の胸にグッと来る伝え方」をするためのアドバイスをしました。

それには「未来と希望」を付け加えることです。たとえば、学校の文句に対しては、「じゃあ、自分はどうなったらいいと思うか」というアイデアを具体的に提案する。

そのために、今、自分がチャレンジしていることは何か、具体的に起こしている行動について紹介する、など。

無理やり、取ってつけたように掘り下げたのではなく、言葉の端にチラッと現れた思いを聞き逃さず、それを「聴衆が分かるように」聞き取っていったのです。

5.読む練習をする/物を見せる

原稿をそのまま読ませてみました。棒読みでもなく、聞きやすく、好感が持てたので、原稿を読むことにしました。

そして、要所要所で、実物を見せながらお話することにしました。

***

もっともっとガッツリ手を入れないといけないかと思ったら、とても上手に素材を用意していました。それに、少しのアドバイスで、次にぐっと良いものに修正してきました。

元々の素質がある子は、ちょっとの指導でグンと伸びるんだなということが分かりました。

実際のプレゼンは、大人たちから絶賛でした。


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