子ども本人の前で肝心なことを言わないようにするのは何のためか
2010/07/18 ベースを買ってもらいたい子
バンドクラスは、楽器を持ってなくても参加できるというコンセプトで、保険をかけた楽器を用意し、子どもたちに貸し出ししてきた。
最初に、何を買ったらいいか、楽器店で相談したら、「結局は、ZO-3が一番手軽で子どもには向いてる」とのことで、ギターもベースもZO-3にした。
最近、講師陣からも「もっといい楽器を提供してあげたら?」と言われたり、子ども自身も体が成長してきて、本当の楽器を持てるようになり、また、その弾き心地の良さも分かるようになって来た。
でも、なんか、楽器を新調してグレードアップしようという気が起こらない。こういうのって、私はいつも直感で、「よし!買い時。投資どき。」って思う。今は全然触手が動かない。
どうしたもんかな、って思ってたとき、Kちゃん(中2女子。クールなマイペースちゃん)が、ミーティングのときに「ベースをやりたい。ベースが一番面白かったから。」と言ったので、「ベースの何が好き?」と聞いたら、「楽器としても面白いけど、ベースというパートにいるのも好き。」と言った。あー、なんか、この子は、本当にベースの面白さを知ったんだなと思った。
それで、「Kちゃん、その気持ちはたぶん、本物だから、お父さんとお母さんにそれを伝えて、自分の楽器を買うというのもいいと思う。ただし、ちゃんと話しなよ。今言ったことをそのまま言って、先生もそれは本物の気持ちだと思うって言ってたって言いな。あなたのご両親は、楽器を買うということに理解のない人たちではないと思う。それは、Tくん(弟)がピアノを習うときにピアノを買ってくれた人たちだから。ちゃんと話せば分かってくれると思う。」と言った。
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思春期・自立・教育方針
中学生以降の子育てや、それに向けて考えておくべき教育方針などの記事が含まれており、今後も増えます。
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