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日本は女性を幼稚でバカな存在にする
さて、今回の一件があったショーのバックステージはというと、前述の通りコレクションにメンズとウィメンズではっきりした分断がなかったこともあってなのか、私たちモデルが着替えるスペースにも、特に仕切りはなかった。
仕事で人様の前で着替える際は、現場をともにするすべての方が、プロフェッショナルとしてその場にいると思っているので、仕事モードをオンにして割り切っている。
同ショーに出演したとある日本人のメンズモデルが、「たくさんおっぱい見れてサイコー」という趣旨の発言を面白おかしく自身のSNSに投稿していたのだ。さらに残念なことには、そのモデルが所属する日本の事務所の関係者も、その投稿を自身のフィードにリポストしていた。まず、そうした発言をした個人に対して、非常に残念な気持ちを覚えたことは当然として、そうした態度や言動をとることを許している環境が周りに存在することを改めて知り、憤りとともに悲しみを覚えた。
モデルさんたちの環境を良くしてあげて!と思うと同時に、「ステージ」を神聖な場としてリスペクトし、プロ意識で取り組む姿勢もとても理解できます。そのプロ意識をぶち壊しにしたモデルだけではなく、あろうことかモデル事務所が日本にあるとは、本当に恥ずかしいです。
30年前、わたしがオーストラリアに留学していたとき、ひとりで出かけようとするわたしに、ホストシスターがこう言いました。
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