【来年の抱負】なにやってもあかん時は、なにもしないと決める!否、なにもしないをキメる!
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おれの中のディオさまが目覚めた
年末なのでちょっと2020年を振り返ってみよう。
1月 昨年受けたPTSDにより、心身の症状が悪化
3月 一時実家に世話になる(3,4月は実家で毎日20時間くらい寝てた)
5月 荷物仕分け・引っ越し・法的手続き・弁護士雇う(躁状態に乗って一気に終わらした)
7月 リハビリスタート
今年はコロ助によって体調を悪くされたひとや仕事を失ったひともたくさんいたと思う。また、生活様式の変化によるストレス、そこから派生した考え方の違いによる人間関係の分断、そして現時点では医療機関の逼迫により、重篤な方の入院が困難になりつつある。多くのひとにとって今年は厳しい年だっただろう。
ぼく個人としては、コロ助よりも、個人的な諸事情の後遺症(フラッシュバック・社会不安障害など)に悩まされた1年だった。
そんな中、医師・行政の方々・CSRに従事されている方々・友人知人たち、その他大勢の周りの人々の支えによって、元気をもらえたり、癒やされたり、励まされた。こうして今のぼくがあるのは大げさでもなんでもなく、本当にみなさまのお力添えがあってのこと。この1年間、関わってくださったみなさまに改めて感謝したい。
そういった土台があったからこそ、どうしたら自分の心身が良くなるだろうか常に考え続けることができたし、裁判での負担がのしかかってきても、なんとか乗り越えていくことができた。ただ、やはり「がんばらねば、がんばらねば!」と考えてしまうことは焦燥感を生み、悩んでも仕方ないことで悩んだりしていた。
しかし、それがある臨界点を突破したとき、ついにぼくの中のディオさまが開き直ったのだ。
※雑コラでスマソ
「こんなことじゃ、おれは駄目だ!」と精神論でがんばってどうにかなるものならば、そもそも精神医療はいらない。どうにもならんPTSDを負ったから苦しんでいるわけで。てか、おれはこの1年半、かなりがんばってきたよ。や、マジで。そして、こんな体たらくになりながらも、まったく自暴自棄になっていないおれはすごい!いや、むしろえらくない?
もうね、一生懸命がんばってきて、それでも駄目なら仕方ない。人間には限界があるんよ。無理なものは無理。駄目なものは駄目。あきらめが勧進帳。
つまり、こうなったらがんばるのをあきらめよう。そして、これからも度々、具合悪くなることを受け入れるんだ。嫌だけど、そこは覚悟するしかない。
具合悪くならないようにがんばるのではなく、具合悪くなることは織り込み済みでやっていこうという、そんなお気持ち。
フラッシュバックが起きたら抗不安薬とかの対処療法でとりあえずやり過ごし。そのための薬なんだから。ホント、なにやってもあかん時はなにやってもあかんのよ。岡崎体育も散々言っているじゃないか。
なにやってもあかん時は、なにもやらん。40年以上生きてきて、いまさらなにもしない年が1,2年あったところでたいして人生変わらん変わらん。だからおれは、来年もなにもやらん!
そう決めた。
しんだらおんせん・いきていてもおんせん
11月半ば。ぼくは敬愛する山田玲司先生の『しんだらおんせん』という絵本を読み返した。
しんだら、あったまる温泉で心の底からリラックスして、まったりと故人たちと語り合い、そしてまた新しい生へと旅立つ。仏教的な輪廻転生の中に、心地よい温泉が入っているという、読んでいて不思議と心も温まる絵本だ。
そう!しんだらおんせんなのだ!なにもしないということはしんでいるようなもの。だったら玲司先生が説く死生観に倣い、なにもしないを極めるとしたら温泉!とにかく心身を温めてぬくぬくするのだ!なにもしないと決めて、なにもしないをキメる!
こうしてぼくはGoToやお得なキャンペーン、友人の奢りなどで、11月後半から湯河原温泉、有馬温泉、万座温泉と、なにもしない&リラックス&癒しを堪能した。
温泉はいいね。温泉は心を潤してくれる。リリンが生み出した文化の極みだよ。そう思わないかい、碇シンジくん。
湯河原はとにかく温泉の湧出量が豊富で源泉掛け流し。かつ食塩泉と石膏泉の絶妙なブレンドで療養に良いとされている。41のおっさんの浴衣姿自撮りで誠に申し訳ないが、湯船からあがってかなり経っているのにも関わらず、身体の芯まであたたまって、ずっと汗かきっぱなしだった。写真をよく見てもらうと肌が赤くなっているのがわかる。湯河原は、保養所でさらにGoToで格安になってたからたまたま選んだのだけれど、湯治場としては最高な気がする。山間いでひといないし、泉質はいいし、ひたすら畳をごろごろできる。GoToもソロで大人しく温泉入って、部屋でごろごろしてれば誰とも関わらないし飛沫も飛ばさない。もう、来年も粛々とやらねばならぬことだけはやっていき、メンタル食らったら湯河原にごろごろしに行こう。
有馬温泉の金泉はおもに含鉄強食塩泉で、単純性温泉、二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、含鉄泉という環境省の指針により療養泉として指定している9つの主成分のうち、6~7成分を含んでいるという。さすがは日本三大名泉。
ただ、そこまでの湧出量ではないので、源泉かけ流しはほぼないし、そもそもさいたまから遠すぎて気軽にごろごろしにいける場所ではない。あとこじんまりまとまったオシャレな温泉街なので、湯治というよりは友人や大切なひとと楽しんで行く方が向いている温泉地だと個人的には感じた。
そして極めつけが万座温泉!
ぼくが「来年こそなんもしないをキメる!」と最終的な考えに至ったのがここの温泉との出会いだ。
標高1800メートル、冬は豪雪に閉ざされ、強制的に温泉に入るか、ごろごろするしかないという、人里離れた高山温泉地だ。しかもここの泉質は日本一硫黄濃度が高い硫黄泉。湧出量も豊富で源泉掛け流しである。ここまで湯治向きの温泉地も中々ない。実際、宿の女将さんに聞いたところ、最高で120連泊した方もいるんだとか。また、女将さんがとても温泉と健康にこだわりのある方で、提供する食事バランスや健康プログラムなども多種用意されていた。かなりのリピーターがいて、湯治用プランが用意されているのも得心がいった。万座温泉の素晴らしさは別記事で詳細に紹介したい。
とにかく、温泉パワーというか地球パワーをそのまま吸収させてもらっているという感じ。天空の露天風呂といわれる露天には宿を出て5分ほど歩いた離れにあるのだが、吹雪の中、行きは凍えたが、温泉につかると帰り道は全然寒くなかった。外は−10℃の極寒の世界、しかし温泉パワーでむっちゃあたたまる。よくサウナに入って水風呂に入ってまたサウナにというのを繰り返して、キマるのがやみつきになるひとがいるが、ここでは湯船から上がった瞬間極寒なのでのぼせてきたら半身吹雪にさらしてなんてやっていると、ガチギマリしてしまう笑
脳梗塞や心筋梗塞の疑いのあるひとはやらない方がいいが、こうすることでものすごく血流がよくなる。血流を良くしてバランスのとれた食事をとって畳でごろごろ。もう、これほど健康的で癒される場所があろうか。
山田玲司先生の絵本のごとく、来年以降、メンタル食らったら(しんだら)、湯河原か万座に行く。そして輪廻転生(血流よくして体調回復)して、また現世に戻ってこようと思う。
みんなも生きていて辛いこと、理不尽なこと、たくさんあると思う。でも、2021年もそれぞれのサバイバル術をみつけて、助け合いながら生きていこう。
※以下、ねりな(41歳)の温泉ブロマイド笑(課金価値マジでゼロだけど、お年玉と思ってネタで課金してもいいのよん♪)
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