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【ジャズ聴き初め】〜ジャズ初心者が師匠と聴く名盤名曲〜その1

●何故それを始めようと思ったのか

今現在1日9〜9.5時間×週6日で働く長時間労働者である私。音楽をきちんと聴く時間がなかなか取れない。往復で40分程度の通勤時間にiPhoneで音を聴いたりはするものの自分のバンドのリハーサルの音を聴いてあれこれ反省したり考えたりする事も多いのでそんなに色々な音楽を聴けるわけでは無く。

では休みの日ならばどうか?と思ったけれどリーダーホリオとの団欒時間というものも大切にしたいなあーと思っているので
〜そういう時間を大切にしないと死に別れる時とかに「ああ、もっと喋っておけば良かったなー」とか「もっと一緒にいれば良かったな」とか絶対後悔しそうなので〜

あ!ならば2人で一緒に聴きながら感想を言い合うようなコンテンツにしてしまえば団欒も兼ねるしきちんと音源に向き合えるし良くない?と思いつき、今回やってみる事にしました。

長年気になっていたもののなかなか手の出にくかったジャズにまずは手を出してみます。

よろしければお付き合いくださいませー。

●初心者と師匠の紹介 

初心者:ねこっぱち
5mmとSHEEPのベースとコーラス担当。
ひと通りのロック名盤はそこそこ通ってきた。
ビートルズ〜XTC辺りやスウェーデンPOPやイエス系プログレなどが好き。
事実上のリーダーホリオのヨメ。なのでリーダーホリオに対して師匠でもあるけど基本タメ口。

師匠:リーダーホリオ
80年頃からプロのベースプレイヤーとして活動を続ける。
5mmとSHEEPではボーカル&ギター担当。
SHEEPの楽曲の半分と5mmの全楽曲の作詞作曲とアレンジを手掛ける。
フュージョンやジャズもひと通り通ってきた世代。
ビートルズ〜10ccやイエス、ジェントルジャイアント、ドビュッシー、
などが好き。最近はDirty ProjectorsやWEENがお気に入りの様子。

●聴いてみた

◇Bill Evans Trio

ねこぱ:第一回ジャズ聴き初め!

ホリオ:1曲目、My Foolish heart。

ねこぱ:ライブ音源で、なんかスネアのザーッていう音がずっと鳴っててなんか。。焼きそば炒めてるみたいな音がずっとしてて気になる。。。

ホリオ:まあ実際、焼きそば炒めてるみたいな手付きやからな。(ドラム)

ねこぱ:もの凄い王道ジャズ、という感じがする。

ホリオ:王道中の王道やからな。

ねこぱ:ちょっとダルいかと思ったけど、生で演奏し合ってる感に気が向いたら割と楽しく聴けましたー。とかいってるうちに1曲終わった。1曲短かったなあー。

ホリオ:バラード延々とやられてもしんどいな。
ねこぱ:そうね。

ホリオ:次はWalts for Debby。

ねこぱ:小粋。演奏が上手いなあーというのが私でもまあ分かる。

ホリオ:そらそうやわな。

ねこぱ:王道ジャズでややダルいけど演奏自体にはゆるんだ所は無い感じ。各メンバーの楽器の音も良く鳴ってる。(上から

ホリオ:上からやなあ。ほんまになあ。

ねこぱ:でもあれだね、なんか曲がどうのとかじゃ無くて演奏、て感じなのね。
この曲が!あの曲が!とかそういう記憶に残りづらい。私には。

ホリオ:ジャズはそう言うもんなんやろね。そして次は、Detour Ahead。

ねこぱ:えーと。。。ダルい奴来た。。

ホリオ:いや、ほんまにダルい奴はこんなもんやないから。

ねこぱ:そうなのかー。

ホリオ:まあ、ジャズはだるいからな!

ねこぱ:えっと、もっとなんかテンポ速い系の、私でもおお!すげー!ってなる奴なんか無いすか?

◇Chick Corea・return to forever

ホリオ:Chick Corea・return to forever。

ねこぱ:先日亡くなったという。ご冥福をお祈りします。

ホリオ:表題曲return to forever。

ねこぱ:あ!アルバムジャケットカッコいい!
お!曲の始まりが不穏!ちょっとかっこいい予感。。

ホリオ:再結成ライブ、大阪で観た。フェスティバルホール。

ねこぱ:お!この鍵盤かっこいい!鍵盤の人だよね?チックコリアって。

ホリオ:当たり前やがな。

ねこぱ:これは好きかも。かっこいいかも。これがジャズならジャズ嫌いじゃないかも。この曲ならなんかやる意味あるなーって感じするわー。
また頭のフレーズに戻ったけどこの部分の不穏な感じ怖いー。
ベースの人もなんか有名そうな音。有名な人?

ホリオ:スタンリークラーク。

ねこぱ:スタクラって言われてる人だな。

ホリオ:大阪では長作て言われてた。

ねこぱ:ジュンでーす!とかの?

ホリオ:そう、チャンバラトリオの。

ねこぱ:いや、レッツゴー3匹でしょ!

ホリオ:そうやった!

ねこぱ:2人目の名前が思い出せない。。レッツゴー3匹の。。あ!2人目が長作か!
そしてまた曲が頭のフレーズに戻るのねー。怖いー。。。ってうわ!このまま終わった!変な夢見そう!でもなんかカッコ良かった。曲長いけど飽きなかった。

ホリオ:次はCrystal Silence。

ねこぱ:綺麗に鍵盤の音使うなあー。苦手なタイプの鍵盤の音かもと思ったけど大丈夫だった。弾くフレーズとか響きとか綺麗ー。

ホリオ:チックコリアやからな。

ねこぱ:それがチックコリアなのね。

ホリオ:それが、て、言うか。。。

ねこぱ:ドラムの人がチリーンとかしかやってない。

ホリオ:ベースおらんし。

ねこぱ:あ!ほんとだ!

ホリオ:エレピのリバーブええ感じ。

ねこぱ:そうね。

ホリオ:チリーンはドラマーではなくて、フローラプリム(歌の人)かも。知らんけど。

ねこぱ:そうなの?この曲歌無いもんねー。

ホリオ:次はWhat Game Shall We Play Today。

ねこぱ:あ!聴きやすい!ポップ!各演奏もかっこいい!この人の鍵盤かっこいいなあー。

ホリオ:チックコリアやからな。

ねこぱ:それがチックコリアなのね。

ホリオ:まあね。。。
次、Sometime Ago-La Fiesta。

ねこぱ:ベースの人大活躍回。

ホリオ:スタンリークラークやからな。

ねこぱ:弦の人もいるのねー。

ホリオ:これベースやから。

ねこぱ:まじか!同じ人!弓でも弾くって事?凄いな!芸達者!ジャズの人だと普通なの?

ホリオ:コントラバスをボウイングで弾いてんねん。いや、芸達者と言うかアコベやる人なら結構やれる事やわな。

ねこぱ:そうなの?アコベだけでも大変そうなのに。指弾き5年弓で8年、みたいな。。

ホリオ:スタンリークラークはアコベでもエレベ音やけどね。

ねこぱ:なるほど、そう言われるとエレベ的な音かも。指が強そうねー。

ホリオ:めちゃ手デカいし指長いし。

ねこぱ:じゃないとエレベみたいな音にはならなそうだよねー。アコベの大きいボディを完全支配下に置く、という感じ。

ホリオ:そして後年アフロな天パーを無理矢理七三分けにする。そんなスタンリークラーク。

ねこぱ:後半のLa Fiesta部分の演奏のせめぎ合い、かっこいい!

ホリオ:激すぃーい!

ねこぱ:熱い!ベースの人はそんなに弾きまくるパートは無くてもいいけど、弓で弾くのは良かった。

ホリオ:スタンリークラークから弾きまくりを取り上げんといてやって!でも、ワシもスタンリークラークはバッキングのブットい音でウネウネしてるのが好きなとこではあるけど。

ねこぱ:アルバム聴き終わった。4曲だけなのねー。聴きやすかったしカッコ良かった。
チックコリアの鍵盤の刻みの感じかっこいいなあー。
1曲目が曲という意味では1番カッコ良かった。

ホリオ:ワシは、好きな曲はない!

ねこぱ:うわ!言い切った!これは載せれない奴でしょ!まあ載せさせていただきますけど。

(次週、第二回に続く)

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