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どいつもこいつも*****!! 私の最強の代弁者EMINEMの新作が待ちきれない!!

やふぅー٩( 'ω' )و
今回は、アメリカのラッパーEMINEMの新作、EMINEMの魅力と過去の私の思い出について書きます。

EMINEM Houdini

新作を聴きましたか?!
新曲Houdiniは、告知から懐かしい感満載で最高。
MVでは、ベースに"Without me"のMVがあり、"The Real Slim Shady"もあり。

"Without me"がドカーン!!と心にある人には、このMVでテンションが爆発したはずだ。
それは繰り返しになるが、このMVが"Without me"のMVに沿っているからだ。
MV内で当時のEMINEMと、現在のEMINEMが対峙するところはテンションが最高潮となる。
最後には、昔のEMINEMと現在のEMINEMがフュージョンする。
おお、一体どうなんるんだ?!

当時のエミネムといったら、ブリーチしたような金髪&短髪。
白いTシャツにグレー?の大きいパンツを履くスタイルとNIKEのスニーカー。
それを見た瞬間、EMINEMだ!!と分かる外見をしていた。
シンプルなのに絶対に彼だと分かる、面白いスタイルだと今は思う。

"The Real Slim Shady"という曲の内容は、「似たようなやつはいるけど、俺は俺しかいないんだぜ」的な内容。
当たり前のことを言っているだけでは?と思うけれど、抜きん出て「誰か」特定の個人を、たくさんの人の中で見つけられるのは、やはり彼の持つ魅力だと思う。
言葉を現実化させているのも素晴らしいとろだ。

中二病のようなことを書いたが、それだけではない。
彼の素晴らしさは、例えるなら「出た杭は打たれる」が、「出過ぎた杭は打たれない」というようなところだ。

当時のエミネムの特徴と言えば、曲中でディスりまくることだ。
私にとっては外見よりも、これこそエミネムだと思わせる。
当時流行ったり、話題に上がった人や時事ネタは、徹底的にディスられていく(今だったらアウト?)

当時は珍しかったんじゃないだろうか?と思う、白人のラッパー。
エミネムより以前に、白人のラッパーはいたけれど。
こんなに長くラッパーとして話題に上がる人を、私が他に知らないだけかもしれない。
エミネムは、彼の発音をラップする時に変えていない。
それも魅力だ。
意図的に変えないのか、他に理由があるのかは知らない。

また、ライム(韻を踏む)の威力。
現在の私には、これが最大の彼の魅力でもある。
語彙力どうなってるんだと思わせる天才だ。
ライムのための辞書もあるらしいが、彼の頭の中には複数辞書が入っているのではないかと思う。
必要な時に、その複数ある引き出しの中から的確な言葉を引っ張り出す。

それだけではない。
随分前、私には歌詞を手書きするブームがあった。
ある時、EMINEMの歌詞を書き出してみたのだが、単語のアルファベットだけではなく、発音や音でも韻を踏んでいることに気付いた。
とんでもない天才的な歌詞だ!!と、EMINEMのライムの凄さに気付いた。
歌詞(ライム含む)を並べて、その洗練された作品をしっかり見てみると、ディスりまくる怒り心頭、中二病を拗らせたラッパーの姿が消え失せる。
EMINEMすげー!!と、手放しで称賛してしまう。
天才的なラップをするから、ふざける余裕を持つのではないか。
ふざけることは、余裕がないと出来ないとからだ。
(相手の怒りをさらにエスカレートさせる可能性が大いにあるけれど)

最後に、新アルバムはいつ出るのかという話題。
エミネムは、内面の分身としてSlime Shadyとい名のキャラクターを生み出している。
新作について、彼は“誰がSlim Shadyを殺したのか?”と投げかけている。
分身のようでいて、同一人物と同等のこのキャラクターを自由自在に扱ってきたEMINEM。
これは最近よく見聞きする「メタ認知」に相当するのではないかと思う。
自分によく似た「他の何か」を作り出し、それが何かをする。
その言動について、複数の視点から自由に評価する。

急に話が変わりますが。
私が小川哲さんの「主観的要素100%」で進む小説を読んで、EMINEMを思い出す理由はこれか?と思う。
特に「君が手にするはずだった黄金について」という物語は、小川さん自身が自己投影しているようなことを言及している。
どこまで本当かは知らないけれど。


私はラップが小学生の頃から好きだ。
そんな私にとって、EMINEMは特別なラッパーの1人だ。

高めの声で怒鳴るようなラップ。
いつも怒り狂って、社会や人、事柄をディスる。
拗らせているのでは?
それは、分からない。

縦社会の文化は、今でも私を苛立たせる。
年上に便利なように体よく使われていたら、自分が寿命を迎えるのではないかと何度思ったか分からない。
結局、いつの時にも弱者は強者に奪われて従う。

EMINEMは、最強の代弁者。
「出すぎた杭は打たれない」と聞いたところで、きっと私はそちら側には行けないだろう。
代弁者がディスりまくり、曲を聞いてストレス発散出来るのは最高だ。
誰も傷つけないし、傷つかない。


どいつもこいつも*****!!
私の最強の代弁者、EMINEMの新作が待ちきれない!!




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