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3Dプリンタでできること、できないこと

こんにちは、田畑(@nerd0geek1)です。

3Dプリンタの購入後、Twitterでこのように呼び掛けたところ、知り合いのソフトウェアエンジニアでやってみたいという人が何人かいたので、3Dプリンタ体験会を開きました。

この日1人1つずつモデルを出力し、2つは成功、1つは大失敗となりました。
それぞれの成功・失敗から3Dプリンタで得意なこと、苦手なことが見えてきたので、それを共有していきたいと思います。

成功例

Google Voice Kitのフタ(元データはこちら、所要時間1時間30分)

最初は、知人Aによる出力です。
Google Homeを自作することができるGoogle Voice Kitというものがあるのですが、そのスピーカーのフタ部分です。
キャリブレーションが完全でない状態で始めたのですが、平らな板に穴を空けただけという簡単な構造となっているせいか、難なく成功しました。

Wio Node用ケース(元データはこちら、所要時間50分)

次は知人Bによる出力です。
Wio Nodeという、ハンダ付けが不要でセンサーとコネクタで接続するIoTデバイスがあるらしいのですが、そのケースです。
コネクタの口があるのでケースの側面にも穴を空ける必要があり、そこがちゃんと出力できるか心配でしたが、こちらも問題なく出力できていました。
サイズがかなり小さい(5cm x 5cm x 3cmくらい)ことも成功の一因かもしれません。

失敗例

スマホスタンド(元データはこちら、所要時間6時間)

最後に、私が作ろうとしたスマホスタンドです。
こちらのスタンド、いくつか浮いている部分があるため、サポート材と呼ばれる支えが必要だったのですが、それについて「プリンタ側で自動的に挿入してくれるのかな」と勝手に思いながら、出力を開始しました。
その結果がこちらです(4時間経過後)。

完全に重力に負けてフィラメントが垂れてしまっています(´・ω・`)

<2018/04/30訂正>
(以前記載していたXYZware NobelはNobel 1.0という別のプリンタ用のソフトでした🙇🙇🙇)
これを防ぐためには、XYZware Proの印刷ボタンをクリックし、

画面下部の印刷ボタンをそのままクリックするのではなく、その前にサポートタブをクリックし、サポートのチェックボックスを入れる必要があったようです。

まとめ

今回の教訓としては
・平面に近いもの、サイズが小さいものは成功しやすい
・キャリブレーションが完璧でなくても、問題ないこともある
・サポートが必要そうであれば、印刷時にサポートタブをチェックしておくこと。
thingiverse.comに大体必要なものは揃ってる。
 そこにない場合のみ自分でモデル作れば良さそう。
といったところです。

次回はスマホスタンドにサポート材を差し込んでリベンジしたいと思います。


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