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「食べて応援」をお店で出来ることに感謝

食べることが好き。お店に行ってお酒を片手に語り合うのが好き。

会社で仕事してるときはランチタイムに神楽坂や飯田橋のお店を探索するのが好きだし、夜は彼と共に美味しいものを食べに行くこともある。

しかし、3月後半、新型コロナウイルスの感染が東京で広がり始めた頃から、外出するのが難しくなってきた。

4月、5月と緊急事態宣言が出されてからはお店に行くことはもちろん、テイクアウトで料理を買ってきたことを投稿する事自体がやりづらさを感じてきた。

緊急事態宣言が解除され、お店も再開されるようになってきて、少しずつ行きたいお店にも行けるようになった。

お店に行けるようになって感じたのは、お店に行って食べることは単に食事を味わうだけでなく、お店にいるからこそ味わえる喜びだった。

外出自粛になってから、現在まで感じたことを綴りつつ、「食べて応援」出来る喜びを書いてみたいと思う。

お店に行きたいけど「外出自粛」と言われて葛藤した3月末

東京で「外出自粛」を呼びかけられてからの週末、もともと予約していた居酒屋で夕食をいただいた。そこの居酒屋は魚が美味しくて、日本酒も本格的で居心地がいいお店なので、食べに行ったら翌日にはSNSで紹介したし、ブログにも記事にしていた。

でも、今回はすぐには投稿できなかった。「外出自粛」と言われてる中で食べに行った投稿をしたら何か言われるのではないかと思ったからだ。

このまま投稿しないでスルーするのもありかもしれないけど、この大変な時に営業しているというのは意味があると思い、数日後、Facebookに投稿した。

投稿内に書いたことを一部引用。

東京だけでなく、神奈川でも外出自粛要請が出てる中で外に食べてるのを見て、いろんな思いが出てると思います。
今回はお友達のお店を支援するために行ってきたけど、コロナが落ち着いてからでいいのではという意見もあると思います。
この日の土曜日は通常なら営業してるお店の多くが臨時休業してました。
魚男は神奈川郊外にあり、橋本駅周辺は静かで人通りが少ないのもありますが、休業の選択をせずに営業したというのは悩みながらの決断だったのではと思います。
帰宅した翌日、店主のやっちゃんにメッセンジャーでお礼を送ったら、「このような時に来ていただけるのは本当にありがたいです(*^▽^*)」と返信が来ました。この一言のメッセージを読んで、涙が出てきました。​

この投稿をしたのは3月末、東京都知事が「夜の外出自粛」を呼びかけた緊急会見を観て、ものすごく複雑な思いを感じたからだった。

この頃から都内のお店でも臨時休業が始まったり、短縮営業を始めたりしていたが、昼間は仕事で会社に行ってたし、昼間の外出はあまり制限されてなかったと思う。

緊急事態宣言中、辛かった外食の時間

4月、政府から「緊急事態宣言」が発令された事で、「外出自粛」が“スタンダード”になってしまったように思う。

「外出自粛」「Stayhome」と提唱され、おつかいなどの必要な外出をする際にも神経を使わなければならない状況で、全体的に息苦しさを感じてしまった。

何度か訪れたお店でテイクアウトをやっているというのを聞いてからは、注文して家で食べたりもしたし、在宅勤務が始まってからたまに出社する時があったらランチに行ったり、時にはこっそり外で夕食を食べたりもしていた。

テイクアウトで買ったり、食べに行ったお店の感想を書きたくても、4月、5月は「外に出る」ことを報告すると白い目で見られているような気がして書けなかったのが辛かったように思う。

予約が2年先まで取れない「食堂とだか」のテイクアウトが出来たのは嬉しかった出来事の一つ。

緊急事態宣言解除でお店が再開。少しずつ前へ

5月末、緊急事態宣言が解除。そして東京では経済活動再開に向けてのステップが出された。その中で居酒屋など飲食店は、営業時間が20時までから22時までとなった。

今までは閉店時間だけでなく、アルコールの提供時間が19時までと、お酒の提供が売上に大きくウェイトしている居酒屋などは売上が激減してしまう状態だったのが少し緩和されてきた。

またテレワークで会社に行く人が激減してしまったことで、ビジネス街にある飲食店も打撃を受けているから、営業再開出来るようになったり、営業時間が伸びるようになってきたのは大きい。

「飲食店に行こう」

5月末、久しぶりにお店で料理をいただいた。

久しぶりに訪れたときは来客数は少なかったけど、ゆっくりと味わえるのが本当に嬉しかった。その時の思いをFacebookにこう書いている。

単に料理をいただくだけでなく、そこにいる事で感じる雰囲気、大切な人と共に美味しい時間を味わえるのがどんなに嬉しい事かを再認識しました。

お店に行くというのは単に料理をいただくものではないんだなと感じた時、出来る範囲で応援していきたいと感じた夜だった。

4月、5月と自粛休業していた大好きな居酒屋「萬屋おかげさん」にようやく訪れる事が出来た。感染防止のために座席を空けて営業しているけど、雰囲気は前と変わらず、料理もクオリティが高くて美味しい時間を過ごせて感謝な夜になった。

翌日はお友達が店主の「日乃屋カレー」秋葉原店で美味しいカレーをいただいた。日曜日というのもあって、結構人が出入りしてるのを見て私も嬉しくなった。

これからも「食べて応援」を続けていきたい

営業が再開したとはいえ、まだ完全にもとに戻った訳ではない。席を空けて営業していることは入れる人数が減るので、本来の売上より下がってしまうし、テレワークが続いているビジネス街では必然的に人がやってこない。

売上が減ってるのに、家賃や光熱費や経費など出ていくお金は増えていくのが大変という話を私の周りでも耳にしている。

私はお店に行って食べるのが好きなので、自分にできることは、お店に行って美味しいものを食べること。予算は限られるので全部とはいかないけど、行ける機会が出来たら、食べに行きたいと思っている。

最近は週2回出社なので、ランチは出来るだけ外に出て食べに行きたいと思い始めている。美味しいお店に出会うためでもあり、街に活気を取り戻すためでもある(感染防止対策はしっかりと行いつつ)。

気兼ねなく外で食べに行けるようになったので、出来る範囲で食べに行きたいな。

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「とだか食堂」にも訪れてみたい。今から予約入れるといつになるんだろう…。

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