言葉の魔物

言葉には魔物が潜む。
『言葉には、人それぞれ、血液が通う。』

同じ言葉を扱っていても、温かく聞こえる事もあれば、冷たく聞こえたりもします。

シチュエーションもそうですが、その人柄、関係性によって伝わり方は変化します。

言葉一つで、熱したり、冷めたり。

辛い時の優しい言葉って沁みますよね。
逆もしかり、それ言わなくてもって事もある。

崩れるは一瞬、ジェンガ同様、容易く崩れるのが信用です。

人は誰しも強くは有りません。

謝って許してくれる事柄もあれば、一生修復されない事もあります。『一時が万事』

覆水盆に返らず。

少しずつしか貯まらぬ雫を少しずつ溜めていくのが日常なのです。

不満って、少なからずあると思います。
思いも一つでは無いと思います。

それは、多かれ少なかれ、人が持ち合わせているものだと思います。

人それぞれの器があって、容量も様々、時に溢れたりします。

聖人君主では有りません。
私も少なからず、不満や悩みを抱えます。
それは、自分に対しても人に対しても言える事です。

『人はそれぞれに悩みを抱える生き物だとおもいます。』

打ち明けれたり、打ち明けられなかったり。
嬉しい悩み、悲しい悩み、恥ずかしい事、悔しい事。

全部を打ち明けられたらどんなに楽だろう？
そんなに単純じゃないですよね、きっと。


言葉は恐ろしい、心は恐ろしい。
思っても無い言葉が出たり、行動をとってしまったりするものです。私も経験が有ります。

私も時に人を傷つけます。
気付かぬうちに傷つけている事もあります。

私も願います。人を傷つけるのではなく、誰かを愛し守りたいと。

言葉には魔物が潜みます。
心も決して一つでは無いと思います。

どうか、優しい魔物であって欲しいもの。