【Audible】 無職転生を聞いてみた感想。

あらすじ

前世はいじめが原因で、働く努力もせず20年以上、引きこもりを貫いてきた主人公が異世界に転生を果たし、やり直しを誓う冒険ファンタジーです。

共感できる点

主人公の境遇は、僕自身、仕事が長続きしなかった過去を経験してきたせいか共感出来ます。ただし、自分を擁護すると、両親の葬式にも出ないで、ロリ画像でオナニーしているほどのクズではないと思います。

まぁ、アレは、転生前後の違いを際立たせるための誇張表現の一種だと思います。テストで今まで10点未満しか取っていなかった人が70点を取れば、凄い頑張ったように見えるのと一緒です。

Audibleでの購入に至ったきっかけ

アニメでは、ハルヒのキョン役の杉田さんのモノローグで、前世の男が、いい塩梅で表現されており、面白さを引き立てる魅力になっていると思います。アニメの出来が良かったように感じたので、今回、audibleで原作を何巻か購入して読んでみました。

ちょっと、どうなの?と思った点

ブエナ村の転移事件後、魔大陸、大森林のエピソードは続きが気になるほど面白かったのですが、オルステッドに敗北後、特にエリスと別れてからEDになったとかどうでもいい描写が増えたり、主人公のロリ好きの変態性癖ぶりが過剰でアニメ化の際は、塩梅を考えて欲しいなと思います。今のところ1クール目の出来は、非常に良いと思っています。2クール目もすごく楽しみにしています。

ラノア大学編では、学生結婚し、妊娠したシルフィーを置いてダンジョン探索に出かけて、その後、ロキシーという別の女を引っ掛けて帰ってくるなど.....そして、2人目の妻として迎え入れます。そして同じ屋根の下でロキシーと再度情事。そしてシルフィーとも........ちょっと、流石にこれはどうなの?と思ってしまいました。それを平気な顔で許すご都合的主義的なシルフィーの発言。ここは原作でも賛否両論だったようです。

泣きじゃくったり、罵詈雑言をルディーにぶつける、家を出て行ってしまう。むしろ、ルディーが追いかけるくらいの方が人間味があっていいんじゃないかなと思います。

原作では、ミリス教徒でなければ、一夫多妻制でも問題ないと読者の批判に対する予防線が張られていますが、パウロの浮気で家庭崩壊になった事を思い出して、一人に絞って欲しかったなぁと思っています。ちなみに妻、ゼニスがミリス教徒です。

ハーレム展開、両手に花というのが男の夢というか理想みたいのは分からなくはないものの、納得できる見せ方をして欲しいところです。

主人公が気持ち悪いのと結局ハーレムだもんな
結婚した主人公が、父親死んで落ち込んでる所に元カキタレから慰めセックスして元気取り戻すとことかまじできもい 精神年齢40のじじいが見た目小中学生に興奮してるってだけでキモいのに

http://blog.livedoor.jp/isaacalwin1219/lite/archives/26511726/comments/2839258/

ラノア大学編は、面白さが停滞する

ラノア大学は序盤からロキシーによって、その存在が明かされ、やがて主人公が、ラノア大学を目指すことは、かなり早い段階から示唆されていました。しかし、原作では、ルーデウスは1人で危険な任務をこなせて、ラノア魔法大学でも稀代の天才、フィッツ(シルフィー)を圧倒してしまう強さ、いわゆる俺TUEEEE状態なので、そもそもラノア魔法大学に行く必要性がないのです。おまけに特待生で、授業を受けなくても良いことになっています。

芸能人が大学知名度向上のために推薦入学を経て、在籍するような感じで描かれています。

ヒトガミの助言に従いラノアに入学し、結果としてシルフィーと再会を果たし、EDが完治します。でもそれ、大学じゃなくてもいいよね?と感じてしまいます。この巻がアニメ化されるのは、ずっと先だと思いますが、冒険者として、偏った知識だけで乗り切っていたけれども、ルーデウスが魔術のレベルを向上させるのに役立つ授業などを描いて欲しいなと思います。交友関係以外も描いてくれたらいいかなと思います。

2回目のオルステッドとの対戦のアクションシーンを膨らませるために、そこで使う技の数々を、魔法大学で習得するなんてのもいいかもしれません。

ラノア大学編のあと、甲龍王に直接、召喚術の教えを請う展開が描かれますが、魔術を習うための場所なのですから、ロキシー以外の第2の師の存在をラノア大学編で描いて欲しいところです。女性は既存キャラだけでお腹いっぱいなので、男性キャラがいいかな?

そろそろ厳しい。大いに厳しい。
人によっては低評価を下すであろう学園編。
ここから序盤~魔大陸編までの輝きは取り戻せるのか?
たぶん厳しいと思います。

Amazonのレビュー

どうでもいいキャラが中途半端に描写されることが増える

ラノア大学編は新キャラが増え、そのキャラクターの説明に結構な分量が割かれています。魔王、獣人族の王女や、ザノバとジュリエット、アリエルなど。ただし、そのキャラがルーデウスの冒険から見て、そんなに重要なのかなと疑問に思うことが多いです。散らばっている印象があるので、もう少し整理されてもいいのかなと思います。

妹との関わり合いの描写が過剰

巻を経るごとに増えるのが、妹との関わり合いの描写です。家族なので、同じ屋根の下で暮らす、それ自体には違和感はないものの、妹と水浴びをしたり、ルーデウスの腕枕で一緒に寝たり、剣術を教えたり、妹の貞操を心配したりとどうでもいい描写がかなり冗長だなと感じました。

ラノベに妹あり。テンプレート的なキャラ配置なのかもしれませんが.....。中盤から、冒険が進まず、妹と嫁のイチャイチャぶりを書き連ねた日常編のパートが増えます。無職転生は、魔大陸や転移迷宮編の謎解きや最奥での死闘は面白い分、もったいないなと感じます。

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