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輝く舞台の片隅から

自分が喋るのを、聞くのがしんどい問題、

をなんとかするためにスタートした、トークコンテンツの発信。

自分の声をそのまま晒すしんどさに、早速やられそうだなと思っていたところ、

アプリ内でBGMを重ねて発信できるプラットフォームがあったので、早速登録。

今後は、stand.fmで収録することにした。

「地声そのまま晒すのしんどい〜。BGMつけたいけど、編集めんどい〜」

「はい!それございますよ!奥さま!」

ほんとすごいよね。

いまやアプリも家電量販店並に、なんでもある世界だ。

そして、そんな世界の上で、才能あるものたちによって、みんなが欲しいコンテンツが日々作られている。

そうして成り立っている舞台の端に乗っかって、こっそり弱点克服にいそしんだって、誰も追い出したりしない。

すばらしい世界だ。

苦手なことを、苦手なまま、挑戦できる。

noteもそうだけど、これってインターネットの発信プラットフォームのすごいところだよね。

どんなに小さな趣味のサークルでも、インターネットじゃなかったら、最初の発表会から顔の見えるお客さんの前で、得意な人と並びながら発表しなきゃいけない。

だからこそ、伸びるのかもしれないけど、どんなに自分なりのベストを尽くせても、やり切った満足感で、劣等感を塗り潰せる自信はない。

想像するだけで、一歩踏み出す気になんて、なれない。

でも、ウェブプラットフォームなら、リスナーゼロ、読者ゼロからはじめられる。

それって、実はすごく、画期的ですてきなことだと、あらためて思う。

この毎日投稿は、投稿日の平均インプレッションは15程度。

もしこれが毎日勢いで書いた文章を15人に配って読んでもらうなんてきっとプレッシャーが大きすぎて挫折してしまうだろう。

しかも、その15人が目を通す手前に、もっとたくさんの人が、受け取らずに目の前を過ぎ去っていくのを見なければいけない。

チラシ配り、やったことあるけど、これは本当に堪える。

預かったチラシですら、ブロークンハートするのに、自分の書いた文章を無視されるのを目の前で見るのは、想像するだけで生きている意味が消えていく心地がする。

そんな、厳しい現実を見ないで、書くこと、話すことに集中できるウェブプラットフォームって本当にすごいよね。

感謝しかない。

と、今日も輝く舞台の片隅で、そっと手を合わせる。


自分の書く文章をきっかけに、あらゆる物や事と交換できる道具が動くのって、なんでこんなに感動するのだろう。その数字より、そのこと自体に、心が震えます。