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天才"Chat-GPT"と秀才"Pereplexity"がタッグ!AIに自分が今、「読むべき本」を聞いてみた
今、「読むべき本」ってなんだろう。
本屋やアマゾンのランキング、SNSで話題の本、友達に勧めてもらった本。
いろいろ方法はあるけれど、ひとつ疑問が湧いてきます。
「なぜ、ランキング上位の本を読むのだろう?」
「なぜ、友達に勧めてもらった本を読むのだろう?」
目次をはさんでいるあいだに、そっと目を閉じて、イメージしてみてください。
その本は、電子書籍でもOKですか?
紙の本なら、まずどこに置きたいですか?
本を読んだ後の未来には、何が見えますか?
誰のための読書
さて、イメージできたでしょうか。
ランキングで上位だった本、友達に勧められた本。
読み終わったあとの未来の景色。
これはわたしの場合ですが、
それは、「読んだよ!」ということを、誰かに伝えている未来でした。
友達に、SNSに、あるいはnoteの記事にして。
「読んだ自分」を表現している。
その風景に写っている自分が、どんな自分だったかというと、
それは今日のわたしと特に変わらない自分。
でも、あれ…?
本って、読むといろんなことに気づいて、いろんなことが頭に浮かんで、自分も思いついたことを書きたくなって…
そうそう、本って、自分を変えるもの。
それが楽しくて、きっと本に夢中になったのに、いつのまにか「その本を読んでいる自分」になるための、道具として本を選んでいる。
流行りを押さえて仕事で生かすためっていうのも道具という点では一緒。
まあ、どんな意図で選ぼうとも、それなりに自分を変えてくれるものではあるんだけど、ちょっとドキっとしたのでした。
最も「わたし」が読むべき本はどこにある?
じゃあ、もっと自分をハッとさせてくれる、その視点が欲しかった!って、思える本をみつけるには、どうしたらいいんだろう。
今の自分の理解している世界から遠すぎず(難しすぎず)、それでいて自分の盲点を教えてくれるような本。
それって、まず「自分がどんな考え方なのか」がわからないと、そもそもどのジャンルの扉を叩いていいのかわからない。
自分が知らないものを知るためには、自分を知らなければいけない。
いろんな思想の論客や歴史を網羅していれば、自分の思想はこれに近いよね〜って、指摘できると思うけど、残念ながらそのような知識はない。
読むべき本を探すために、世界中の思想家の思想を全部調べてたら、日が暮れるどころか命が終わりそう。
…って、それ、今なら聞ける相手がいる!
そう、もはや新しさを感じる時期が終わり、生活の一部にもなりつつある、言語生成AIです。
なかでも、Chat-GPTは人間のどんなつたない言葉も、あたたかく迎えてくれる頼もしい存在。
さっそく、お願いしてみましょう。
自分の思想は、誰に似てる?
いきなり自分の思想を、なんの飾りもつけずに生身の人間に投げつけるのは、はずかしい。
賢い人「(その話、千年前にやり尽くされてるしw)へ〜、そう」
なんて、遠い目で相槌打たれたら、散弾銃で撃たれたようなショックで倒れてしまいそう。
でも、職業倫理をきっちりまもってくれるAIなら、心配ご無用。一応、本人は感情は持たないと言っているので、冷笑したりしないはずです。
というわけで、投げつけてみました。
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すると…
![](https://assets.st-note.com/img/1683782297568-rDrYjfQdZR.png?width=1200)
でも、Chat-GPTらしく(失礼)、間違えてるかもしれないから!
(ちなみに、どの人も知らない…)
カットしてますが、内容を把握しているか確認するために、一旦要約してもらっています。
でも、これは「読むべき本」ではありません。
もちろん、読んでもいいんだけど、自分と同じ考えの本を読んで、「やっぱり正しかったんだ〜!」なんて盛り上がってもしょうがない。
わたしが読みたいのは、盲点を指摘してくれる本。
そう、この思想に反論するであろう理論と本を教えてもらうのです…!
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自分と真逆である可能性を示唆しているだけに、
本は怖そう、難しそう…!
自分の手にも届きそうなところに引っ張っていく
はい。
自分が最も苦手そうな、難しそうな本がずらりと出てきました。
さすがに、いきなり手に取るのは難しそうです。
ここで、「(きっと)読める、…読めるぞ!」という本が出てきた方は、おめでとうございます!
あとは財布を持って、街へおでかけください。
わたしの場合は難易度高すぎ感があったので、この件は、ここで直接AIに批判してもらうことで一旦通り過ぎることにしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1683782848029-rddh31KsOs.png?width=1200)
と一人一人になりきってもらうと、
より楽しそうです。
そして、しばらくこの反論をスタートに、さらに自分の思想を文字にしていきます。
結局自分はどうしたいのか。どんなことを目指しているのか。
わたしの場合は、自分の考えは理想的すぎて現在の社会では、それを目指して実践すること自体が特権的で、そのアピールは弱者にはマウンティング行為に見えて、むしろ分断につながるかも…という話をつらつら…。
そんなグチに近い内容にも嫌な顔ひとつせず、インプットしてくれたので、
今度は、実践につながりそうな理論や本を聞いてみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1683782926804-2KxAJsEzZB.png?width=1200)
これなら手に取れそう…!
今度はちょっとは親しみが感じられる結果に。
さあ、ここでもゴールできる人が出てきそうですね。
読みたくなる本に出会えた方、おめでとうございます!
発行年を絞ることで、読みやすい本に辿り着ける
さて、これらの理論の本を読むことも魅力的ですが、わたしの場合は、自分がすでに思っていることを美しく賢い言葉で表現してくれているような予感がありました。
そのため、目的としている「盲点を指摘してくれる本」という条件には少し弱い気がしたので、読みやすさと入手しやすさを期待して、
発行年を絞って、わたしの考えの「穴を埋める本」を聞いてみることに。
![](https://assets.st-note.com/img/1683783327924-nBCOKvCCnM.png?width=1200)
体系化していない考えを理論とか、
無意識にイキってしまっている。
でも、この穴の前の2文字をモザイクにしたら、
もっとはずかしいことになってしまうので、諦めてさらします。
4冊ほど、紹介されました。
が、
どういうわけか、探しても、本が、みつからないのです…。
Chat-GPTは巧妙に嘘を混ぜる
なんと、4冊のうち2冊は、捏造でした。
しかも、Margaret Dauler Wilsonさんは、いるのに詳細を聞いてもそのような人物の情報はないと言われ、
3冊目のEric Liuさんは、いるとはいうものの、そんな本はないとのこと。
![](https://assets.st-note.com/img/1683784158627-0bl92f4Pu5.png?width=1200)
なぜか、聞いていないのに捏造を白状するのが人情をさそう…
それも、計算でしょうか?
いるのにいない、というのは、さすがにご本人に失礼なので、Wikipediaにいることを伝えると…
![](https://assets.st-note.com/img/1683784632712-dRNvThkHuJ.png?width=1200)
この手の質問は、別のAIが良さそう
概要以上の情報は難しそうなものの、著者としては拾っておきたかったので、別のAIに聞いてみることにしました。
困ったら、真面目一筋Perplexityに頼もう
引用による正確な情報を教えてくれるAI、と言えば…Perplexity !
![](https://assets.st-note.com/img/1683784793654-m2FjjjwITo.png?width=1200)
人間相手には、許されざる雑な言葉遣い。
ふたつ目の質問は、サジェスチョンされたリストから選択したので、私は書いていません。
引用元とセットで情報を引き出してくれ、2問目以降はおすすめの質問も作ってくれるので、自分の思想が何に似ているのかのキーワードが引き出せたら、そこから先はPerplexityのほうがいいのかもしれません。
で、Chat-GPTでは辿り着けなかった、彼女の最も重要な著作はこちら。
"Descartes"
![](https://assets.st-note.com/img/1683785086883-aJGqyNjluT.png?width=1200)
…見ればわかりますね。
ちなみに、このサイトは普通に日本語でも使えることを、このあと思い出しました。
「デカルト」
コギト・エルゴ・スムしか思い出せないし…テーマがデカすぎる…!
英語じゃ絶対読めないな…。
ということで、せっかくなので見どころ聞いて去りました。
Chat-GPTが嘘をつき始めたら、Perplexityに駆け込む。
なんなら、最初っからChat-GPTが出したリストを、ここに投げ込んであるかないか、聞いてもよかったのかも。
Chat-GPTは悪党じゃなく、ピュアな天然
というわけで、帰ってきましたChat-GPT。
1冊目は、ちゃんと読んではいないけれど、なんとなく主張は知っている本でした。なのでスルー。
残った4冊目に上がっていたのが、この本。
そのタイトルは、「BLIND SPOT」って…
まんま、じゃん!!
AIには一度も「盲点」という言葉は伝えていない(穴とは言った)のに、まさかのシンクロニシティ。
この記事、AIと会話しながら書いているので、シナリオじゃありません。
いやあ、びっくり。
悪気はない、お役に立てる自分でいたい、ピュアな心で嘘をつくChat-GPT。
そのピュアさは、奇跡を引き起こすのですね…!
日本語訳ないのが残念だけど、ここまで奇跡見せられたら、ゴールするしかなさそうです。
天才気質のChat-GPT、真面目な秀才Perplexity
最後におまけで、反省を含めて双方を生かした最適な本探しのプロセスを考えましょう。
Chat-GPTはわからなくても、とりあえず話をつないで前に進めてくれる、
Perplexityは、わからなければ答えない。
わたしの考えの要約から本選びをしてもらおうとしたら、Perplexityは「ない」といいつつも、一冊教えてくれました。
ないといいつつも、教えてくれるひと匙のやさしさにキュンときます。
![](https://assets.st-note.com/img/1683787621762-Esj09RvmZU.png?width=1200)
さらっと書くのがPerplexityのドライなやさしさ
『開かれた社会とその敵』
これは著者も実在するし、もちろん本もバッチリ存在。
ポパーはわたしが実際に関心を持って学んでいる理論のルーツにあたるフランクフルト学派の論敵。
わたしの盲点をついている可能性は、極めて高いと思われます。
一巻目から上下分冊とか、気が遠くなりますが、(一生積読にならない程度に)押さえておきたい一冊であることは理解しました。
まずは図書館で借りて、Youtubeの超約から入ろうと思います。
一方、Chat-GPTは、それが的を得ているか、そもそも存在しているか不明であっても、とりあえずいろいろ答えてくれました。
ランダムに毛が生えたようなものかもしれませんが、電気信号でつながる「縁」はけっこうワクワクします。
Perplexityが王道なら、こっちは邪道。
あるいは秀才と天才。あるいは、父性と母性…。
なにはともあれ、シンクロニシティというミラクルは、多分Perplexityにはできないでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1683787802921-pp0lKdDhet.png?width=1200)
いかがだったでしょうか?
ふたつの個性豊かなAIを使って、ぜひ道具的でない読書のための本を選んでみてください。
しかしまあ、まだまだ積読があるのに、どうしてあたらしい本を、読みたくなってしまうのは…
「いったいわたしのなにが、その気持ちを引き起こすのでしょうか?」
ねえ…。
※ トップ画はLeonardo.AIで生成したものです
プロンプト:Two philosophers are arguing over which AI is more useful, computer in hand.
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