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噂話で進化した私たち:サピエンスの進化

あなたは、かつて古代の地球で、
人類皆殺し事件が
起こったことを知っていますか?

これは、
私たち
ホモサピエンスが
他の種族を絶滅させた
過去なのです。

ホモ属は
200万年ほど前から
地球上に
生存していました。

その中で私たち
ホモサピエンスは
約20万年前に
他の種族を壊滅させ、

地球上で
生き残ることに
成功しました。

これは、
私たちがどのようにして
今日の地位に
至ったのかを
考える上で
重要な一歩です。

今日は私たちを
地球上に住む
イチ動物の
視点で見ていこうと
思います。

私たちホモサピエンスが、
なぜ、噂話をするのか?

なぜ、
社会生活をして、
人に嫌われないように
したいと思うのかが
分かるように
なります。

さっそく、
私たちの祖先の謎を、
紐解いていきましょう。

ホモサピエンスとは

ホモ・サピエンスとは、
現代の人間の学名です。

人類の一員であり、
現在の地球上で
唯一生存している
ヒト属の種です。

ホモ属とは
私たちを含む

ホモ・サピエンス
ホモ・ハビリス
ホモ・エレクト
ホモ・ネアンデルターレンシス
ホモ・フローレシエンシス
などなど、
その他
ホモ属のことを
表します。

例えば、犬にも
いろんな犬種が
あるように
人間にも
いろんなホモ属が
いたのです。

その種類は
大きかったり、
背が高かったり、
背が低かったり
いろんな特徴の
ホモ属がいました。

さらに
それぞれのホモ属は
火を使えていました。

中には、
頭が良くて、
俊敏で、
力もあって、
大きいホモ属も
いたのです。

これは、
最強に思えます。

なのに、
なぜ彼らは、
ホモ・サピエンスに
負けてしまったの
でしょうか?

実は、
その違いは
「言葉」の使い方
だったのです。

さっそく詳しく
見ていきましょう。

ホモ・サピエンスの生活

ホモ・サピエンス(私たち)は
200万年間、
毎日だらだらと過ごし
毎日何もしない
グータラ生活を
していました。

地球上では
あまり目立たない
キャラだったのです。

特徴

250年前
ホモ属(私たち含む)の
大きな特徴としては、
火がつかえたことが
あげられます。

これは皆さん
聞いたことが
あると思います。

ただ、
火がつかえたのは
ホモ・サピエンスだけではなく
他のホモ種族も使えた
ということ。

犬でいうと、
柴犬もプードルも
ダックスフンドも
お手ができた
みたいなものです。

みんな使えたのです。

さらに
他の動物より
脳が大きいことも
特徴的でした。

脳が大きいゆえに

出産するときに
骨盤は大きくないと
いけません。

そうすると
出産が大変になります。

それゆえに
ホモ属の子供は
生まれてすぐには
立てないなど
未熟な状態で
生まれてきます。

そうすると、
母親は
子供が成長するまで
子供の世話を
しなければいけません。

成長するまでは
多くの時間を
子供を育てることに
使わざる負えません。

しかし、
子供の世話を
している時に
危険が迫ってきたら
大変です。

1人では
種の存続が
難しくなるのです。

これにより
社会性が強い種族に
なりました。

オスはメスが動けない間、
狩りをしたり、
守ったり
種が存続できるように
ケアをしていきます。

そして、
他の人とも
連携したりと
さらに
複雑な社会機構に
なっていきました。

日常的に火を使う

さらに、
80万年前から
日常的に火を使うという
大きな変化が
あらわたのです。

それまでは、
木の実などの、
消化の悪い食べ物を
食べていたので
ホモ属の「腸」は
消化するために
とても長かったのです。

ちなみに
チンパンジーは
今でも一日中
ダラダラとしているように
見えますが
食に火を使わないため
いまだに消化が遅く
1日5時間ほど噛まないと
いけないからなのです。


食の変化

それでも、
ホモ・サピエンスは
1日のうち

  • 狩りや採取:5時間

  • 咀嚼(そしゃく)と消化:5時間

  • 睡眠:10時間

と、やはり、
多くの時間は
「食べること」と「消化」に
費やしていたのです。

そして、
脳と大腸における
エネルギー消費は
莫大なものです。

それゆえ、
ダラダラと
過ごすしか
出来なかったのです。

しかし、
火を使うことで
今まで、
食べらることが
出来なかったものも
食べられるように
なりました。

例えていうなら
「かたい木の実」や
「栗」のような感じのもの
さらに
高カロリーの物が
食べられるように
なったのです。

腸の長さの変化

さらに、
火を使えることで
食べ物に寄生虫等が
いなくなる利点も
ありました。

そして、
食べ物に火を使うと
腸の消化を助けるので
腸の長さが
不要になります。

そのため、
ホモ属の腸は
短くなって
いっていき、
咀嚼や、消化にかけていた
時間の分、行動時間が
できてきたのです

移動距離の拡大

火を使うことは
腸の消化を
助けるだけではなく、

野山を焼き払い
道を作れることにより
ショートカットが
できるようになり
広範囲の移動が
可能となりました。

動物の危険からの回避

さらに、動物を
追い払えるように
なりました。

武器と防具と
土地と時間を
すべて手に
入れられたのです。

言語での意思疎通

火を使うことで
発展した、ホモ属ですが
火を使っていたのは
ホモ・サピエンスだけでは
ありませんでした。

実は、どのホモ属も
火を使い、
共通の言語を
使っていたのです。

では、
優秀で俊敏で
身体も大きな
ホモ属がいた中で
なぜ、私たち
ホモサピエンスは
生き残ったの
でしょうか?

言葉の変化

それは、
言葉の使い方に
ありました。

例えば
あるサルの集団は
細かな言語が
わかるそうです。

そのサルの群れに
サルの共通言語(鳴き方)で
「気をつけろライオンだ」と、
聞かせると一斉に
「木に登り」、
「きおつけろ鷲だ!」とうい
録音を流すと
一斉に「上を見る」ことが
わかっています。

ホモ・サピエンスの進化

ここからが
ホモ・サピエンスの
進化でした。

ある時、
ホモサピエンスの
脳内の配線が変わり
言語の使い方が
ガラッと変わったのです。

サルや、
他のホモ属との違いは、
ライオンが去った後

  • 大丈夫だ。ライオンはもう居ない。

  • あいつはライオンを倒した(噂ばなし)

  • 俺はライオンを倒した(嘘)

  • 我々の守護神はライオンだ(虚構)

  • ライオンは今どこにいるだろか?(推測)

というような、
嘘や、作り話、虚構を
使えるように
発展しました。

噂話が人類を発展させた

「彼はライオンを
倒したらしい」
という噂話は、
強いもの、
頼りになるもの、
リーダーを決める
要素にもなります。

歴史を振り返ると
ホモ・サピエンスが
生まれてから現代まで
ほとんどの会話は
噂話なのだそうです。

実は、人類を
人間足らしめているのは
噂話だったのです。

虚構が集団を可能にした

さらに、「ライオンは
我が一族の守護神だ」
とういうのは「虚構」ですが、

この言葉の使い方が
大きな集団を可能にし
ホモ・サピエンスを
生き残らせたのです。

ダンバー数

意思統一ができる集団は
150頭と言われています。
チンパンジーやサルなどは

100頭を超えると
殺し合いが起こったり、
意思疎通ができなくなり

自然発生的に
別れて別の集団を作る
ようになります。

これを
「ダンバー数」と言います。
しかし
「ライオンは我々の守護神だ」
と言う虚構のもとに
ホモ・サピエンスは
150頭を超える
大きな集団を作れるように
なったのです。

そうすることによって
村ができるように
なりました。

さらには、
例えば、現代でも

  • 日本人

  • 地球

のどの意識での
大きな集団が可能に
なっているのです。

人類皆殺し事件

ホモサピエンスは
臭いに敏感で
自分たちと違う
種族を極端に
嫌う傾向がありました。

ホモ・サピエンスの脳に
他の種族を排除せよ
という信号が
送られたのでしょう。

そして、
言葉による変化によって
「ライオンが守護神の
我々が負けるはずがない」など
力を信じて戦うことが
できるようになったのです。

しかし、
150頭以内で知り合いしか
信じれない集団である、
他のホモの種族は
負けてしまったのです。

こうして、
噂話と虚構で
地球最強種になった
ホモ・サピエンス。

以降人類は
ホモサピエンスしか
いなくなったのです。

以上、
噂話で進化した私たち
サピエンスの進化
でした。

まとめ

種の存続には
社会性が強い集団を形成し、
噂話が必要だった
ことが分かりました。

噂話は、
人類が生き抜いた
武器であり、
噂話があったからこそ
人類が進化してきた
背景がありました。

まとめると

  • 脳が大きい

  • 骨盤が大きい

  • 子供が未熟

  • 火を使う
    (消化時間の短縮・武器の調達・開墾)

  • 言葉の使い方が変わる

  • 大きな集団が可能

  • 人類最強になった

というようなことになります。

このホモ・サピエンスの
進化と存続に大切だった
噂話と集団形成についても
改めて深堀の内容を
書いていきたいと
思います。

噂話が人類の進化には
必要だったのですね。

現代の風の時代
良い噂話で、
明るい未来を
作れるといいですね。

人は気づけば
いつからでも変われます。

あなただけじゃない。
あなた一人じゃない。

知識は人生の
盾であり矛である。

あなたの歩いた道が
幸せの道でありますように。

ではまたっ。

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